HISAKOブログ

人間はいつでも発情期

hatujyo

その種の遺伝子を未来に伝え、
決して絶えることなく繁殖していくためには
排卵期のタイミングで交尾が行われ
受精する必要があります。

なので、多くの動物には

「今が繁殖に適した時期ですよ」

ということを、
オス、メスの両方にわかりやすくするために
いわゆる「発情期」というものが存在します。

例えばニホンザルの場合は、
発情期のメスは顔とおしりが真っ赤になります。
オスはそれを目印に交尾の相手を見極め
発情していないメスに対しては
まったく興味を示さないそうです。

相手の空気感が読めるニホンザル、
もしかしたら人間より賢いかもしれません!

ほかの動物でも
発情期にはメスの外陰部の充血や腫張、
粘液の排出、放尿、独特のなき声など、
明確なサインを示すことで
それにオスが反応して交尾が行われます。

1年を通していつでも快適な外気温で
食べものも水も豊富で、赤ちゃんが育ちやすい環境が
整っているタイミングばかりなら
そもそも発情期など必要ないのかもしれませんが、
自然環境はそれほど甘くはありません。

野生動物は、厳しい自然の中で生きています。
猛暑や極寒、雨季や乾季など
生きていくのに過酷な時期に出産になったら、
環境適応能力の低い動物の赤ちゃんが
生き残れる確率は限りなく低くなってしまいます。

だから神様は、動物たちに
「発情期」を与えたわけです。
すごい仕組みだなぁと感心します。

それに比べ、わたしたち人間は、
言うならば「1年中いつでも発情期」。

そういうシュチュエーションになり、
気分が盛り上がりさえすれば
いつでもセックスは可能ですよね。

動物の交尾は生殖を目的としてのみ行われますが、
人間の場合は排卵期に関係なく、
妊娠を目的としなくても行われます。

わたしたち人間の祖先も、
むかしむかし、食料の人工的な調節や確保がなく、
サルと同じように木の実を主食にして
行き当たりばったりの樹上生活を送っていた頃には
自然に沿って食料が豊富な時期にあわせた
繁殖行動がとられていたそうです。

ところがある時、
ヒトの祖先は狩りをするようになりました。
それまでの採集生活は、実のならない季節には
物理的に不可能でしたが
狩猟は基本的に季節関係なく行うことができたため、
四季を通して食料調達ができるようになり、
食料事情は大きく変わりました。

それからしばらくしてさらに進化した祖先は
火を使うことを覚えました。
それにより、凍えるような寒さからも
解放されることになりました。

一年を通して安定して
食料を確保できるようになり、
住環境の温度のコントロールもある程度
可能になったことにより、
わたしたち人間は、季節を問わず
いつでも子育てができるようになりました。

そのため発情期が必要なくなり、
過ごしやすい季節限定で出産しなくてもよくなりました。

衣食住をそれなりにコントロールできるということは
厳しい大自然に支配された繁殖サイクルから
解放されるということです。

知能の発達と同時に脳も大きく発達しました。
よって、胎内での発育にも時間がかかります。
だから、ヒトは、他の動物に比べて
妊娠期間が長くプログラミングされました。

大きくなりすぎた頭は、産道を通過することができない上に、
他の動物に襲われるリスクもほとんどない、
地球上の生き物の王者となったため
一度に多くの子を産む必要がなくなりました。

赤ちゃんはほかの動物に比べて
脳の発育、発達に時間が必要なため
かなり未熟な状態で生まれてきます。

牛は馬は生まれてすぐに赤ちゃんは自分の力で
立ち上がり、自力でおっぱいを飲むことができます。
人間の赤ちゃんだと、そのレベルに達するには
生後1年ぐらいはかかります。

王者にはなったけど、
未熟な状態で生まれてくるために、
大昔は、大人になるまでに
命を落とす確率も高かったことでしょう。

子どもを失ってしまった場合、
ふたたび子宝を望んでも
次の発情期まで待たなければならない・・・となると、
繁殖という視点で言えば、かなり不利ですね。

そこで人間は、
発情期というものをなくし、
妊娠できる可能性、その機会を増やそう!
という選択をとったのではないか、と言われています。

多くの動物で発情期があるのはメスです。
メスの発情期にあわせてオスが交尾をするのが一般的です。
つまり、繁殖の相手を受け入れるか受け入れないかの
主導権はメスにあります。

先日、ペットショップに犬猫を見に行ってきました。
生後2ヶ月、3ヶ月のワンちゃんやネコちゃんが
たくさんいましたが、
みんなちゃんと自分の足で歩いて、
自分でお水飲んで、
キャンキャン泣いたりもしないし、
人間の子よりよっぽどお利口さんでした。

うちの4歳児、5歳児が
ようやく同じレベルかなぁ・・・と。

人間の子どもは、それなりに物心ついて
自力でいろんなことができるようになるには
6年ぐらいかかります。

1歳のととちゃんなんて、
たった生後2ヶ月のワンちゃんと比較しても
未熟すぎて比較にもならないぐらいです。

18歳が最近やっと
子離れ、親離れできるようになり、
そこそこは一人前間近かなぁ・・・と思いますが

このように長期の育児期間が必要な人間のママたちは、
子どもが小さいうちは買い物にも満足に行けないし、
後追いやらイヤイヤ期やら、
落ち着いて家事をすることさえ許されませんよね。

これは、生物学的には、
『食料調達もままならない状態』です。

そうするとどうしても
パパの助けが必要となってきます。
こうして、育児はパパ、ママが協力して
行われるようになりました。

生き物としての本能的側面から考えれば、
パパは自らの遺伝子をたくさん残そうと、
どこかに繁殖に出かけてしまうかもしれません。

パパに家事、育児を協力してもらうためには、
ママはパパに愛されなければなりません!
人間的にも、性的にも
魅力的である必要があるわけです。

パパを自分のほうへとつなぎ留めておく最善の方法・・・
それが「いつでも発情できる状態」なのですね。

こうして人間の女性は
特定の発情期をもたず
排卵期以外でもセックスできるようになりました。

人間は動物と違って社会的理性であったり、
「心」がある高等な生きものだから、
こういう動物的な進化論はちょっと
納得いかない気もしないでもないですが(笑)

地球上の生きものの身体っていうのは、
その時代、その環境にうまく順応して
ひとつも無駄がなく機能するよう進化していくのですね。

すごいですよね!

人間だけの特権、
『生殖を目的としない性行動』には、
男女間(ときに同性間の場合もありますね)の
結びつきを強める効果があると言われています。

絆が強まると
子育てや、生きることそのものが輝きを放ち、
楽しく充実したものになります。

人と人との結びつきを強くする
コミュニケーションとしてのセックス。
単なる繁殖行動ではなく、
「心」を満たすセックス。

これこそが、『人』という動物に与えられた
素晴らしい機能ではないかと思います。

現代人はストレスいっぱいの環境のなか
生きているので、
本能的な感覚や身体の機能も乱れがちです。

日ごろからしっかりと体調管理して、
自分自身を大自然の一部として
この地球上に生きている動物本来の本能に耳を傾け、
あなたの内から湧き上がる欲求や
感情の変化に向き合い、対話し、
そしてじっくりと味わい、感動し、

大切な相手と
いつでも発情できるからこそ可能な、
人間らしく、豊かで幸せな絆を
結んでくださいね♪

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