HISAKOブログ

12歳のごっこ遊び

geki asobi - 12歳のごっこ遊び小学6年生、ここちゃん。
学校で友達と
いまだに「ごっこ遊び」に夢中です。

6年生は、過去に5人育ててきましたが、
みんなこんなんだったっけなー。
忘れちゃいました(笑)

本人は「ごっこ遊び」とは思っておらず、
「今日もみんなで劇してん~」
と話してくれます。

小6の劇遊びとは、
いったいどんな内容なのか聞いてみたら
基本的に、幼児のごっこ遊びと同じなんですね~(笑)
お父さんがいて、お母さんがいて、
子どもがいて、ときにはペットがいて・・・

「わたしは犬、あなたは飼い主ってことね!」

役割を決めて
その役割を演じきる遊びです。

興味深かったのは、
子ども役の設定が、
思春期反抗期まっただ中!
であることです。

ママ役のここちゃんが食事の準備をしても
反抗期の子どもたちが、

「うっせーババァ!」
「ウザイんだよ!」
「こんなもん食えるか、バーカ!」

暴言を吐きまくり、
ちゃぶ台ひっくり返すという暴君ぶりを演じるようです。

もしくは、先生役のここちゃんに
「おまえの授業はつまんねーんだよ!」
「はいはい、すみませんでしたぁ~これでいいっすかー」

ナメてかかり、
授業妨害、学級崩壊、
どんなエグい設定の劇やねん、ホンマ。

小6、前思春期とも言われます。

体が急に成長していき、それに心がついていかずに
気持ちが不安定になる、本格的な思春期の
前段階の状態ですね。

今まではなんでも話してくれていた子が
なんとなく隠し事をするようになったり、
仲良しグループで
さらに強固につるむようになったり、
成績を不安に思ったり、
自分は頭が悪い、どうせできないなど、
自己否定的な発言が見られたり。

ムスっと不機嫌であることが増えたり、
素直じゃなくなったり。

第一子の子育てでは、
ママはちょっと戸惑ってしまうこともあると思います。

大丈夫かな・・・どうしちゃったんだろう
と不安になるかもしれませんが、

いいですね~!!
自我が芽生え始めている証拠ですねっ!
健全に育っています!
大歓迎ですよ~。

ただし、
このあと本格的な思春期に突入していきますからね・・・。
(覚悟してね)

干渉しすぎない、だけど目はかける。

この時期に、
ママ自身も、子どもへの接し方の
意識改革をして、子育ての次のステージへの
準備をしなければならないと思います。

前思春期の子どもは
『ママに甘えたい』VS『ママはむかつく』
相反する気持ちが行ったり来たりしています。

デリケートで、とても不安定。
親への反発心、自分らしさを求める気持ち、
そういうのが、無意識に
彼女たちが繰り広げる劇遊びの中に
反映されているのがめっちゃおもしろい!

幼児の
単純にかわいい「ごっこ遊び」とはレベルが違います。
さすがです!
見応えあります!

ここちゃん、体格がいいんです。
なんと小6にして足のサイズ25、5。
しかもまだ初潮迎えてません。
こりゃもう確実に最終身長170cm超でしょう・・・

だから必然的に、
年上役になっちゃうんですよね(笑)

「なんかさぁ・・・劇のとき
わたしばっかりみんな攻撃してくるねん・・・
まぁ、劇やてわかってるねんけど、
ひどすぎてちょっと嫌な気持ちになるときあるわ」

劇遊び中のママは、
子育ての壁にぶつかり葛藤している模様です。
(悩め悩め~!)

ママ役、先生役のここちゃんは
いつも子ども役に暴言を吐かれて反発されて
12歳にしてなんとなく
リアルな大人の心を体感しているのでありました。
(思い知れ~!)

わたしはたびたび、
コミュニケーション能力が学校の勉強以上に、
将来に絶対必須な力だと語っています。

子どもの日々の生活のなかに
さまざまな視点を増やす機会を与えることが
コミュニケーション能力を磨くために
大事なのだと、長い育児経験の中で学びました。

それが磨かれるのが、
幼児の「ごっこ遊び」であり、
小学生の「劇遊び」だと思うんです!

自分ではない誰かを演じることで、
まさに普段は気づいていない切り口で
物事を考える着眼点を得るための
トレーニングが自然にできていくのですね。

子どものうちに「演じる遊び」を重ねていれば
深く考えずともいろんなタイプの人と
円滑なコミュニケーションを築ける人に
なるんじゃないかな。

先日も、遊びに来た小6女子たちが
劇遊びを始めました。

こっそり観察していましたが
おもしろすぎてワクワクしました!
心拍数上がりました!

役に入りきると、ここちゃんは
ものすごく愛情たっぷりのママになっていきました。
不器用ながらも、
子どもたちのために一生懸命です。

反抗的態度の子ども役が登場すると
ママは「言っていいことと悪いことがあるでしょ!」
(しかも絶対、東京弁)
と諭していました。

自分自身の感情ではなく、
ママの感情を想像しながら劇遊びをしているうちに
「こんな展開が望ましい」
という自分の中の善良な価値観が
表層に湧き出してくるんですね~。

きょうだい喧嘩が始まると、
ママ役は全力で仲裁に入ります。
「お姉ちゃんなんだから譲ってあげなさい!」
とか言ってね。

自分自身のリアルな体験なら、
お姉ちゃんは弟妹と
どーでもいいことでマジ喧嘩、
自分の意見ばかり主張してるくせに。(笑)

自分・・・つまり『主観』とは
無意識のうちに自分の中から湧き出してくる感情ですが、
自分ではない誰か他の役を演じるということは
実はその役を客観的にとらえなければできない
技ですよね。

こんな場面で、この人は何を考えるだろう。
どんな行動をとるだろう。

その役の内面と
そこから生み出される行動を
客観的にとらえるからこそ、劇遊びは成り立つのです!

「演じる」という遊びは、
本来、社会生活において
人間関係を構築するために重要な遊びです。

自分自身のリアルな前思春期なら
意地になってママや先生、友達に謝れない場面でも、

演技の中でなら
「先生も傷ついてるだろうな・・・」
「やりすぎたら謝らないとな・・・」
素直に気づくことができて、
ちゃんと謝れたりもするんですね。

また、
「価値観の違う友達に対して影で悪口を言う」

高学年女子のあるあるも
リアル生活の中では
陰口を叩かれた子がどんな気持ちになるのか、
「客観的にその子の気持ちを考える」
という客観的な視点がなかなか持てません。

ばぶばぶのパパとママを見ていてもそうです。
かなり意識していかないと
できることではありません。

「なんで私ばっかり」
「僕だって精一杯やってるのに」

自分の主張ばっかりの
リアルパパとママ。(わたしもそうです笑)

大人でさえもそうなんだから、
子どもなら、なおさらですよね。

子ども自身が見えていない、
気づいていない視点を身につけるということを
演じる遊びで自主的に育むことができれば、
「あ、これはやっちゃいけなかったな」と
素直に気づくことができるでしょうね。

自分の理想を演じる「ごっこ遊び」「劇遊び」が
生活の中に夢をもたらし、
明るい未来ビジョンの実りにつながっていくとしたら、

小6の劇遊び、ええやん~♡
と、思います!

前思春期。
ちょっと難しくなってきたここちゃん、

物事の理想と現実がわかるようになり、
ずいぶん大人な考え方ができるようになってきたからこそ
本格的な思春期に突入するまでに、
いろんな劇遊びを重ね
コミュニケーション力を磨いてもらいたいと思います!

(そして、反抗期はぜひ、
ほどほどでお願いします・・・)

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