HISAKOブログ

産後数日の満員電車おっぱい

maiin

産後3日目のママが来院されました。
仰向けに寝転がることも苦痛なぐらいに
おっぱいはパンパンに張って、

じゃがいもが5個ぐらい入ってますか?
それとも闇医者で豊胸手術しましたか?

ボコボコ不自然な形状になり
ママは悲鳴です!!

一生懸命、飲ませようとするけど
張っているわりに母乳はあまり出てくれず。
吸わせても吸わせても張りと痛みはおさまりません。

こんなに張っているのに、なんでー?!

退院と同時に「助けて〜!」と
来院されるママたちのおっぱいは
多くがこのパターンです。

おっぱいが張る=母乳が溜まっている

そう考えてしまうのですが、
実は、出産して間もない時期のおっぱいは
乳房内に母乳が溜まりすぎて
パンパンになっているのではないんです。

ブラジャーのワイヤーのあたる部分、
つまり、おっぱいの膨らみの根元のところ
胸板と、おっぱいの膨らみの境目に
「基底部」という場所があります。

出産すると胎盤が娩出されると同時に
「母乳分泌せよホルモン」のスイッチが押され、
母体は、母乳を作るための血液を
基底部に総動員させます。

そんなにたくさん集めてきたって、
どうしようもないのに、

産みました→母乳を作るぞ!→どれぐらい?
→わからんっ!→とりあえずありったけ集めろ!

基底部は血液でいっぱいになってしまいます。

必要量だけ適度に溜めた血液ならば、
乳腺のほうへスムーズに移動させることができ、
そこですんなりと母乳生成、
無理なく乳管に移動して、
トントン拍子に乳頭から排出されますが、

ありったけ集めすぎてしまった血液は、
基底部が押し合いへし合い満員電車状態です。

満員電車は、降りたい駅に着いても
人が多すぎて降りれません。
身動きとれずです。

それと同じことが基底部で起こり、
血液が乳腺に流れることを段取り悪く
モタモタと妨げます。

するとどうなるでしょうか。

溜まりすぎた血液は、
乳腺、乳管を圧迫し始めます。

だんだん乳房圧が上がって
全体にむくみを誘発します。

母乳が通っていく乳管内腔も
むくんで閉塞気味になり、
徐々に生成され始めた母乳さえも
乳頭のほうへと円滑に流れることができません。

こういう場合、
どんなことをすればよいでしょう。

まず、ガシガシに固まった基底部の癒着を
剥がしてあげるケアをします。
満員電車の乗客を、いろんな車両に
うまく分散してあげます。

すると、降りたい駅についたとき、
ストレスなくスッと降りることができますね。

そして、とにかく吸わせること。

むくみを外すためには、
たとえ母乳が思うように出なくても、
ひたすら吸わせて乳腺や乳管内に
生成された母乳を溜めないように
しなければいけません。

ママがカロリーの高いものを食べ過ぎると
満員電車のおっぱいの時期には
さらに基底部にお客さんが押し寄せてしまうので

おっぱいが

「集める血液の量はこれだけでOK!」

と、学習するまでは。
乳房内の循環不全が改善するまでは。
ちょっと控えめのカロリーでお願いします。

頻回授乳と、
痛くないおっぱいマッサージで

乗客分散を待ってあげてくださいね。

 

 

 

 

▼ばぶばぶメルマガ登録はこちらから
https://goo.gl/jmCHio
—————————————————◇
助産師HISAKOからの
ワンポイントアドバイスなど
多方面からさまざまな 話題を
提供させていただきます。

▼ばぶばぶインスタグラム
https://www.instagram.com/babubabu_org/

▼amo無料お申込み
http://amo.babu-babu.org/

amo』は
妊娠がわかった日から出産する日まで
毎日、あなたの元に
助産師HISAKOとおなかの赤ちゃんから
温かなメッセージが届く無料メールサービスです。

アーカイブ