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2018.02.15

小学4年生 二分の一成人式 (いのちの授業)

小学校4年生(10歳)は、
3学期の授業カリキュラムで
『二分の一成人式』というのがあります。

20歳の成人式の半分
つまり10歳。

生まれてから10年。
20歳まであと10年。

成人までの折り返し地点として
今までの自分を振り返り
家族や友達、地域の人、学校の先生、
自分とつながっているすべての人に感謝したり
これからの将来の夢や生き方を考えたり

学校によって式典の特徴はさまざまですが
2月に行われる年度末の最後の授業参観で
育ててもらった両親への感謝の気持ちを作文にして披露したり、
歌を歌ったりします。

わが家の4年生も、昨日
二分の一成人式を授業参観でやりました。
母親として参加した、6回目の二分の一成人式でした。

成長したわが子の姿に、
これまでの成長を思い返して感動して
涙ぐむ保護者もたくさんいらっしゃいました。

過去、上の子たちのときは、
わたしも深く考えることもなく単純に
感動して涙したものです。

わたしが子どもの頃には
『二分の一成人式』なんてなかったけど、
今では多くの小学校で年間行事に
組み込まれるようになり、

それはとても素敵な試みだと思うし、
『二分の一成人式』っていうネーミングを
考えた人ってすごいな~と感心します。

ただ・・・
わたしは『いのちの授業』を通して
年間、たくさんの小学校を回り
いろいろな家庭環境も、さまざまな生い立ちを抱える
現代の子どもたちに関わるようになり、

最近は二分の一成人式を必要以上に(?)
深く捉えてしまう、かわいげのないママに
なってしまいました〜( ̄∇ ̄)

成人の半分の年齢、10歳を迎えたことを
記念する行事、『二分の一成人式』の意義をどこにおくか。

それを考えることは、とても重要になってくると
思います。

「いのちが大切」ということを
10歳の子どもたちに感じてもらうには
周囲の人に大切に思われているという
気づきが大事です。

複雑な家庭だったり、仕事で忙しく
なかなか子どもとゆっくり向き合う時間がない家庭などでは、
『二分の一成人式』を通して
普段言えないことや、誤解していることの
修正ができるきっかけになることもあるでしょう。

だけど、
「愛されていない」と思っている子どもが
家庭内で感じられない愛情を
たかが1日のイベントで感じられるはずもなく、

保護者からの子どもへの愛情こもった手紙
子どもから保護者へのありがとうの手紙

そういうイベント的なことを
学校で無理やり感動的に演出しても
10歳が、大人の抜け目なさを
見透かさないわけがないと思います。

もちろん、自分のルーツを知ることは
自己を確立する過程において大事なことです。

でもそれは
ときに個々に慎重に行われるべきで
まとめてやるイベントで解決するほどに
単純なことではないようにも思います。

伝え手が満足する
作られた感動ではなく。

せっかく『二分の一成人式』をやるのなら、
子どもたちには、ここまで生きてきたことが
簡単ではないことを知り、
未来は自分の力で必ず変えられるのだと
希望と勇気を与えられるようなものを提供するべきです。

子どもの自己肯定感を育むという本来の目的が
本当に必要な児童に届く
『二分の一成人式』であってほしいと思います。

今年度、3月まで
小学4年生向けの『いのちの授業』
まだまだたくさんの学校を回ります!

どんな生い立ちの、どんな環境で育っている子も、
どんな価値観、死生観を持っている子にも、

分け隔てなく、あなたがここにいることが
奇跡なんだということ・・・

そして、世間一般の価値観で「恵まれていない」と捉えられがちな子も、
幸せの基準は、誰でもない、あなたの心が決めるのだということを
伝えていきたいと思います。

すべての10歳の子どもたちの、
未来が今よりも楽しみに思えるような二分の一成人式、
いのちの授業を目指します!

妹想いの姉ちゃんよろしくね( ^ω^ )←かなり無理矢理。

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