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2017.07.28

ばぶばぶ always三丁目の夕日

夏休み。

17歳の娘がばぶばぶに遊びに来ていました。

診察室の横の押入れの中に
持参したカバンを置いていた彼女は
ペットボトルのお茶を取り出そうとしました。

押入れの建具を開けたまま
お茶を飲もうと頭を上にあげたら
視線がたまたま押入れの天井に。

ん?
何かある?

好奇心旺盛の
17歳の胸が高鳴りました!(笑)

築90年目を迎えた
ばぶばぶの押入れの中に
スマホの懐中電灯で照らしながら潜入し、
『何か』の正体を確認しました。

これは表札でしょうか?
15cm×7cmぐらいの、深く味の出た木の板に

—————————————————————

大阪市阿倍野區
阪南町東三丁目一番地

諸木 榮 様       行

—————————————————————

古びたかすれ字で
このように記されていました。

「區って、区やんな?
え〜〜〜!
やば〜〜〜〜〜!!」

突如現れたレトロな旧字体に
17歳は大興奮!!

『榮』?
スマホで調べたところ
現在の『栄』の旧字体であることが判明しました。

さらに、21世紀現在の阿倍野区には
『阪南町東』という住所は存在しません。

調べてみると
昭和初期、この辺りは
阪南町東・中・西に分けられていました。
それらが『阪南町』とひとつにまとめられたのが
1966年(昭和41年)のことでした。

と、いうことは・・・

この木札は、
昭和41年以前のものだということが
判明しました。

そして、
『三丁目一番地』と、町名番地表記が使われていたのは
1962年(昭和37年)以前のこと。
よって、木札は昭和37年以前のものです。

さらに『区』が旧字体。
1946年(昭和21年)に常用漢字が内閣告示され、
新字体に切り替わったのは、
昭和24年のはじめだったそうです。
なので、木札はさらにさかのぼり、
昭和21年以前のものであることがわかりました。

大阪市阿倍野区は、
1943年(昭和18年)に、住吉区から分区して
阿倍野区として誕生した区です。
ということは、
木札は昭和18年以降、昭和21年以前のもの。

おおおおお〜〜〜〜〜!
謎の木札が、いつの時代のものなのかが、
次第に具体的に!

最終的には
昭和20年前後のもの、今から75年ほど昔の
木札だということがはっきりしました。

諸木榮さんという人が、
75年前のばぶばぶに
住んでいらっしゃったのでしょうか。

3年前に、
ばぶばぶがこの古民家に移転したとき
ここは幽霊が出そうな廃墟でした。

20年間ぐらい 空き家になっていたそうで、
それ以前は、老夫婦がこの古民家で
縫製業を営んでおられたのだとか。
もちろん、ご夫婦の氏名はわかりません。

それがもしかしたら、
諸木榮さんと、その夫?
だったのかもしれません。

真実は闇の中ですが、
タイムスリップして古き良き時代に
思いをはせるのは楽しいです〜!

17歳の好奇心は止まりません!
ほかにも、何かないかな?
押入れの天井にはりつくようにして
目をこらしました。

すると諸木榮さんの
木札とちょうど向かい合わせの位置に
もう一枚、見つけてしまいましたぁぁ〜〜〜〜!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東京都京橋 區
築地1ノ20

吉田 榮作        出

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今度は、東京です。
でも、現在の東京都には「京橋区」なんて
ありません。

1943年(昭和18年)に、東京都制が施行され、
「東京市」と「東京府」が廃止され、
東京都が設置されました。

京橋区は、
1878年〜1947年(昭和22年)にかけて
かつて存在した区でした。
現在の中央区の南部に位置していて、
今でも、そのあたりを「京橋地域」と
呼ぶことがあるそうです。

1947年(昭和22年)、
京橋区と日本橋区が合併して「中央区」を新設。

これらの情報から総合的に判断して、
この木札は、昭和 18年〜昭和21年のものだと
判明しました。

今回見つけた2枚の木札は
同時期のものであることがわかりました。

諸木榮さんが、
75年前のばぶばぶに住んでいたと仮定して、
想像力を膨らましていきます・・・

吉田榮作さんって、誰?
榮さんとの関係は?

同じ『榮』の字が名前に入っているけど
苗字は違う。。。

それはきっと、
お父さんの一文字をもらった娘、
榮さんが東京から大阪へ
吉田榮さんが諸木家へ
嫁に来たからではないでしょうか。

吉田榮作さんは、榮さんのお父さんか、
もしくは兄か弟。

木札には、

「吉田榮作  出」

「諸木榮様  行」

とあり、

これがもし表札か何かだったら
「様」と敬称がついているのは不自然です。

それに、それぞれの氏名のあとに記された
「出」「行」
っていうのはいったい・・・?

吉田榮作さんが、諸木榮さん宛に
東京から何かを送ったのかなぁ・・・?

でもこの時代、紙は存在しているはずだから、
手紙や電報ではないだろうし、
宅配便がスタートした昭和51年以前の
荷物郵送の札?

いや、だとしても紙がありますよね。
なんで木札やねん〜〜〜〜!!!
ナゾやーーーー!

あー!
これ以上はわかりません。

どなたか、ワクワクするような推理ができる方、
よろしければ以下まで

『ばぶばぶ always 三丁目の夕日 物語』

メールください!
mailto:store@babu-babu.org

夢いっぱい♪
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