HISAKOブログ

赤ちゃんがほしい理由

baby

 

ばぶばぶには、
さまざまな境遇の方が来院されます。

先日、病気が発覚したママが来院されました。
2人目の妊娠をそろそろ・・・
と考えていた矢先のできごとでした。

幸いなことに手術で問題のある部分だけ切り取って
あとは経過観察でOKのレベルでした。

でも、2人目妊娠希望となると
少々話が違います。

●妊娠を希望しないならこのまま経過観察
●妊娠を希望するなら
その前に腹腔鏡手術で問題が起きた消化管の一部切除

手術を受ければ、排便コントロールが利かなくなって
トイレから出られなくなったり、
食事がうまくできなくなったり、
後遺症として日常生活に支障をきたすことが起こり得ます。

彼女の素直な気持ちとしては
2人目が欲しい・・・

でも、妊娠を諦めるなら
後遺症のリスクのある手術を回避して、
このまま経過観察のみで元気に過ごせるんです。

そうすれば、今、彼女のとなりで
笑っている子どもと毎日たくさん遊んで
いっぱい抱っこしてあげることができます。
心と体のゆとりを持って
子育てにも病気にも向かい合うことができます。

手術→後遺症を抱えながらの妊娠

2人目を望むことは、すなわち
確実に家族への負担を増やすことを意味します。

「こんな状況なのに2人目が欲しいなんて
自分勝手で贅沢ですよね・・・」

目に涙をいっぱい溜めて
複雑な想いを打ち明けてくださったのでした。

どんな状況であったとしても、
赤ちゃんが欲しいという気持ちは
女性としてごく自然なことだとわたしは思います。

例えばわたしは11人も産んだけれど、
ばぶばぶで妊娠報告や出産に関わっていると
無性に羨ましい気持ちがふつふつと湧き上がってきます。

12人目?!
バカじゃないの?

普通に考えたらそうなんだけど、
この気持ちは理屈じゃないんですよね〜。

家族が抱える負担や心労を考えたときに、
彼女に「手術受けて、2人目産みや!!」とは
安易に言えないのだけど、

病気と戦いながら次の妊娠を望む彼女の心を
「ぜいたく」だとか
「自分勝手」だとは思いません。

赤ちゃんが欲しい理由はみんなそれぞれ
いろいろあるでしょう。

大切な人と家族になりたい。
かけがえのない人との愛の証がほしい。

子どもにきょうだいを作ってあげたい

自分の遺伝子を継ぐ味方がほしい

喜びも悲しみもみんなで共有し、
暖かく助け合える家族を増やしたい

でも、ほんとはそれらは所詮、
むりやり考えたこじつけで
それっぽい後づけの理由でしかないような気がします。

心の奥の、軸に潜んでいる想いを
突き詰めて探っていくと、

本当は単純に、

『理由なんかなく、ただ欲しい!!!!』

それ以上でも以下でもなく
シンプルな想いだけが
そこにデーンと居座っているのでは
ないでしょうか。

子孫を残せる能力がわたしたちのカラダに
備わっている以上、
自分でどうこうコントロールできる話じゃないのかも
しれないって思います。
こういうの、本能っていうんでしょうね。

そして、その本能に執着できる粘り強い
生き物だけが、
今この世界に生き残っているのかもしれません。

彼女のように、
手術が妊娠のための絶対条件となれば
自分自身の努力はもちろん、
時間もお金もパパや子ども、両実家、
周囲のかなりの協力が必要になります。

病気克服のこと、家族計画、
彼女の純粋な想いに上乗せされる周りの意見、
判断の材料がたくさん頭の中に入ってきすぎるから
こんがらがってきて、
どんどん焦りだけが大きくなって・・・

余計な焦りはストレスを生み出し、
なんで自分は赤ちゃんがほしいのかさえも
よくわからなくなり、
家族が増える選択をすることが
自分を苦しめる元凶になってしまえば本末転倒です。

世の中には、不妊で悩んでおられる女性も
本当に多いですよね。
好きな人との間に赤ちゃんがほしいっていう気持ちは
あたりまえ。だって、そういうモンだから。

彼女がどんな選択をするかはわかりません。
ガン克服と2人目妊娠。
そう簡単に答えは出なくて当たり前です。

悩んで焦って、
「わたしは自分勝手な人間だ」「ぜいたくだ」
「2人目を望む資格なんかない」
思考の方向性がおかしくなってきたら、

肩の力を一旦抜いて
深呼吸して空を見上げて

単純明快な原点に戻って
自分を責めないでほしいと心から思います。

ーーー赤ちゃんがほしい理由。

1人目でも、5人目でも、12人目でも、
「欲しい」って思う根本に流れる
理由の源流はきっと

「ほしいもんは欲しいんだ~!
だからナンだ!」

それがすべてです。

 

 

 

 

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