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2019.05.15

ばぶばぶ移転後、代わる支援者は・・・

今年夏。
8月17日(土)をもちまして
助産院ばぶばぶは一旦閉院

11月より沖縄(平安座島)へ移転
リニューアルオープンします。

「何かあってもばぶばぶがあるから
安心して育児ができていたのに・・・」

「これからまた
新しい助産師さんを開拓するなんてしんどいです・・・」

「HISAKOさんがいるから
次の妊娠を前向きに検討していたのに」

「ばぶばぶみたいな助産院、
ほかにあるんですか?」

「どうしてもってときは
しょうがないからどこか別の助産院探して
行くかもしれないけど・・・
ばぶばぶなくなるなんてありえない」

「ばぶばぶがあるうちに
ちょっと早いけど断乳しようかな・・・」

関西在住のママたちからは、
このような声をたくさんいただきます。
本当にありがとうございます。

でも、
ちょっと待ってー。

病気になっても病院なんか行かん!
自力で治したる!

という人がいるように

ひどい乳腺炎になっても
自力でなんとか治す!

という選択をされるママもいるので
助産院に通うことが絶対とは言えないと思いますが

赤ちゃんにとって、
おっぱい(ママの健康)は命綱なんです。

ママひとりの問題なら
「病院行かない!」「自力で治す!」
「専門家がなんと言おうと、自分のやり方を貫く!」
でもいいかもしれないけど、

安易な判断はときに、
罪のない赤ちゃんにいのちに関わるような
影響を及ぼすこともあるのです。

『命綱』のメンテナンスやケアを受けることは
赤ちゃんや健康であるための
ママとしての責任でもあると
わたしは思います。

妊娠中の健診が大切であるのと同様に
出産後、離乳食が軌道に乗るまでの
おっぱい(赤ちゃんにとっての生命線)の管理は
とても重要です。

どこまで自分で解決すべきで、
どこから頼っていいのか迷って、
結局、ひとりで耐え忍んで、

なんとなく・・・
危機回避で断乳まで過ごすという
綱渡り的な母乳育児は
危なっかしくて見ていられません。

また、誰に相談していいものかわからないまま、
相談できる場所があることさえ知らずに

「母親なんだから強くないといけない」

肩肘を張って一人で悩みを抱え込み
キャパオーバーになっていたり
正確とはいえない情報を信じて
間違った育児を実践しているママもとても多いです。

それはときに、ママだけの苦悩にとどまらず、
子どもやパパの幸せにも
影を落とすことになると思います。

おっぱいに関して
助産院で診てもらってほしいのは

●乳頭の痛みや傷があるとき

●授乳後もおっぱいのしこりがまったくとれないか、
もしくは逆に大きくなっている気がするとき

●赤ちゃんがやたらとグズったり、
おっぱいを欲しがらない、嫌がる場合

●飲ませても飲ませても満足げではない場合

●ママの気分が浮かない場合

ばぶばぶのママたちを観察していると
妊娠中から産前おっぱいケアで
通ってくださった人たちは
産後も比較的、精神的に安定しており、
産後早期から母乳育児が確立されることが多いです。

その後もおっぱい生活を続けていくなかで生じる
あらゆる問題・・・

例えば

子育てのこと、
日々のモチベーションのこと、夫婦のこと、
ママの生き方のこと、赤ちゃんの健康に至るまで

細々した疑問や不安を
そのつど解決していくことによって

深刻な問題に発展する前に
早期に克服されています。

実は、今の産婦人科施設では
母乳育児に関して
多くのママたちが経験する多くのトラブルに
正しくアセスメントし、解決法を打ち出すスキルが
足りません。

おっぱい以外のことにおいても、
子育て世代のママたちの
あらゆる悩みに的確に対応できる施設も、
行き届いているとは言えません。

そもそも、それが
社会的に問題だと思いますが、

おっぱいトラブルが起きたときは
おっぱい専門で開業している助産師が
プロフェッショナルなので
どうか、もっと頼ってみてほしいと思います。

ばぶばぶが大阪からなくなっても、
かかりつけ助産師を持ってほしいです!

開業助産師は、
おっぱいのことだけじゃなくママの心の状態、
総合的な健康状態にも耳を傾けます。

母乳育児を支援、ですが実際には
ママの健康状態、メンタル、
社会的な立場、仕事、パパとの関係、
年齢、子どもの数と年齢差などなど・・・

ありとあらゆる視点から
どーでもいいような(笑)
お話をたくさん伺うことでトータル的に
ママのことを見守っていきます。

「HISAKOさんと喋るの楽しい!」
「なんでそんなおもしろいんですか?」

みなさんそうおっしゃってくださいますが、

ママをいかにリラックスさせ
心を開いてもらえるかが、
子育て支援の最初の一歩だと考えます。

ママの状態こそが、
子育ての能力にめっちゃ大きく
影響するんですよ~。
ほんまやで!

わたしも、悩みはたくさんあります。
ほんの小さなことから、
けっこう深刻よね、ということまで
いろいろですが、

どんなママだって、
個人的な悩みがあるのが当たり前。

持病があったり、産後うつ、経済的な心配、
人間関係のストレスなど・・・

さまざまなものを抱えている、
それが人間ですよね。

自分にゆとりがないと、
子どもに対してもゆとりがなくなります。

それは確実に、
幸せ育児には、つながりません。

日本では、
ママと子どもの健康を分離して管理する考え方が主流ですが、
違うと思うんですよね~。

常に、ママと子どもはセットです!
パートナーがいる場合は、
パパとママもセットです!

片方を治療するために片方がおきざりにならないように
最大限の配慮が必要です。

子育てが始まると、
今の悩みの原因は子ども
と考えがちですが、

子どもは悩みのきっかけにはなるけど、
根本原因は、他にあって
ママのゆとりのなさが悩みを運んできている
パターンが本当に多いです。

ママの厳しい状況を予防、緩和できる道を
一緒に探していく

継続可能で、家族みんなが前向きになれる道を
考えられるばぶばぶでありたいと思うし、

そういう専門家のサポートは
すべてのママに必要だと感じます。

育児ノイローゼ、産後うつ、クライシス
危機に直面するママは必ず
周囲の理解やサポートが不足しています。

「自分はがんばっている!
これでいいんだ」

自分を認めることのできるママは
少々の悩みや困難はあっても
子どもの要求に応えられなくなるまで
追い詰められることはないんじゃないかな。

ばぶばぶは大阪から移転するけれど、
スカイプによるweb相談は健在です。
みんながもっと敷居低く利用できるように
現4600円を、値引きする方向で
現在、検討が進んでいます!

ZOOMセミナーも
沖縄移住後、健在です!

ときどきは出張おっぱいマッサージで
大阪に行く計画も進んでいます。

「今すぐなんとかしなければならないおっぱいのこと」
に関しては、
すぐに対応してあげられなくなるけど
その他のことは、今後も変わらずおまかせください!

「ばぶばぶじゃないとあかんねん」
とか言わないで

他の助産師さんの開拓、
かかりつけ助産師の確保を
どうかよろしくお願いします!

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