HISAKOブログHISAKOブログ
2018.10.29

今日から通常開院です!

先週末、
沖縄県宮城島の出張から帰ってきました。

今回はがっつり仕事だったので
観光はまったくできずでしたが(子どもたちよ、すまん!)
とても有意義な1週間を過ごしました。

ばぶばぶ休診1週間なんて前代未聞です。
わたしの産休より長い期間休ませてもらったので(笑)
今週は、診察予約がえらい数に!
休診、本当に申し訳ありませんでした。

さて、宮城島集落の道端で出会ったのは
見事なまでに、おじー、おばーばかりでした。

みなさんフレンドリーで
人懐っこく話しかけてきてくれるんだけど、
年配者のウチナーグチ(沖縄方言)はマジすぎて
何言ってるのかさっぱりわかりません。

とりあえず、
へぇ〜
ほぉ〜
と、相づち打っときました。

そんな高年齢化の集落に果たして子どもは
いるんだろうか?

隣島にある小中学校までスクールバスが運行。
そして、絶壁断崖の高台に児童館がありました!
常時、30人ほどの子どもたちが放課後ここで
過ごしているそうです。

若い人の多くは、本島へ出てしまう傾向ですが、
集落に少数暮らしていらっしゃる子育て世代は
子だくさんが多いそうです。

10代で出産する人も多くて、
残念なことに、離婚率も本土より高く、
シングルマザーだらけ。

若くで結婚して、出産して、離婚して、再婚するので、
1人の女性が産む子どもの数は
パパが違うケースも多く、結果的に増える
ということが言えそうです。

初婚年齢が高ければ、
それだけ出産可能な限界年齢までの期間が長く続くわけだし、
4人や5人は普通です。

離島は、日常の買い物や学校など、
生活していくには不便な点が多いはずなのに

「とりあえず産めばなんとかなるさ」

豊かな自然に恵まれ
コミュニケーションが濃密で
支え合いの精神が育まれていることも
出生率の高さに影響しているようです。

結婚しても実家がすぐ近くだったり
兄弟姉妹が近くにいたり預ける場所も多いのも
あるかもしれません。

妊娠すれば、産む選択しかなく、
中絶という考えを持つ人が少ないという
文化も根強く残っていて、

それがいいとか悪いとかは言えませんが、
沖縄が抱えている問題であることは
確かやなぁと感じました。

大阪では、実家を頼らず、
夫婦で子育てしなければいけない家族は
珍しくありません。

なので、いくら子どもが好きでも
だいたい4人目あたりからは
経済的な問題や、住環境の理由で
悩んで断念する人が多いように思います。

わたしは11人産みました。
離婚してしまったので、現在一緒に住んでいるのは
6人の子どもたちです。

「このご時世に子だくさんなんて金持ち」
「子だくさんで離婚なんて、子どもがかわいそう」

嫌味を言われることもあります。

子どもが1人だから離婚が許されて、
子どもが10人だから離婚が許されない

っていう考え方も
なんかズレてると思いますが ^ ^

誰も好き好んで離婚するわけじゃありません。
いろんなリスクを考え、
悩んで悩んで悩み抜いての結果です。

無計画に産んで、
無計画に離婚したわけじゃありません。

事情も知らず、
ただ外から見える部分だけをクローズップして
物事を判断する冷たい見方の人もいますが、
ま、こーゆうのは、
価値観の違いだからしょうがないですね。

さて
話を戻しますが、

統計によると沖縄は、
出生率はダントツですが、県民所得は最下位、
失業率は最高なのだそうです。
それに比べ、出生率最低の東京は、
県民所得は最高です。

つまり

『お金持ちはたくさん子どもを産まない』
『貧乏人はたくさん子どもを産む』

そして

『大学進学率が低い県ほど出生率が高い』

ということが見えてきます。

『大学に行かない=初婚年齢も低くなる』
という相関性もあるのかなと思ったのですが、

なんか・・・
このデータを見ていると、

つまり

『大学に行かずに、早く結婚して
所得が低い人ほどたくさん産む傾向』

という図式ですよね。

貧乏人の子だくさん・・・
暮らしていけるレベルならいいんですけど、
食べていくのもやっと・・・という状況は
ちょっとイケてないかも。

テレビで放送されてる子だくさん家族の一部が
このパターンの典型だったりします。

パパママは茶髪のヤンキーで、
子どもたちは中卒・・・

こんなのばかり見せられたら、
子だくさん家族が世間にいいイメージを持たれず
叩かれるのはしょうがないよなぁと悲しくなります。

ばぶばぶにも、
子だくさんママはたくさん来院されています。

8人目を出産されたママがいます!
6人目のママ、5人、4人はけっこういます。
3人目はもはや普通です。

ここは大阪の大都会で、
沖縄の離島じゃないですが、

彼女たちを見ていて思うのは、
無計画に産んで、子育ては放任っていう
親力の低いママはほとんどいません。
みんな一生懸命、それぞれのポリシーを持って
子育てされています。

こういうのを見てると、
少子化の理由は、お金や職だけじゃないような気がします。

決して裕福とはいえないかもしれないし、
子どもが多ければそれだけ
ハプニングの数も増えるのは事実です。
教育費も、もちろんたいへんです。

それでも、
子だくさんのママたちは次々起こってくる問題に
ちゃんと考え、ちゃんと判断し、ちゃんと対処して
たくましく立ち向かっておられます。
その生命力と行動力はハンパないです!

幸せの尺度って
人それぞれです。

ひとりっ子でも野放しにしてるママもいるし、
子だくさんとは関係ないことだと思うのですが、

どうしても、
一部の必要最低限の衣食住が満たされていないような
『無計画子だくさん』が目につくから、

『子だくさん=嫌い・ありえない』

という負のイメージが先行してしまうのでしょう。

子だくさんはこうだ!と決めつけるのはおかしいです。
結局、その人の人間性によりけりなのかな
って思います。

幸せならOKです!

・・・が、

今回沖縄で、
ヤンキーな感じの若いママが
金髪の子どもを4人連れて
怒鳴りつけながら買い物している姿を見ました。

子ども大丈夫かなぁ・・・
ママ、大丈夫かなぁ・・・

11人も産んで、離婚して再婚した人に
言われたくないと思うけど
余計な心配をしてしまったわたしでした。

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