HISAKOブログ

妊娠6ヶ月・産前おっぱいケア開始!

妊娠6ヶ月産前おっぱいケア開始
最近、妊娠9ヶ月や臨月、
出産直前になって、
産前おっぱいケアに来られる人が多いです。

過去に、母乳で育てることを経験している
経産婦さんなど、柔らかく伸びのいいおっぱいなら
臨月からのケアでも間に合うのですが、

陥没、扁平乳頭、
乳管の奥がガチガチに硬いおっぱいの場合
出産直前からのケア開始では
赤ちゃん誕生までにいくらがんばっても
飲みやすいおっぱいの状態まで
持っていってあげることができません。

準備期間として、
時間的にまったく足りなくて
「あ〜〜〜〜ごめんなさいっ!」
って、なります。(T ^ T)

今日も、
妊娠37wの陥没乳頭の妊婦さんが
来院されました。

妊娠中に来てくれただけよかったですが、
それでも、今の状態で授乳開始したならば
確実に赤ちゃんは舌で乳頭・乳輪を巻き込むことは
できないし、滑って浅吸いになり、
乳頭は傷だらけ。
血がにじみ、激痛の授乳。

赤ちゃんは、口腔内を真空にできないことで
空気をいっぱい飲み込んで
おなかがパンパンになり苦しそうにギャン泣きする
だろうことも容易に想像できました。

うまく吸わせられないから保護器に頼り、
うまく飲めないから哺乳瓶に頼り・・・

直母確立までの長い道のり、いばらの道は
目に見えていました・・・。

もっと早い段階、
若い妊娠週数からばぶばぶに来てくれていたら
今頃は準備万端でお産を待っていただろうに・・・

と思うと
悔しくてなりませんでした。

彼女いわく、

「おなかが張るのがこわくて
おっぱいケアができなかった」

と。

妊娠中のおっぱいケアの是非。
産院によって方針はいろいろです。

「基本的に妊娠中は何もしなくていいですよ」

「おっぱを触ると子宮が収縮して切迫早産を誘発するので
うちの産院では臨月になるまでは薦めません」

そう指導されている産院も多いです。

ばぶばぶでは、出産後間もなく
乳輪・乳頭をズタボロにして
パンパンに張ったおっぱいで
「痛いよ〜助けてー」と
来院されるママが後を絶ちません。

吸わせると赤ちゃんがすぐにウトウトして
体重がなかなか増えず
不安になって来院されるママも多いです。

診せてもらうと、
彼女たちのおっぱいに共通するのは
乳輪.乳頭が化石みたいに固くて
乳腺のあちこちが開通していません。
下地作りがまるでできていないんですね。

準備体操なしにいきなり走ったら
捻挫したり転んだり危険だけど
ある程度身体を慣らしてから走れば
しなやかに走ることができますね。

おっぱいも同じなんです。
妊娠中から意識して気遣って準備運動をしておいてあげないと
産後いきなり授乳開始したら
トラブルになってしまう可能性があるんです。

赤ちゃんは最初から上手におっぱいを飲めるわけではありません。
お産の状況、生まれたときの妊娠週数、性別などによって
眠りこけてばかりでさっぱりおっぱいに興味がない子、
固いおっぱいは飲みにくいからイヤやねん、と、真面目に飲まない子、
意欲はあるんだけどうまく飲めない子もいます。

彼らはまだまだ体力がないですから、
カチカチに固いおっぱいを差し出されても
効率よく飲めるはずがないんです。

するとどうなるか。

固いおっぱいをむりやり舌で巻き込んで真空状態を作ろうとするの
乳頭がよじれて潰され、傷だらけになるんです。
水泡ができたり、亀裂を起こしたり、ひどい人だと流血。
それをさらに吸わせようとするので
授乳のたびに激痛です!
楽しいはずのおっぱいタイムが恐怖の時間になり、
あまりの痛みに「お産より辛い」っておっしゃるママもいます。

「こんなことになるなんて、
妊娠中に聞いてないよっっ!」

そうですね。ゞ( ̄∇ ̄;)

あまり詳しい指導がなされていないのが現状だと思います。
ママたちが怒るのも無理はないです。

妊娠中からおっぱいケアをしておかないと、
乳腺が開通していないので、おっぱいの奥(基底部)に
血液が溜まりすぎて循環が悪くなり、癒着。
張るのにあまり出なかったり、
飲ませても量につながらないおっぱいは、
さらに固くカチンコチンに悪循環になってしまいます。

そもそも、

お産がゴールになってしまってはいけないんですよ。

「おっぱいのことは産後に考えよう。
今はそこまで考える余裕はないから」

気楽に考えている妊婦さんも多いかと思いますが、
赤ちゃんの衣類を用意したり、赤ちゃんのお部屋を整えて
新しい家族を迎える準備をするのと同じように、
おっぱいも準備をしておいて欲しいんです!

赤ちゃんを迎える準備は、
「環境」「物品」
だけじゃアカンのです。
赤ちゃんの命綱は、なんといってもおっぱいなんですから、
「食事」の準備はちゃんとしておいてあげてください。
それって、ママの責任だと思いますよ。

何に置いても、最優先事項として、妊娠中のおっぱいケアは
絶対にしておいて欲しい〜!

と、ばぶばぶに半泣きで来院されるママたちを診ていて
痛感している次第でございます。

産後すぐからフワフワに柔らかく、
よく伸びる乳輪・乳頭なら、
体力のない赤ちゃんでも効率よく舌を巻き付けて
消費するエネルギーも最小限にうまく飲むことができます。

乳頭損傷を起こすリスクも劇的に減り、
おっぱいタイムがママにとって
癒しの時間になります。

スムーズな授乳生活の始まりのために、
妊娠6ヶ月ぐらいになったら
まず助産師さんにおっぱいを診てもらってください。
そして必要があれば、
早めにケアを開始しましょう!

順調な妊娠経過であれば
おっぱいを触ることによる子宮収縮で
早産を引き起こすことはないということが
医学的にわかっています。

出産というドラマのあとに
長く続いていく母乳育児を見据えて
妊婦さんは、正しい判断で動いて欲しいと思います。

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