２ヶ月赤ちゃん　下痢が続くのは飲ませすぎ？

生後2ヶ月の赤ちゃん。
完全母乳ですでに7000グラム突破でお見事な体格です。

よく飲み、よく笑い、手足を元気に動かし、
キレイな顔色をして
どう見ても健康優良児なのですが、
最近、下痢が続いていたので
ちょっと不安になって、
ママは赤ちゃんを小児科へ連れて行きました。

「お母さん、飲ませすぎだよ！
体内の水分が過剰になって、
汗をかかないから余計な水分が全部うんちに流れるんだよ
もっと授乳回数、セーブしないと消化管に負担がかかるよ」

小児科医は、赤ちゃんのうんちを確認する前に、
体格だけ見て、そうおっしゃったそうです。

ほぅほぅほぅ・・・なるほど。
そうきましたか。(^ ^)

月齢の低い赤ちゃんのうんちは
水分が多くてゆるいのが普通です。
大人から見れば下痢のようでも、
健康なうんちであることがよくあります。

まだ固形物を食べておらず、
母乳やミルクを飲んでいるだけなので、
水っぽくて、黄色、緑、茶色、
顆粒の混じったうんちが出ます。

うんちをしたあと、赤ちゃんの顔色がよく、
母乳やミルクの飲みもいつも通りであれば、
様子を見て大丈夫だし、
汗をかかないから下痢になるなんて話は
はじめて聞きました〜〜(^^;;

ただ、ときには病的な下痢のこともあります。
目安はうんちの回数が普段の２倍以上であること。
また、下痢以外の症状が出ているかどうかを
チェックしましょう。

発熱や嘔吐の症状はないか？
ぐったりしていて顔色が悪くないか？
呼吸が速くなっていないか？
うんちの色が真っ黒だったり真っ赤なジャムのような
血液は混じっていないか？
いつもと違った様子で火がついたように
ギャン泣きしたりしていないか？

下痢と一緒にこれらの症状も出ているようなら、
診察時間外でも医師に診てもらってください。

病気じゃないのに、赤ちゃんが下痢をするのは
なぜなんでしょうか。

冒頭の小児科医がおっしゃるように
母乳の飲ませすぎで胃腸に負担がかかっているから
なのでしょうか？
それともママの母乳に悪い成分でも入っているのでしょうか？

母乳は、ミルクと比べて乳糖が多く含まれています。
乳糖のおかげで腸内にいるビフィズス菌は活性化され、
排便が促され、腸内環境がよくなるという
メリットがあります。

したがって、ミルク育児の赤ちゃんより
母乳育児の赤ちゃんのほうがうんちがゆるくなりやすく、
色調は黄色くなって、回数も多くなる傾向にあります。

2ヶ月ぐらいになると、赤ちゃんはスタミナがついてきて
体重増加とともに、ほっぺたの筋肉も
しっかりついてくるので、
１回の授乳でそれなりの量が飲めるようになってきます。

なので、２ヶ月前後の赤ちゃんに
とくに下痢が起こりやすいんです。

一見、下痢のように見えるけど、
それは実は、腸内の細菌バランスの変化など
生理的な現象として起こっている可能性があるんですね♪

母乳っ子で、
うんちの回数が多く水っぽいのが続くときは
体内の水分がどんどん外に出ていくので、
意識してこまめにおっぱいをあげてください。
赤ちゃんがほしがるだけ飲ませてあげてOKです！

この赤ちゃんのようにビッグベビーで
混合栄養だったりミルク育児をしている場合には
生後３ヶ月ぐらいまでは満腹中枢がないために
過剰に飲みすぎることがあります。

そのような場合にはミルクの回数や量を
セーブしてみましょう。
ただし、母乳は制限なしです！

「母乳育児に肥満はない。
脂肪細胞が増えることはない」

母乳で育っている赤ちゃんは
「太る」のではなく「育つ」んです！
「ブクブク」ではなく
「スクスク」と考えてください。

ママが大柄なら赤ちゃんも大柄だったりします。
生まれつき大きめの赤ちゃんもいれば
小粒ちゃんだっています。
みんなと同じであることだけが「いいこと」ではないし、
ひとりひとりの個性を受け入れてあげる
力量を持って欲しいです。

赤ちゃんは自分が必要な分の栄養をちゃんと欲しがります。
たとえ飲み過ぎても消化しきれない分は
ちゃんと吐き戻しをしてくれます。
赤ちゃん自身が自分の必要な量を知っているので
栄養摂取量のコントロールは赤ちゃんに任せておけば
間違いはないです。

ママはただ、赤ちゃんがグングン成長していくのを
ほっこりと見守り、楽しむだけですよ(^ ^)

このブログは
ママたちの心を救う材料として役立つことを願い
がんばって更新しています。