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2019.02.07

長時間吸いついて離れない&頻回にほしがる→母乳不足のサイン?

「授乳回数が1日15回前後」だというと

それは多すぎる!
足りてないからそんなに欲しがるのですよ。
ミルクを足しなさい。

という指導がしばしば聞かれます。

また、

「1回の授乳で30分以上かかる」というと

それは長すぎる!
足りてないからそんなに長いのですよ。
ミルクを足しなさい。

と言われたりします。

果たしてそうなのでしょうか?

確かに、早産児・未熟児ちゃんなど
スタミナがなくほっぺたの筋肉、口腔内機能が
ちょっと未熟な赤ちゃんたちは
効果的な哺乳が難しい場合があります。

彼らなりに一生懸命に吸ってくれるのだけど、
体力が足りないから
一度にグイッと適切な母乳量が飲めません。

がんばるわりに、空回り・・・
無駄に体力消耗して、ろくに飲めないままギブアップ。

正期産の新生児でも、
お産がちょっとたいへんだったり、
生理的黄疸が強く出たり、
出生後のさまざまな状況によって
有効な授乳ができないことがあります。

授乳回数がやたらと多く、
赤ちゃんが四六時中グズっている、
さらには1回の授乳時間が長すぎる、

それに加え
赤ちゃんの体重増加不良が認められるときは

冒頭の指導
「おっぱい足りていないからミルクを補足しましょう」
は、あながち間違ってはいないと思います。

でも、
〝半分だけ〟正解かな。

残り半分の正解は、
すぐにミルクを足す指導に走る前に、
赤ちゃんが正しくおっぱいをくわえられているかどうかを
チェックします。

月齢の低い赤ちゃんは、
スタミナがないうえ、おまけに口腔内機能、舌の使い方も
器用だとはいえません。
ほっぺたの筋肉の発達も未熟。

ママの授乳時のポジション(抱き方・くわえさせ方)
が適切ではないとき、
赤ちゃん自ら角度の微調整してくれるようになるには
もうしばらくかかるでしょう。

ポジションが悪いと
引っ張り飲み、よじり飲み、ゆがめ飲み、浅吸いになり、
いくら授乳しても一向に飲めません。

また、そのような不適切な授乳方法をしていると、
たいていチュパチュパと空気の入るような音がしたり
(本来は赤ちゃんの口の中が真空状態になるので
音はしません)

乳頭は授乳のたびに不自然によじれ、ゆがむため
余計な圧迫がかかり、めっちゃ痛い!!

そうこうしているうちに、
乳頭がうっ血を起こし、
乳頭亀裂で流血、血豆形成、水泡形成と
おっぱいトラブルを引き起こしてしまいます。

まとめますね。

授乳のたびに毎回
○1日の授乳回数が15回もある
○赤ちゃんがずっと泣いている
○飲ませる時間が30分以上

上記にプラスして

○赤ちゃんの体重の増えが悪い(1日15g以下)
○おしっこの回数が少ない(5回以下)

このような状態が見受けられるときは
授乳方法をチェック。

○乳頭に傷ができている
○吸われたときに痛い
○浅吸いになっている
○チュパチュパ音がする

これらが当てはまるときは
安易にミルクを補足する前に
授乳のポジショニングを見直して正しい授乳を促します。
おそらく、母乳が足りない(飲めない)理由は
授乳方法の問題でしょう。

ですが、これらが当てはまらず、

○乳頭はキレイ
○吸われて痛くない
○深くくわえられている

であれば、
赤ちゃんのスタミナがつくまで
もうしばらくは、

慌てず急がず
ゆるりと

助産師さんの指導のもと
ミルク補足をしつつ、
授乳は3時間以上あけないように気をつけながら
まずは赤ちゃんの体重増加を
第一に考えてやってみましょうね。

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