HISAKOブログ

パパの赤ちゃん返り

2歳と女の子と0歳の男の子のママから
こんな話を聞きました。

下の子が生まれたとき、上の子は2歳5ヶ月でした。
ちまたでうわさの赤ちゃん返り。
うちの子も例外じゃないだろうと、
産後に予測される事態をうまく切り抜けるべく、
上の子の心のケアに重点を置くことを意識し、
気合を入れて第2子を迎えました。

身構えていたわりに、
小さな弟を目の前にしても
上の子は平然としていて
ママの心配は取り越し苦労に終わりました。

しかしこのあと、
予想外の展開が待っていました。

顕著な赤ちゃん返りを見せたのは、
上の子ではなく、パパだったのです!!

もともとは男らしく頼れる旦那さんだったのに、
2人目が生まれた途端、
子どもみたいにわがまま変貌してしまったそうです。

子どもの食事を先に準備したあと、
パパの分をササッと手早く作ったら、
「子どものは手をかけるのに俺のは適当なんや」
と、あからさまに不機嫌に。

家族でバーベキューに行ったとき、
だっこ紐で赤ちゃんを抱っこしたまま
ママは網の上に並んだ食材を
無理な姿勢でひたすら焼いていました。

どう見ても大変そうなのに、
ママ1人に仕事をさせて
なにもせずにふんぞり返って座っているパパ。

「お茶とって」

いやいや・・・
この状況、見りゃわかるだろ。
自分でやれ!!

子どものお皿に焼けたウインナーを取り分けながら、
「パパは自分で好きなの取って」とお願いすると

「自分では遠慮するから取れない。
取ってくれないと食べられない」

なんじゃそりゃぁぁぁ〜!
ダダっ子かぁぁ〜〜〜〜〜っっ!!

じゃあ、お茶もお肉も取ってあげるから
せめて赤ちゃん抱いててよっ!

2歳と0歳。
小さな子どもたちのお世話だけで手一杯のママ。

パパは大人なんだから、
自分のことぐらい自分でして!

っていう主張
ええ、それは紛れもなく正論だと思います。

パパの赤ちゃん返りは、議論になることが少ないようですが、
ばぶばぶでいろんなママの話を聞いていると
案外珍しい現象でもないようです。

授乳していたら
おっぱいを奪われたと思うのか
やたらと断乳をすすめてくる、とか

ただでさえ育児でたいへんな時期に
家事・育児参加どころか
逆に自分のことさえ満足にしなくなった、とか

でっかい子ども(しかもなにかと一番めんどくさい)が
もう1人増えたみたいで、
ほんとに勘弁してほしい・・・と、ため息のママたち。

ひとりの「男性」と「女性」が出会い、
やがて夫婦になると
それぞれ「夫」と「妻」という役割が増えます。

そして子どもが生まれると「パパ」と「ママ」
という役割が上乗せされます。

子どもが1人だったときは、
ママにはまだ余力があって、
自分のことにも目を向けてくれたのに

2人目が生まれたらゆとりゼロになって
子どもたちにかかりっきりになってしまいますよね。
それを、自分のことなど1ミリも眼中になくなったんだと
パパは錯覚し、寂しさを感じます。

ママは育児で忙しいとわかっていながらも
なんだかんだ理由をつけてママの気を引こうとするのは、
いわゆる上の子の赤ちゃん返りとまったく同じ心理が
パパにも働いているからなんです。

家族構成の移り変わりとともに、
ママが世話を焼く相手の優先順位が次々に変わっていく中で、
感情のバランスがうまくとれないと
子どもでも、大人の男性でさえも、
心にポッカリ開いてしまった「寂しさ」という穴を
埋め合わせるために
赤ちゃん返りという行動に出てしまうんですね。

ママの関心をなんとか自分のほうに・・・
だから『かまってオーラ』全開!!
(あ〜ほんとに上の子とまったく同じだ)

しかも、やっかいなことに、
自分が赤ちゃん返りしていることを、
多くのパパが気づいていないんです!!
無意識っていうのが一番悩ましい〜〜〜。

生まれた赤ちゃんは儚くて、
家族の中でも最優先に守らなければいけない存在です。
ママの気持ちが赤ちゃんに向くのは
ごく当たり前のことなんですけどね。
困ったもんです。

わたしは子だくさんですが、
うちの子たち、そしてパパも、
下の子が生まれても
赤ちゃん返りはまったくありませんでした。

これは、おそらく、
家族が多いぶん、1人増えたところで
感情のバランスが崩れないからだと思います。
もともとの人数が多いと少々の家族構成の変化は、
変化として感じないんですね。

2人が3人に増えたら
大きな変化みたいな感じがするけど、

12人が13人に増えたところで
とくになにも変わらない感じがします。

大家族は、家族の人員のひとりひとりが、
家庭の中の自分の立ち位置や
心をコントロールするスキルがすでに磨かれているので
赤ちゃん返りしなくて済むのかもしれません。

家庭は小さな社会です。
その社会を上手に動かしていく政治家は、
パパであり、ママなんです。

パパに赤ちゃん返りの兆候が見られたら、
夫婦だけの時間を作る努力をしてみましょうね。

男性も女性も、感情を持った生きものです。
広い視野での人生観、目先の価値観や倫理観など、
家庭の平和の軸となる感覚のすり合わせは、
夫婦で意識して行っていかなければいけません。

子どものことは、ちょっとこっちに置いといて、
「パパ」と「ママ」ではなく、
「夫」と「妻」でもなく、
ひとりの「男性」と「女性」としてのポジションに戻って
1日10分でいいから、
忙しい、疲れてるを理由にせず
2人で語らう時間を作る努力は、必須ですよ!

男性は、頼られると満たされます。
女性だって、承認欲のかたまりです。

家族構成の変化によって
心のバランスがうまく調整できなくなったパパはきっと、
自分の存在意義を実感できることを求めているのだと
思います。

あくまでひとりの「女性」として、
忙しい日々のなかのほんのわずかな隙間に

ひとりの「男性」であるパパを信頼する気持ち、
尊敬する気持ちを今一度思い出して、
頼ってあげる努力をしてみましょうね。

 

 

 

 

 

 

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