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2017.12.04

徳之島出張中に起きた大事件!

1週間の徳之島出張を終え
大阪に帰ってきました!

出張中も、普段と変わらず、
毎日ブログでアップしていくつもりでしたが

先週は水曜日・木曜日・金曜日、なんと3日間も!!!
不覚にも・・・お休みしてしまいました・・・。
ごめんなさい。

言い訳していいですか?
それには、かくかくしかじか、ワケがあったんです。

徳之島出張に際して心配していたのは、
小学生以下、同伴する子どもたち5人が
体調を崩さないかどうか、ということでした。

11月前半には、1歳児がRSウイルス感染で
1週間入院しました。
退院した2日後に、高3の大学入試があり、
合格発表の数日後に、一人暮らしのための
学生アパート成約のために一家でバタバタと愛知県へ。
帰ってきたと思ったら、今度は小3が嘔吐と発熱。
1歳児が再び、若干お熱が高いとのことで
保育園からお迎え呼び出し2連チャン。

徳之島が迫っているのに。
どうすんだーーー!
頼むよ、子どもたち!!

ドキドキしましたが・・・
神様は味方してくださいました^ ^

徳之島出発当日には全員元気♪
なんの問題もなく出発することができたのでした。

ハイビスカスの咲き乱れる南国の島で
子どもたちは半袖ノリノリ!
みんな健康そのもの!

そうなんです。
‘子ども’は元気だったんです。

まさかの・・・わたしの体に、なんとなく異変が。
下腹が張っているような?
排卵痛のような、軽い生理痛のような?
下腹から腰にかけて、なんともいえない違和感がありました。

痛いってほどでもないけど、痛いっちゃ、痛いかなぁ・・・
なんだこれ?

ガスが溜まるようなもの食べたっけ?
水分あんまり摂らないから膀胱炎かなぁ?

まぁ。深く考える必要もないか。
どうせ明日には治るやろ。
いけるいける。

気楽に考えながら寝床につきました。

が・・・
眠れない・・・

痛い?
我慢できないほどじゃないけど、痛い?
うん、痛い・・・かもしれん。

さらに、熱の出る前触れのような気だるさと
寒気のような嫌なカンジが
ジワジワと忍び寄ってきました。

朝起きたときには、下腹部の違和感は鈍痛に変わっていて
ときどき発作的に刺すような激しい痛みが襲ってきます。

気のせいだと信じようとしても、
ごまかせないぐらいになっていました。

身体はアツアツ。
体温計を持って行ってなかったので
計れなかったけど、微熱レベルではなかったと思います。

なんで今!!
しかも、なんで想定外の’わたし’!!

わたしの取り柄は『健康』です。

風邪をひくことなんかほぼありません。
子どもたちがインフルエンザになろうが、
ノロウイルスにかかろうが、次々に発症する
きょうだい間感染を看病しようが、

「うつる気せんっ!」

ウイルスや細菌に対しては常に戦闘モード。
ノリと勢いで生きている人種なので
子どもから病気をうつされたこともありません。

過去をさかのぼると4年前
風邪ではない、ナゾの高熱を出して
2日間だけばぶばぶを休んだことがありました。

自分の体調不良が理由で、
ばぶばぶを『病欠』したのは
開業14年間であとにも先にもこのときだけです。

そんな自分が、なんで?
安易に振替のきかない徳之島の仕事のタイミングで
体調を崩すなんて・・・
何か悪いものでも憑いているんでしょうか?

悔しいやら情けないやら。
でも、どんなに体調が悪くても
今週の仕事は何があっても絶対にやり通すつもりでした。

この日の予定は、午前・午後と
連続して小学校と中学校のいのちの授業でした。
ということは、数時間立ちっぱなし、喋りっぱなし
だということを意味します。

今この瞬間を一生懸命に生きている子どもたちにとって
『今』を逃して「また今度」はない、という強い想いが

できるだろうか・・
やりきれるだろうか・・・

グラつく自分を支えてくれました。

そう簡単には来ることができない、離島の子どもたちに
生きる光と希望を与えたい・・・!

わたしならできる!!
絶対やり通す!

解熱鎮痛剤を授業直前に内服し、
火事場のクソ力で子どもたちの前に立ちました。

人間ってすごいです。
午前も午後も、わたしは誰にも悟られることなく
いつもと同じように白熱した授業をすることができました!
痛み止めは飲んでいたけど、
授業の間は発作的疝痛は顔を出すこともありませんでした。

ですが、宿泊しているバンガローに戻った途端
動けなくなりました。

夜になって、こりゃアカン!と直感したパートナーが
島で唯一の救急病院に運んでくれました。

病院で熱を測ったら39℃超。
胃腸炎の症状があるわけでもなく、
風邪の症状があるわけでもなく、
間欠的な下腹部痛と高熱のみ。

盲腸炎を疑われましたが
血液検査と造影剤を使った腹部のCT検査の結果、
小腸の重度炎症という診断が下りました。

絶飲食指示。
持続点滴治療が必要なため入院と言われました。

次の日もいのちの授業がありました。
妊婦教室も、おっぱいケアもあるんです。
島の人たちは、何ヶ月も前から心待ちにしてくれていたんです。
それを裏切ることなんてできません。

病院にもわたしのポスターがデカデカと掲示されていたので
幸いにも、けっこうな数のスタッフが
大阪から来た変人の状況を把握しておられました。

本来は、即入院の患者なのに、
ドクターも頭をひねってくださいました。

大阪に戻ったらすぐに消化器内科を受診すること。
ちょっとでも変だと感じたらすぐに病院に来ること。

を条件に

だましだましの応急処置で
仕事をなんとかこなせるようにと
考えてくださいました。

次の日は、熱も痛みもまったく変化がないまま
(ただし悪化している感じはなかった)
島の大勢のママたちに、おっぱいケアを行いました。

夕方、再び病院に駆け込んで点滴。
熱はやっぱり39℃超。
時折、発作的におなかの疝痛に、のたうちまわりました。

そして翌々日。
この日は、メインとなる規模の、中学校いのちの授業。
飲まず食わず、点滴だけで生きていたわたしは
フラフラでしたが、

なぜか「あなたの使命!」
という声がどこからともなく降りてきて
何があっても、この中学校だけは行かなくてはいけない!
という不思議な力が働きました。

意地でも、それこそ命がけで
やり抜かなければいけない授業。

高熱は続いていましたが、降りてきた直感に従って
全力を尽くしました。

そして大阪に帰る日を迎えました。

朝、起きたらなんとなく身体がスッキリ!
もう食べても飲んでも大丈夫な気がしました。

点滴の力を借りることも、
解熱鎮痛剤の力を借りることもなく
精一杯、最後の仕事をこなすことができました。

12月なのに、Tシャツで過ごせる温暖な島。
観光をするゆとりもなく、
美しいサンゴの海を堪能する時間もなかったですが、
でも、とてもとても有意義でした。

本当にたくさんの出会いがありました。

小学生、中学生、学校の先生たち、
ママたち、役場の人たち、保健センターの保健師や看護師、
そして町長。

そこに住む、さまざまな年代の人たちとの
生身の触れ合いを通じて、
分刻みでこなした仕事の数々は、

離島と都会の文化の違い、抱える問題、その現状を、
わたし自身の心に
ガッツリと感じ、芯を持って学ぶための
きっかけになったと感じています。

島の持つ、素晴らしいメリット。
そして島だからこその苦悩と葛藤・・・

気づきの連続でした。

病気とはほとんど無縁のわたしが
このタイミングで病気になったのも、
きっと何か大きな意味があったんだと思います。

そんなわけで、ブログを書くまで
力及ばずの先週でしたが、

今週からはまた、地元大阪、
古民家ばぶばぶで
みなさまのお越しをお待ちしています!

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