吸う力が強くて乳頭が痛いです
タイトルのようにおっしゃるママが
ときどき来院されます。
生まれて間もない赤ちゃんは
体力もないし、ほっぺの筋肉も未発達だから
それほど上手には飲めません。
彼らは舌で乳頭・乳輪を巻きつけ、
お口の中を真空にします。
そして舌を喉の奥から手前に向かって
波打たせながらおっぱいを飲みます。
赤ちゃんの月齢、出生時の状態、
体重、舌の長さ、
おっぱいに対する執着度などの個性が影響して
テクニックの上手い下手はあれど
「吸う力」
を比較すると、
実はどの子も「吸う力」の強さには
大差がありません。
体重5000gを超えるぐらいから
しっかり飲めるようになると言われるのは
吸引圧が上がるという意味ではなく
体力がついて、すぐにはヘタばらなくなることや、
舌の巻きつけが器用に、有効な吸い付きができるようになる
ということを示します。
つまり、
「吸う力が強すぎて痛い!」というのは
ちょっと違うんですね~。
乳頭が痛いのは、赤ちゃんの吸引圧の問題ではなくて、
浅飲み、潰し飲み、歪め飲みなどの原因。
要するに『正しい吸い付き』ができていないからです。
だって考えてみてください。
わたしたちは哺乳類です。
赤ちゃんの力強い吸い付きで、いちいちおっぱいが
傷だらけになるような仕組みに身体が作られているはずが
ないと思いませんか?
きちんと正しく吸いつけさえすれば、
どんなにパワフルに飲んだところで
乳輪・乳頭は痛くなるはずはないのです。
吸わせて「痛い!」と思ったときは
我慢してそのまま授乳を続行するのではなく、
一度おっぱいを口から外して
仕切り直しをしましょう。
痛い=歪み飲み、浅飲み、引っ張り飲み、潰し飲み
これらはおっぱいトラブルの元凶ですよ!
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