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2018.08.15

パパとの温度差

お盆、パパの長期休暇に合わせて断乳を決意した
みーくんママ。

2年間のおっぱい生活に終止符を打つことは、
ママにとっては出産に匹敵するか、
もしくはそれ以上の一大決心でした。

産めば自然に母乳が出て、
3時間ごとに赤ちゃんはおっぱいを飲み、
満腹になってウトウト。
そんな我が子をママになった自分が
幸せそうに眺めている・・・

妊娠中の彼女の頭の中には
そんな夢物語が描かれていました。

まさか、出産2日目から
熱感と激痛を伴い、破裂するんじゃないかというぐらい
おっぱいがガチガチになるなんて!

赤ちゃん側も、張りすぎたおっぱいを
上手に飲めるわけもなく、授乳は痛みとの戦いです。

吸わせても吸わせても、赤ちゃんの体重は増えず、
まるで飲めていないことに
2年前のみーくんママは大きなショックを受けました。

やがて乳頭は傷だらけになり、
水ぶくれが破れ、血が出ました。

「それでも、できることならおっぱいで育てたい!」

二進も三進も行かなくなって
泣きながらばぶばぶに助けを求めに来られた日のことを
懐かしく思い出します。

乳腺炎になりかけたり、
乳腺が詰まったり、
さまざまなハプニングを乗り越えながら

みーくんが1歳になったとき、ママは復職されました。
フルタイムで働きながら、
保育園と仕事と授乳を同時並行で続けて来られた
彼女の想いには、母として子を守る強さと美しさが
ありました。

2年間の授乳生活。
本当にいろんなことがありました。

泣いたり笑ったり、嬉しかったり落ち込んだり
よくがんばりました。

苦労をたくさん乗り越えてきたからこそ、
断乳は、彼女の心を激しく揺さぶりました。

断乳直前のおっぱいケアでは、
緊張の感情の糸がぷつんと切れてしまい、
涙涙になりました。

「おっぱいやめるって決めたのは自分です。
だから、がんばろうと思う。
でも寂しくて・・・」

そうだよね。
子育ての、次のステージに上がるための
大きな決心だもん。
劇的な変化をめざして、何かをしようとするとき、
心が揺れるのは当たり前ですね。

意志は固い。でも、寂しくて寂しくて
幸せそうにおっぱいに顔を埋めるみーくんの気持ちを
考えると、胸が張り裂けそうになります。

その反面、
もう2歳だし。十分やってきた。
思い残すことはない!

いやもう、ぐちゃぐちゃです^ ^

そして、断乳開始から3日目。
ばぶばぶに来たみーくんママは
泣き笑いしながらこんな話をしてくれました。

断乳前夜、最後のおっぱいを飲ませながら
みーくんに「おっぱいバイバイね」と言い聞かせていたら
涙が止まらなくなったそうです。

みーくんもがんばるんだから。
自分がこんなことでどうする!!

必死で涙をこらえようとしますが、
コントロールできず・・・

そこへやってきたパパが

「なんで君が泣いてるん?」

マジか・・・
うわ、こいつキョトンとしてる。
この涙の理由が本気で察知できんのか・・・!

「おっぱいやめるの明日やろ?
なんで今日泣いてんの?」

マジかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
2年間、授乳シーンを見てきたはずなのに
こいつには熱い血が流れていないんだろうか・・・
それともただのアホなのだろうか・・・

おっぱいバイバイの感動と切なさ、寂しさを
心ゆくまで味わっているところに、
パパの空気を読めない発言。

断乳ドラマを通して、
パパの温度差にビビりました、と。(笑)

パパの脳、ママの脳は
それぞれの性差があります。

脳の仕組みの違いによって、考え方や行動にも
違いが出てくるんですよね。

一般的にママ脳は、
左右の脳をまんべんなく駆使することができる構造になっています。

だから、目の前のふとした変化、
またそのときに動いた感情の変化にとても敏感です。

基本的に、五感で感じたこと、
『自分の気持ち』が思考の根っこになります。

赤ちゃんの泣き方ひとつで、
おっぱいなのか、眠いのか、甘えてるだけなのか、
子育て経験を積むうちに、
なんとなく、わかるようになるママが多いですよね。

相手の表情を見ただけでも、
気持ちを察することができるのは、
女性特有の特技でしょうね。

それに対して、パパ脳は、
左右の脳の連携はママほど器用にできません。
つまり、人の表情や感情を読み取ることに関しては
「はぁ??」呆れちゃうぐらい、苦手〜。

ママからすれば、パパの言動は
「無神経!」「なんでやねん!」
てことになるでしょうね。

周囲の細かい変化に対して感度が低く洞察力がないので、
パパには「ママの気持ち」が察知しにくいようです。

でもママは、
人生をともに歩む大切なパートナーだからこそ、
自分の感じたことをそのままパパにも感じてほしいって考えます。

自分と同じように
パパもデリケートにいろんなこと考えられるはず!
共感してくれるはず!

って信じたいところですが、
そういう女性的思考のできるパパは、
わたしの知る限り、残念ながら微々たるものですね。

そして、ママは期待はずれのパパの反応にショックを受け、
2人はどんどんすれ違っていっちゃうわけです。
(わたしはそれで離婚した!)

パパ脳は、ひとつのことにしか集中できません。
一点集中で獲物を獲ることが
太古の昔、人間がサルに近かった時代から
今もなお、本能的にインプットされているので、
常に『素早い成果』を求めようとします。

そのため、ママのとりとめのない話に
時間をかけて耳を傾けることに意味を見出すことができません。

ママは、そんなパパの行動に
「自分本位だ!!」と怒りがこみ上げます。

ママ脳は、複数の思考を同時進行することができます。
家のこと、子どものこと、ママ友のこと、仕事のこと、
両親のこと・・そもそも器用なんですね。

ママの細かいどーでもいい話に付き合わされたり、
キーキー怒っているのを聞かされたりで
ストレスがかかると、

多くのパパたちは
寝る、スマホに没頭する、1人でどこかに出かける、
部屋にこもる、などして
解決できないことは忘れよう、
深く考えるのをやめてしまおう、
という行動に出ます。

ママからしてみれば、パパのこういう態度は
真剣に向き合ってくれてない気がして、
適当にあしらわれている気がして、
愛されていない気がして、

「問題から逃げるな!この卑怯者!!」
イライラが爆発しそうになりますよね。

そんなパパに対し、
ママはストレスを感じると
脳の感情に反応する部分が活発に動きます。

その結果、ピーチクパーチク
女同士のおしゃべりでストレス発散となります。

解決できるはずもないレベルの話でも、
とりあえず、全部吐き出すことで
スッキリ気持ちが落ち着くのがママ脳です。
気持ちを伝え合うことが最優先項目。
たとえ、意見が食い違ったとしても、
とことんの話し合いが必須なんですね。

でも、パパは理論的に物事を考えます。
彼の脳内では感情論はそれほど重要視されないために
ママがどーでもいいことをベラベラ喋ってきても
上の空で聞いているか、もしくは合理的な解決策を打ち出して
ママにキレられるのがオチです。

わたしは最近、
ちょっと気合いを入れてがんばっていることがあります。

努力しても祈っても、
なかなか成果が出ず、もう諦めようかという気持ちと
いや、ここで諦めたらアカン!という両極の気持ちが
行ったり来たりしています。

そんな複雑な感情を、
旦那さんにただ聞いてもらいたいだけなんだけど・・・

別に、結果を出すための解決論なんか求めてません。
(だって、何をすればいいかぐらい自分でわかっとるわ!)

でも、旦那さんは言います。

「淡々とがんばればええねん、淡々とな!」

そんなんわかっとるわー!
淡々とできたら誰も苦労せんのや。なんでそれがわからんかっ!

わかります?
この微妙な2人の温度差(笑)。

みーくんママ、
断乳は心がポッキリ折れてしまうほど寂しいでしょうが、

彼の空気の読めなさに模範的なパパ脳を
垣間見ることができて
それはそれで、なかなか興味深い実りがあった!
・・・かもしれないね。←むりやりか。

パパとママは同じ人間やけど、
違う生きものやと思ったほうが無難かもしれません。
噛み合わないことは多いですが
相手の気持ちを汲み取って、
そこに悪意はないんだ、という善意の心で
いつまでも仲良くいてくださいね!

さーて、みーくんママ、
断乳終了まであと3週間です。

その間、どんな温度差話が飛び出すやら?!

ちょっと楽しみにしてます。
不謹慎ですんません ^ ^

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