HISAKOブログ

生後1ヶ月児だって風邪をひく!

生後1ヶ月赤ちゃん風邪

5歳と生後1ヶ月、2児のママから
電話がかかってきました。

「HISAKOさん〜!
赤ちゃんが38℃の熱なんです。
おっぱい飲んでも、オエっとなって吐いてしまって・・・
母乳で育ててるのに、赤ちゃん風邪ひくなんて!
免疫があるはずなのに風邪引かせてしまいました・・・
受診したほうがいいでしょうか?」

キターーーーーーッッッッ
2人目の宿命!!!(T ^ T)

赤ちゃんはおなかにいた時に
胎盤を通してママの免疫をもらっています。
さらにおっぱいを飲むことで、
母乳に含まれる免疫機能を高める成分によって
一般的には生後6カ月ころまでは風邪などの
感染症にはあまりかかることはありません。

でも、

『生後半年までの赤ちゃんは風邪はひかない』

残念ながらそれはウソ〜。

生後1ヶ月の赤ちゃんでも、新生児でも、
母乳、ミルク、関係なく
風邪をひくことはあります。
「かかりにくい」というだけのことなんです。

風邪ウイルスは、地球上に何百種類もあります。
出産前にママが、そのすべてのウイルスに感染して
抗体を作っておくことは
どう考えても不可能ですよね。

感染したことのない風邪ウイルスの免疫は
当然ながらママは持ち合わせていません。
持っていない免疫は、
赤ちゃんにもおすそ分けできるわけないですね。

また、ウイルスは生きているので、
ずっと同じタイプで一定しているわけではなく、
型をちょっとずつ変えて免疫機能をすりぬけようとします。
ウイルスも賢い!
その新しいタイプの免疫には、
さすがのママも対処しきれません。

もちろん、どんなに小さくても人間には
抵抗力、自然治癒力、免疫力があります。
ただ、子宮という完全無菌室から出てきて
ほんの1ヶ月の赤ちゃんですから
ほとんど足りないと思って無難かもしれません。

わたしの7番目の子どもは
生後2ヶ月のときに熱を出して入院しました。

上の子たちが絶賛風邪ッぴき!
鼻水のついた手で赤ちゃんに触る。
赤ちゃんの顔の前で「ヘェ〜ックション!」
盛大にクシャミする。

イヤ〜な予感はしていたけれど、
あーーー
やっぱりか。

ただの風邪でも、生後3ヶ月までの赤ちゃんの場合、
熱を出すとそのまま急激に悪化することがあるので
念のため入院になることが珍しくありません。

第1子だと、比較的守られた環境にいるので
赤ちゃん時代に病気にかかりにくいのは事実ですが、
第2子以降にもなれば
にいちゃん、ねえちゃんが
いろんなウイルスやら細菌をお持ち帰りしてくれます。
だからって、きょうだい隔離するわけにもいかないし、
こればっかりはもう避けようがありませんよね。

わたしたち生きものは、
ウイルスや細菌とともに共存しています。
だから、
「赤ちゃんに風邪を引かせてしまった!!
わたしのせいだ!」

と、ママが自分を責めることはありませんよ。

さて、
赤ちゃんの風邪の症状、受診のタイミングは
どんなときでしょうか。

—熱が38,3℃を超えているとき—-
赤ちゃんは体温調節が下手なので、
着せすぎでも38℃ぐらいの熱が出ることがあります。
以下の症状がなければ
洋服を調節して、30分ぐらいしてから
もう一度体温チェックをしてみましょう。

ちなみに、毎日検温する必要はありません。
ママは赤ちゃんを頻繁に抱っこしているので、
自らの腕が赤ちゃんの適正な温度を覚えているはず。

熱があれば抱いた瞬間に気づきます。
おっぱいを含ませた途端に気づきます。
普段より、明らかに「熱い」と直感するはずです。

変だと思ったその時点で、検温すればOK。
神経質にマニュアル通りの毎日の検温は、
数字で育児をしてしまう原因になり、
赤ちゃんそのものを観察する直観力が働かなくなるので
避けたほうがいいと思います。

—濃い黄色や緑がかった目やに—
寝起きに目やにがついているのは問題ありません。
起きている時間にも絶えず出ているときは
要注意です。

—鼻水—
透明でなく黄色っぽいときや緑がかっているような、
色のついた鼻水が頻繁に出るときや、
何度も鼻づまりを起こして
おっぱい、ミルクがうまく飲めない状態のとき。

—嘔吐—
飲んだおっぱい、ミルクのほとんどを
毎回吐いてしまう場合や、
吐くときにえづくなど、苦しそうにしているとき。

—下痢—
水っぽいうんちは赤ちゃんならあたりまえですが、
噴射状の下痢が飲むたび、1日に10回以上も出るとき。

—咳—
ヒューヒュー音がしていたり
呼吸のたびに胸の中央がペコンとへこむようなときは
気管支炎を起こしている可能性があります。
コンコン乾いた咳が、ときどき出る程度なら
様子をみて大丈夫です。

寒い時期は、慌てて小児科に連れていって
ほかの病気をもらって帰ってくるのが嫌だ・・・と
二の足を踏んでしまうこともあるかもしれません。

軽い症状の場合は、充分に水分補給をして休ませるだけで
自然に治っていくので大丈夫です。

おっぱい、ミルクを
飲めるのか。
飲めないのか。

これも大事なポイントです。
小さな身体、飲めないとあっという間に
脱水を起こしてしまいます。

いろいろ書きましたが、
最終的にはママの直感が一番正しかったりします。

どうしよう、どうしようと
迷うぐらいなら、
「なんか変ー!」と思った時点で
受診してしまいましょう。

最後にくれぐれも、
赤ちゃんが風邪をひいたのは、
ママのせいではないですからね。
自分を責めないでくださいね!

冒頭の赤ちゃんは案の定、入院でした。
上の子もいるのに、
24時間つきそいは、家族みんなにとって
たいへんなことだと思います。

でも、みんなこうやって
ちょっとずつ免疫をつけて
大人になっていくんだよー。

がんばろうね、ママ!

 

 

 

 

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