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2016.07.23

ママのボディにもいたわりを♪

暑いですね〜。

この時期、ばぶばぶの和庭園には
毎朝どこからともなく
クマゼミが飛んできます。

9時の開院から午前11時ぐらいまで
シャーシャーシャー!!

それはそれは賑やかで
「セミに負けてられないわっ!」
思わずわたしまで
つられて大声で話してしまいます。

不思議なことに
お昼前になるとクマゼミはパタリと姿を消し、
お庭は本来の静けさを取り戻します。
セミの声にかき消されていた
アンティークの真鍮の風鈴が
風が吹くたびに、チリー・・・ン・・・
風流な音色を奏でます。
実際の暑さは変わりないはずだけど、
なんとなく一気に涼しい気分になるから
不思議ですよね。

クマゼミは早朝。
アブラゼミは日中。
ヒグラシは夕方。

セミたちは、
種類によって鳴く時間帯が異なるそうです。
これは、お互いに鳴く時間帯をずらすことで
鳴き声をお目当ての相手(メス?)に
伝えやすくするために
そのように進化をとげた結果なんだって。

誰かに教えてもらったわけでもないのに
生き延びるための種の保存の知恵と
種を超えた共存のための譲り合いの精神。
自然界はうまくできていて、
すごいなぁと思います。

それに比べ人間は

「わたしが!わたしが!」

って自分本位で
未熟な生きものやな〜と思います。

なにはともあれ
クマゼミの大合唱を聴くと暑さは倍増!
来院されたみなさんは汗だくです。

とくに妊婦さんや
授乳中のママたちは
ホルモンバランスの変化にともない、
通常モードに比べて代謝が上がっているので
人一倍暑さが堪えますよね。

「おっぱい、おなか・・・
あちこち痒くて〜〜!」

夜中に無意識にかきむしって
引っ掻き傷だらけになって
来られるママもいます。

妊娠中期以降の妊婦さんの
肌トラブルの一つ
「妊娠性皮膚掻痒症」。

痒くてたまらないけど
発疹などは見られないのが特徴です。

よく混同されるものに
「妊娠性痒疹」や「PUPPP」があります。
こちらはかゆみだけでなく
比較的広範囲に赤い湿疹が現れます。

おなかが大きくなって
皮膚が過剰に引き延ばされることや
女性ホルモンの分泌量が急激に増えて
相対的なホルモンバランスが崩れがちに
なることによって
肌が乾燥しやすい状態になり、
それが全身のかゆみを誘発します。

また、妊娠中は
大きくなった子宮が肝臓を圧迫して
肝機能がいつもより
のんびり屋さんになります。

妊娠中のママの身体は
なんでもかんでも
赤ちゃんと2人分の働きをしなければ
なりません。

食べた栄養分は肝臓に運ばれて
取り込みやすい形に変えて
身体に有害なものは無毒化するという
すごい働きをしています。

働き者の肝臓は妊娠すると
さらにたいへん!
なにしろ2人分の代謝と解毒を
任されるのですから!

しきれなかった分は
皮膚を通して
毒素を外に排出しようとします。

だから妊娠中期以降
あちこち痒く
なったりするのです。

掻くことで肌に傷ができ、
そこからばい菌が入って湿疹などの
症状が出てしまうと
余計にかゆみが増し、状態が悪化します。

身につけている肌着や洋服なども
ゴムがきつくないか?
締め付けすぎていないか?
素材は刺激がないかどうか?
再確認してみましょうね。

かゆみがどうしても我慢できないようであれば、
妊娠中は使えるものは限定されますが、
かゆみ止めのお薬を処方してもらうこともできます。
でも、おなかの赤ちゃんへの影響も心配だし、
できるだけお薬に頼りたくないですよね。

なるべく赤ちゃんに負担のない方法で
妊婦のあなたにできること。

それは案外、単純明確!
シンプルに、肌の乾燥対策をすること。
これに尽きます。

また
出産後に身体のいろいろな箇所にかゆみが出て
お困りの方も多いです。
かゆいと夜もぐっすり眠れないし、
かゆみが気になりストレスが募りますよね。

授乳を開始すると
胸腺が活発に機能し始めるため
代謝が激しくなり
汗をかきやすくなります。

母乳が漏れ出してきたり
母乳パットをつけていることも
ムレとかゆみの大きな原因。

おっぱい以外の部分にかゆみが出ることも多く、
ホルモンバランスの乱れや産後のストレス、
疲労、睡眠不足からくる免疫力の低下
などが原因としてあげられます。

妊娠によるホルモンバランスの乱れが
産後にも継続されていることによるかゆみは、
生理が再来すると
ホルモンバランスが妊娠前の状態に整うため、
自然と治まりやすくなりますが、

授乳中も、妊娠中と同様に
薬を塗ることには
抵抗があるママは多いはず。

産後の身体のかゆみへのケアも
基本的には妊娠中と同じです。
肌をしっかりと保湿することで
かゆみは確実に和らぎます。

かゆみが出ている肌は敏感になっていますから、
できるだけ刺激の少ない保湿剤を選びましょう。
油分だけ補うベタベタするタイプのものではなく
油分と同時に水分も
肌に与えられるタイプのものがおすすめです。

お顔のお手入れに関しては
毎日ちゃんと乾燥対策しているのに
ボディの乾燥は盲点になってしまっている
ママが多いように思います。

ケアもろくにしないで
「かゆい〜 肌荒れが〜 ムレが〜」
ってグチっても、
そりゃあかんよね(笑)

夏は汗の季節。
そしてエアコンが手放せない季節。

いろんなところがかゆくなりやすいからこそ
全身しっかり保湿!
が、ママたちにも大事なのです。

ちなみにわたし、
おっぱいとおなかと
背中と腰回りが(ほとんど全部やな(笑))
よくかゆくなります。

掻きたい欲求にかられたら、すかさず
ばぶばぶモイスチャージェル マシュマロを
ぬりぬり。

乾いた細胞たちに
水分を入れながら保湿保湿!!

確実に、
肌はキレイになりました。
モチモチしてますよー!

たかが保湿。
されど保湿。
たったこれだけのことで
こんなに変わるんです^ ^

可能であれば
保湿剤でパートナーにマッサージしてもらうと
さらに効果大です!

幸せホルモン、セレトニンが分泌されて
心が穏やかに。
それが腸内環境を改善します。

腸内環境がよくなると
免疫力が上がるので
身体の痒みも改善される傾向があるんです。

ついつい
妊娠中、産後、
わが子のことばかりに目が行きがちだけど

不安定なホルモンバランスの時期だからこそ
赤ちゃんばかりではなく
ママ自身の身体のことも
いたわってあげてくださいね。

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