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2020.03.10

ばぶばぶ発・残念なパパたち その2

初めての出産。

産後2日目から急におっぱいがカチカチになり
赤ちゃんも上手に吸えないため、
産院の激痛マッサージを受けました。

痛すぎて、泣けてきます。
出産もしんどかったのに、
おっぱいもこんなにたいへんだとは
夢にも思っていなかったママは
ポロっとパパに弱音を吐きました。

「もう嫌だ・・・」

パパから返ってきた答えは

「世の中のママさんたち
 みんなやってることだから
 おまえもがんばれよ」

でした。

『がんばれよ』
その一言、
出産を終えたばかりの
ママの心にはグサリ堪えますよね・・・。

がんばってます。
ママは今、十分にがんばっています。

初めての子育てはわからないことだらけ。
試行錯誤でがんばっているんです。

出産直後の不安定な身体で
右も左もわからない未知の仕事を
任される重圧はいかほどか。

直母がうまくできないっていうのは、
まるでママである自分を全否定されたようで
大きな敗北感と挫折感に覆われます。
ママにとっては深刻な重大事なんです。

『おまえもがんばれよ』

パパはきっと
励ましのつもりで言ったのでしょう。

突き放すつもりなどなかったと
思うのですが、

でも~~~!
でもでもでもーーーーー!

パパの言葉はとげとげしくて
ママにとってはダメージでしかありませんでした。

ただ、
「よくがんばってるね」「つらいね」
「一緒にがんばろう」って
共感し、受け止め、
言ってほしいだけなのに。

がんばって当たり前だと言われる。
もっとがんばれと言われる。

努力を認めてもらえないと
大人だって気落ちしてしまいます。

腹が立つというよりも
クールに打ちのめされて悲しい気持ち。
ママは一気に孤独に襲われました。

思い悩むありのままの心の内をさらけ出しても
暖かく包んでくれる場所はいったいどこ?

赤ちゃんがうまく飲めないので
産院では搾乳を勧められました。

ですが、いくら搾っても
母乳はまったく出ず、ただ痛いばかり。

助産師さんには

「おかしいね~
 こんなに張ってきてるのにねー」

と首を傾げられ、
ママは自分は役立たずなんだと、
さらに心が折れました。

(張ったおっぱいの中身は
母乳の前段階の血液なので搾乳しても出ない。
乳頭乳輪のマッサージと基底部の血液を流すケア、
ひたすら赤ちゃんに吸わせることで
血液が乳腺へ流れ、母乳生成のスイッチが入り始める。
なので、この状況、決して「おかしいね~」では
ないのですが)

退院時に80ccのミルクを
を1日8回たすように言われました。

(ミルク指導だけ?直母指導はないのか・・・泣)

1ヶ月健診4420g(出生時2980g)
増えすぎだから
ミルクを減らすように指導が入りました。

3時間ごとに80ccを4回に減らしましたが
ミルクを足してもずっと泣いているような感じ。

そのつどおっぱい吸わせますが、
あまりにも授乳回数が多く、
乳頭がヒリヒリ痛くなってきました。

それでも吸わせなければ分泌量は増えないから
『がんばりなさい』カツを入れられ

吸わせたあと
さらにおっぱいが空になるまで搾乳することで
分泌量が増えるから『がんばって』
とはっぱをかけられました。

繰り返される『がんばれ』
叱咤激励の声。

ママは歯を食いしばって
激痛に耐えながら授乳と搾乳を
ひたすら続けました。

1ヶ月をすぎるころから
搾乳してもあまり出なくなり
おっぱいも張らなくなってきました。

張らない。
吸わせても吸わせても泣く。
乳頭が痛くて辛い。
寝不足でしんどい。

かなり限界。

・・・でも、
できるのならおっぱいで育てたい。

そのために、
自分は『がんばらなければ』いけない。

しばらくは挑戦的姿勢で
気合いと根性でがんばっていたママですが
張り詰めていた緊張の糸は長くは続かず
とうとうプツリと切れてしまいました。

入院中に言い放たれたそっけない言葉

『おまえもがんばれよ』

まだ耳に残っていましたが
気弱な自分を見せられる相手は
やっぱりパパしかいません。

ママはくじけそうな気持ちを
打ち明けました。
今度こそ受け止めてもらえると信じて・・・・。

「がんばれないのならママやめるか?
 俺はおまえのためを思って言ってる」

ママをやめる?

投げやりで非現実的な提案です。

それを口に出すことに
建設的意味があるのでしょうか。

なぜこの人は、
こんなことしか言えないんだろう・・・
私の何を理解してくれているのだろう・・・
ただ、話に感情移入してもらい共感してほしいだけなのに。

ママは大きなショックを受けたのでした。

パパの行動はすべて「目的」というものに志向性を持ち
会話は陳述、報告です。

ママはどんな行動ににも「共感」がモチベーションになり
会話は親密さの象徴です。

だからママからすると
パパが理路整然と物事を語ることに
冷たい印象を受けます。
うんうん、と感情に寄り添って聞いてほしいだけなのに。

男女の決定的な思考パターンの違いから生じるすれ違い。
これはきっと永遠のテーマなのでしょうね

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