HISAKOブログ

(5)『産後うつ』にならないためにママに伝えたいこと 全5回シリーズ

産後まもなくのママたち。

笑顔で話していたのに突如として
何のスイッチが入ったのか
ポロポロの泣きだすような場面に
毎日のように遭遇します。

感覚的には、産後1ヶ月までのママの、
2人に1人が涙ぐむといっても過言じゃないほど
高率な気がします。

妊娠出産が「大仕事」なのは誰もが知ることだけど
実は産後の日々のほうがずっと
「つらい」「苦しい」ことが多く
うつとも隣り合わせの現実を思い知らされます。

ママたちは、
周囲から見れば「とても細かいこと」に悩み、
苦しんでいることも少なくありません。

「わたしはダメなママ」

「みんな余裕で子育てしているのに
なんで自分だけできないんだろう」

そうつぶやいて塞ぎこみ、
罪悪感が頭から離れないと訴える
ママの隣にいる赤ちゃんを見れば
みんなすくすく元気に育っているんです。

わたしは11人産み、子育て歴は20年ですが、
それでも、不安や弱気はしょっちゅうで
子どもの成長、それぞれの個性、
さまざまな壁に頭を打っては、
反省や懺悔、ママとしての自分の力量のなさに
情けなくなることだらけです。

でも、わたしを含め、
人とはそもそも、欠点や問題点、
間違いに満ち溢れた存在だと思うんですよね。

完璧な人間はいないんだけど、
さりとて不完全な人間ばかりの世界で
子育てがあまりにも難しいものだったら、
人類なんかとっくに滅びているだろうと思います。

すでに産後うつを発症してしまったママには
こんな話は絶対しませんが、

今現在、心身ともに
なんとかまだ保てている子育て中の
あなたに伝えておきたいのは、

赤ちゃんは、ママが少々失敗したぐらいで
ダメになるほど弱っちょろい存在ではないということです。

もちろん赤ちゃんは未熟で
1人じゃ何にもできないので、
お世話をしてあげる役割の人はとうぜん
必要なんだけど、

育児書に書いてあるみたいに
完璧にできているかどうかは
赤ちゃんにとってはきっとどうでもいい話です。

基本中の基本のお世話さえできていれば
それ以上は求める必要もありません。
ママは決して、赤ちゃんのすべてには
なり得ないのだから・・・。

妊娠、出産、子育てと
それぞれの背景は事情は違うけれど、
「しんどい」「つらい」と感じたときには
子どもの持つ力を信じてみてくださいね。

赤ちゃんは、自身が生きる力を持って
力強く自分の道を進んでいくのです。

それでも、力を抜いて子育てしてみようって
がんばってみても、

産後うつは、出産した女性の10人に1人が
発症してしまいます。

症状は普通の「うつ病」と同じで、
ハンパない気分の落ち込み、コントロールできないほどのイライラ、
眠れなくなり、食べられなくなり、
暗黒に飲み込まれるような不安感が襲ってきて
異常なまでのマイナス思考と罪悪感から逃れられなくなり、

赤ちゃんがかわいいと思えなくなり、
何もしたくなくなって、そのまま放っておくと
最終的には「死にたい」気持ちが消えなくなってきます。

ときどきニュースになっている
子どもへの虐待事件。

加害者がママだった場合、そのほとんどに
産後うつが関わっていることがわかってきて、
ようやく、社会で注目されるようになってきました。

泣いている赤ちゃんにミルクも与えず
おむつ替えもせず放置、
赤ちゃんを家に置いたまま、
ママだけ何日も外泊・・・

そんな事件を聞くと、

「・・・え?ありえない。
最低なママだ」

そんな声が聞こえてきそうですが、
違いますよ。

そのママが人として欠陥があるのではないんです。
脳のシステムに異常が生じて
コントロールが効かなくなっているのです。

先日もばぶばぶで、生後1ヶ月の赤ちゃんのママが
こんなことをつぶやきました。

「赤ちゃんをだっこしたまま、
ふら~っとベランダに出て、マンションの15階から
下を覗いたんです。
ここからこの子を放り投げたら、死ぬかなぁ・・・
そんな考えが頭をよぎって、自分が恐ろしくなり
慌てて室内へ戻りました」

また、6ヶ月の赤ちゃんのママは

「産まなければよかったって毎日考えています。
ある日、泣き止まない赤ちゃんに
うるさい!泣きたいのはこっちや!
怒鳴りつけ、顔の上に座布団をかぶせて、
上から馬乗りになって押さえつけている自分にハッと気づいたんです。
このままだといつか殺してしまうかもしれない・・・」

第1子、第2子のときはなんともなかったのに、
第3子で、まさかの産後うつ発症
というパターンもあります。

たくさん産んでいれば、
子育てに慣れてるから大丈夫でしょ?

そんなふうに思われがちだけど、
何回目の出産でも、関係ありません。
慣れの問題じゃありません。

経産婦は、睡眠も食事も十分にとれないなか
子どもたちの世話をこなし、
産後の体内で起こっているめまぐるしい変化にも
対応していかなければなりません。

病気にならずに過ごすことのほうが
難しいぐらいだと思います。

産後うつは
立派な病気だということを知ってください。
もし発症しても、
決して本人が悪いわけではありません。

がんばっているママたち、

どうか、赤ちゃんのことだけじゃなく
自分のこともいたわってあげてくださいね。

頭痛はないですか?
不安に押しつぶされそうな気分はありませんか?
食事は取れていますか?
子育てを放棄したい気持ちはないですか?
パパとの関係はどうですか?

少しでも「おかしい」と感じることがあれば
信頼できる第三者に話してくださいね。
ひとりで辛さを抱え込まないでください。

保健センターに相談に行くのもいいし、
ばぶばぶのようなママの駆け込み寺(地域で開業している助産院)
を頼ってみるのもいいと思います。

ママが自分で判断して動けそうにない感じなら、
パパの出番ですよ。
パパが、ママを産後うつに詳しい専門家のところへ
連れて行ってあげてください。

うつ病になっても、その責任は誰にもないけど、

あるとすれば、
「おかしい」と気づいていながら
そのまま放置することの責任は
大きいと思います。

それはパパの大きな失態と言えると思います。

助産院や母乳外来は、
おっぱいのことだけで行く場所ではありません。
産後のママたちの体にも、そして心にも
寄り添って抱きしめてくれます。

精神科を受診することも、
恥ずかしいことではありません。

子育ての責任は、ぜんぶママにのしかかっていると
いっても過言ではない今の日本の風潮のなか、
ママは一生懸命、がんばっているのです。
睡眠不足と戦いながら、
幻覚を見てもおかしくないぐらい必死になって
がんばっています!

・・・でも、がんばりすぎないでね。

産後うつは、もしも罹ってしまっても
ちゃんと対処し、治療すれば治ります。
心配しなくても大丈夫だからね。

産んでくれて、
育ててくれて、本当にありがとう。

うまくできないって悲しくなったとき、
客観的に、赤ちゃんに目を向けてみましょうね。

ちょっとずつ体重が増え、
昨日より今日
どんどんしっかりしてきているのを感じませんか?

あなたが自分を「ダメママ」って思っても
赤ちゃんはちゃんと育ってる!

今、目の前にいる赤ちゃんの成長発達。
それがすべてを物語っていると思いますよ。

いつもおつかれさまです。
子育て本当にありがとう!

【『産後うつ』を救うもの全5回シリーズ】

(1)産後うつを救うもの(前編)
http://bit.ly/2PRMa4Y

(2)産後うつを救うもの(後編)
http://bit.ly/2PGPHD5

(3)産後うつ パパの理解が必須!
http://bit.ly/2PLjcmX

(4)『産後うつ』と『産後クライシス』
http://bit.ly/2PPf19O

(5)『産後うつ』にならないために、ママに伝えたいこと
http://bit.ly/2PTNLY1

 

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