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2018.04.04

母乳が先か?ミルクが先か?

「おっぱいはろくに飲んでくれないくせに、
ミルクを差し出した途端に目を輝かせるんですよね・・・」

混合栄養のママたちの悩みです。

とくにおなかが空いてるときは
ミルクの前にまずおっぱいからチャレンジしようとしても
仰け反って怒られてしまうことがあります。

「この空腹時に、めんどくさいモノ出すな!
早くミルクを持ってこい!」

赤ちゃんの心の声が聞こえて来そうです。

母乳寄りの混合栄養、
もしくは完全母乳にしていきたいのなら、

『おっぱいをあげてから→ミルクを足す』

が、正解なのは知っていても

「拒否られることが辛すぎて、
つい、おっぱいをあげる前に、
先にミルクになってしまうんです・・・
ダメだってわかっているんだけど・・・」

そう嘆いて、またため息をつくママたちです。

でもね〜
わが子におっぱいを拒否されるとけっこう凹みますよ。
それはまるで「君は失格だ!」と
遠回しにママの存在そのものを全否定されてるようにさえ
感じられるかもしれません。

赤ちゃんが嫌がっているのに、
おっぱいを無理やりくわえさせようとする行為は、
自己満足なんじゃないだろうか?

「まずミルクが飲みたい」という
赤ちゃんの気持ちに気づいていながら、
先に強制的におっぱいをくわえさせるのは心が痛みます。

そこまでして母乳に執着する自分って
一体なんなんやろ・・・

本当に大切なもの、
赤ちゃんとの毎日の中で優先されるべきものが
何なのかわからなくなって
途方に暮れてしまいます。

いっそのこと、
いさぎよく完全にミルクに切り替えてしまった方が、
気持ちの切り替えができて楽になれるんじゃないか?

という思いもよぎりますね。

確かに、どっちつかずの混合栄養は
完全母乳・完全ミルクの場合と比べて
物理的に余計な時間を費やします。

どのように進めていこうかと
頭も悩ませることになり、心身ともに疲れます。

そういう意味では、
混合栄養を続けているママは、

エライー!!

とわたしは思います。

完全母乳で育てることがママのステータスではありません。
やってみた結果、たまたま母乳でいけた、というのが
母乳育児なんです。

ミルクで育てることがママのマイナス点でもありません。
やってみた結果、たまたまミルクになった、というのが
ミルク育児なんです。

哺乳瓶は、直母と比べて
とても楽に哺乳できる仕組みになっています。
例えるなら、全自動洗濯機か、川に洗濯に行くか、
の差ですよね。

時間と体力を持て余しているなら、
川で洗濯って、ちょっと面白そう、と
思うかもしれないけど、

忙しい日々の中での洗濯は
全自動以外には考えられませんね。

それと同じで、
お腹が空いているときの赤ちゃんには
心のゆとりはないから、

「気合入れんと飲めん母乳より、
楽してすぐ飲める哺乳瓶やろが!!」

ということになるわけです。

理論上は、もちろん
母乳分泌量を増やすには、
赤ちゃんが真剣におっぱいを吸ってくれてこそ、です。
なので、直母をしてからミルクを与えてもらうことが
基本中の基本でしょう。

でも、現実的には・・・。

ギャン泣きされるのはママとして切ないです。
おっぱいをバシバシ叩いて嫌がられたら
ショックすぎて自信喪失してしまいます。

それが、正当な科学的根拠に基づく理論と、
現実的なママの心情を加味した想いとの
ギャップというものなのです。

赤ちゃんが、
ミルクの前のおっぱいを拒否るようになったときは、
一旦、理想論から離れてみませんか?

ママと赤ちゃん、2人が笑顔でいられるのなら、
ミルクが先で、デザートのおっぱいでも
いいんじゃないでしょうか?

何度も言いますよ!

母乳育児は、たまたまの結果論です。
ミルクは悪ではありません。
混合は、ママが赤ちゃんを想って
めちゃくちゃ頑張っている証です!

おっぱいは、細々とでも
続けていくことに価値があるんです。

母乳とミルクの順番が逆であっても
赤ちゃんがゴキゲンでおっぱいをくわえてくれることが
あるんだったら。

その時間を大切にしてみませんか?

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