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2016.07.29

授乳途中で赤ちゃんがのけ反るのは?

「母乳で育てたい!」
と思っているママにとって
赤ちゃんのおっぱいストライキは
かなりショックなできごとです。

一生懸命、飲ませようとすればするほど
うまくいかず空回り。

周りのママは
上手に授乳できているように見えて
なんだか自分だけ不器用に感じられて
へこみます。

隣の芝は青く見える、
ではないですが、

最初からスムーズに授乳できるママなど
ばぶばぶでは一握りです。
多くのママたちがおっぱいが軌道に乗る
産後4ヶ月(長い人だと半年)まで
波乱万丈のおっぱいライフを送っておられます。

よくあるご相談で、

「おっぱいを飲み始めて最初は
おとなしく吸っているんだけど
途中でいきなりのけぞって怒り始めて、
そうなるともう、どんなにくわえさせようとしても
飲んでくれない」

というのがあります。

出ないのかなぁ・・・
足りないのかなぁ・・・
おいしくないのかなぁ・・・

ママはさまざまな原因を考えて
悩んでしまいますよね。

仮に、
おっぱいが足りないのだとしたら
おそらく赤ちゃんは
くわえてすぐ、吸い始めの段階から
のけぞって怒るはずです。

ポイントとなる点は

・飲ませ始めは嫌がらない
・途中からのけぞる

このようなタイプのおっぱいストライキは
赤ちゃんに吸われることによって
母体の脳がその刺激を受け

「母乳分泌開始やでー!
ジャンジャン出したってやー!」

いわゆる射乳が始まることで
起こります。

母乳というものは、いつも同じペースで
分泌されるわけではなく

最初はチョロチョロ、
中、ジャンジャン!
休憩があって・・・
もひとつジャンジャン!

チョロチョロのときは、
赤ちゃんはマイペースで
おっぱいを飲むことができますが

ジャンジャンが始まると
飲み込むのが追いつかず、
溺れてしまいそうになります。

慌てすぎて空気を大量に飲み込んでしまい
おなかが苦しくなって
母乳が飲めない状態になる子もいます。

で、イライラして
赤ちゃん激怒!!

と、なるわけです。

射乳反射が来ても、赤ちゃんがそれなりに
落ち着いてマイペースで飲めるように
授乳途中で嫌がってのけぞることが
続くような場合は
飲ませる前に少しだけ前搾りをして
乳輪・乳頭を柔らかく
舌でとらえやすい状態を作ってから
ふくませてあげると
比較的『途中のけぞり』は改善されやすいと思います。

飲ませ始め、授乳の最初からのけぞって
飲んでくれないような場合は
もしかしたら本物の哺乳ストライキか、
今は飲みたくない気分なのか、
授乳の姿勢が悪くて飲みづらいのか、
乳腺に詰まりがあったり乳腺炎になりかけていたり
乳質の低下が原因かもしれないので
一度、おっぱいのプロに
状態を診てもらうようにしましょうね。

『途中のけぞり』は決して
おっぱいが足りていないサインではありませんので
安易にミルクを足さないように、

そうはいっても
「不安でたまらない!」
というときは
助産師さんに相談してみてください。

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