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2017.11.20

子どもの下ネタ

4歳の男の子とママが
パン好きのわたしのために、
さつまいもパンを差し入れしてくれました。

「うわ〜ありがとう!
これ、何パン?」

男の子に聞いたら

ニヤっと笑って「うんちパン」と。

そこからもう、うんちスイッチON!
メーター振り切る勢いで、
4歳児のうんち祭りが始まりました。

「今日はこれからどこ行くの?」
「うんち屋さん!」

「お昼、何が食べたい?」
「うんちラーメン!」

ああ・・・そうですか
もういいです。(^^;

小さな子ども・・・
とくに男子はうんちやおしっこ、おなら、ちんちんネタ
大好きですよね。

先日、箕面市で
子育て講演会をさせていただいたときも
5歳の男の子のママから
以下のような質問がありました。

===================
下の子に授乳している間、
上の子が隣の部屋でこっそり
スマホでYouTubeを見ていました。

その検索ワードに愕然・・・!

「おんなのうんち」

意図的に音量を小さくしていたことも含め
ショックすぎて
どうしたらいいのかわかりません。
====================

ほぉ〜〜〜〜
なかなかやりおるな、5歳男子!!
末はエンジニアか?
IT関連で成功か?

わたしはまずスマホを使いこなす5歳児に感動しました。
すごいなー。

ひらがな読めるし、書けるし、
自分の関心あることを適切で端的なワードに変えて
検索までできちゃうんだ!
それってめちゃくちゃ高度ですよ!

子どもが『うんち』が好きなのにはわけがあるんです。
『おんな』に興味をそそられるのも同様
子どもなりの意味があります。
それは、大人が思うようなエロい意味なんか
まったくありません。

赤ちゃん時代、子どもはママのおっぱいを吸うことで
温もりと愛を感じてきました。
お口に触れるその刺激は、
空腹と安心感が同時に満たしてくれるので
ママのおっぱいと自分のお口は
『至福の場所』として関連づいてインプットされていきます。

『おっぱい×お口=快感』

なんでも食べられるようになり
栄養的には母乳は必要なくなる月齢になっても
子どもがいつまでもおっぱいを欲しがったり
触りたがったりするのは、
ママのおっぱいに『快感』を覚えているからなのだそうです。

赤ちゃん時代から、
男の子も女の子も『性』を意識している、
すでに性欲を持って生きているのだと
偉い心理学者のフロイトさんもおっしゃっています。

卒乳しても、子どもにその『快感』は根強く残ります。
無意識のうちに性的な快感と
口や唇の興奮を関連づけるようになります。

子どもがなんでも口に入れたり、
指しゃぶりや、爪を噛んだりする癖などは
口に刺激を与えて心を満たそうとするための本能的な
動作と言われています。
つまり、爪や指はママのおっぱいの代用品なのですね。

そして・・・
やがて子どもは
口とは対極の排泄に『快感』を見出していく年齢へと
突入していきます。

いつでもどこでも分別なく
好き勝手に排泄していた赤ちゃん時代が終わり
排泄コントロールができるようになると
まばゆいばかりに輝くパンツデビュ〜〜〜!!

うんちがしたくなっても、
トイレに行くまで我慢ガマン!
うんちが出るとすっきり爽快!
おお!快感〜〜〜♪♪

しかも、
おむつの中ではなくトイレでうんちができたら
ママに「すごい!」「えらい!」
ベタ褒めしてもらえるのだから、
そりゃもう、排泄には格別の喜びを見出すことができます。

排泄の自立が整う年齢の子どもは・・・

地球は自分中心に回ってる!
そこどけそこどけ、オレ様が通る!

そうです、
ママたちをパニクらせる
あの、イヤイヤ期です!!

誰よりも偉いボクから出てくる
華麗なる「うんち」の右に出る者はいないんだぞ!
ファンタスティックだろ?
どや!!

彼らにとって自分は「価値あるもの」。
そんな自分から出てくるうんちは
並々ならぬ絶品と評価します。(^^;;

つまり、小さな子どもたちが
「ウンチ〜〜!」と叫びながらゲラゲラ笑い転げる光景は、
周りをイヤな気分にさせるためではなく、
自分で排泄をコントロールし、自分でトイレでできたこと、
自分のうんちを誇らしげに自慢しているわけですね。

・・・やがて男の子は
自分がもっとも癒され尊敬する
ママと同じ性を持つ「女の子」という
生きものの存在に気づきます。

カラダの仕組みも自分が持っていないものを
持っているって不思議ですよね。

なんだか知らないけど、
女の子ってすごい。

そんな女の子から出てくるうんちなんか・・・

もう!!!
神だ〜〜〜〜〜〜〜!!
うんちバンザーーーイ!!!

に、なっちゃうのかもです。(^^;;

けど、そんな態度を見せるのはどうにも恥ずかしい。
照れ隠しで男の子は茶化したり、ちょっかいをかけたり
しちゃうのですね。

冒頭の5歳の男の子は
とても健やかに育っているとわたしは思います。
彼は決して、ママが考えているような
卑猥で下品なねじ曲がった性への嗜好を
持っているのではないと思います。

こっそり隠れて
音量下げてスマホを見てるなんて、
かわいすぎます!

そんな姿を見つけたら、叱らずに・・・
性教育の素晴らしいチャンスが到来したのだと
前向きに考えてみてください。

「おんなのうんち」に関心を持った彼の
好奇心に、まずは拍手です!

そして、

カラダの仕組み。
人間ってすごいんだということ。

逃げも隠れもしないで
ロマンチックにさわやかに
話してあげてください!

それこそが、性教育の始まりです♪

どうでしょう。
こんなふうに子どもがハマる
うんちネタを紐解いていくと、その心理は
めっちゃ奥深いですよね。

ただし、周囲がドン引きするようなテンションで
下ネタ大披露、どんどんエスカレートしがちなので(とくに男子)
ケースバイケースで控えるときがあったり、
弾けてもいい場面があったり、

社会にはルールというものがあるんだよってことを
教えてあげるといいかもしれません。

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