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2017.09.07

塩むすび

うちの小学生たちに

「ママの料理で一番好きなの、何?」

と聞いてみました。

料理は大好き。ちょっと自信があるので
どんな答えが返ってくるかな〜と
ワクワクして待っていたら

「塩むすび!」

煮込みハンバーグとか、親子丼とかじゃなくて?
ただ塩ふって、握っただけの、塩むすび?

え〜〜〜〜〜
塩むすびなん・・・?

子どもって、凝ったものほど食べてくれず
シンプルなものほど
おいしいおいしいと食べてくれたりしますよね。

「おいしいもの」というと
手の込んだものというイメージがあるけど、
おいしい料理を振り返ってみると
意外とシンプルなものが多いことに気づきます。

驚くほど簡単だけど
おいしい一品。

それが子どもたちにとっては
ママの握った塩むすび。

おむすび おにぎり 握りめし・・・
日本人が親しみを込めて呼ぶこの食べ物。
みんな大好きですよね。

わたしは基本的にパン派やけど、
おにぎりは飽きることがないです。

手で作り、手で食べるシンプルなスタイルは
食の根源かもしれませんね。

ごはんを中心にして、味や彩り
栄養を工夫する楽しさもあるし、
誰にでも簡単に作ることができるのも魅力!

食べる人を想い、握るヨロコビ・・・
そして、それを味わうシアワセ …
そのおいしさは
からだとこころに結ばれます♪

ところで、
「おむすび」と「おにぎり」の違いって
なんでしょうか。

調べてみると
『日本おにぎり協会』っていうのが
存在するんですね!

協会のサイトによりますと・・・

日本の大部分で「おにぎり」と呼ぶのに対して、
関東から東海道にかけては
「おむすび」と呼ぶことが多く

だけど東京と神奈川では
「おにぎり」なのだそう。(ややこしいな)

また、諸説はありますが、
形と握り方の違いで呼び名が変わったり
するみたいです。

神の力を授かるためにごはんを山型(神の形)にかたどって
食べたものが「おむすび」。

「おにぎり」は「にぎりめし」の転じたもの。

「おむすび」は三角形でないといけないけど
「おにぎり」はどんな形でもいい。

湿ったのりで全体を覆うのが「おにぎり」で
乾いたパリパリの海苔で一部を巻くのが「おむすび」

などなど・・・

で、結局は
日本おにぎり協会では
「ご自身に合った呼び方や握り方を!」
と推奨しています。
(なんじゃソリャ(^^;;)

要するに「みんな違ってみんないい」
という名言があるように、
呼び方や握り方なんか、どーだっていいのですね。

おにぎりを通して
笑顔や人と人のつながりが生まれることが
いちばん素敵なことなのだと思います。

わたしはよく子どもたちと
おにぎりを作ります。

子どもは楽しむことの天才です。
彼らには、それぞれに「こだわり」があります。

いかにキレイな形を作るかに集中する子
ごはんの感触を味わう子
味のバランスを見ながら素材の組合わせを工夫する子
黙々と作ることを楽しむ子

それぞれに発見し、夢中になり楽しみます。
自由自在に自分のおいしさを探求し
最後まで楽しくやり遂げる達成感を味わいます。
その笑顔は晴れやかで誇らしげです。

大人は少し手を貸すだけ…
小さな自立支援ですね。

具は、シャケ、梅干し、こんぶ、おかか、
シーチキンマヨ、たらこ、めんたいこ、お漬物、
コーン、チーズ・・・

ときには夕食の残り物を利用して
きんぴらごぼうや切り干し大根の煮物、
子どもが大好きなのは、ウインナー、からあげ。

なんでも合うのが最高!

そして究極はやっぱり
シンプル王道の素材、塩!!

塩は、
ごはんのやさしい甘みを引き出してくれます。

外国ではおにぎりは
『MUSUBI』と呼ばれているそうです。

MUSUは、生成発展するという意味
BIは、神秘的な働きという意味

あわせて『MUSUBI』で
「創造する、生み出す、生まれる力」
などという意味があるそうです。

作り手の想いがカタチとなるおにぎりは
炊きたての温かいのも、冷めたのもおいしくて
『握る』『むすぶ(結ぶ)』という意味も、
『MUSUBI』の意味も
どちらもなんだか心がポカポカする
暖かくてほっこりする響きですね。

「おにぎりにすると、食の細い子でも
食べてくれる」

というお話は
ばぶばぶではよく耳にします。

ささやかで、飾らず
同時に海のように深い母の愛を最大限に感じられるのは
余分なものを全部省いた
シンプルな塩むすびなのかもしれません。

すごいな、塩むすび!!

塩むすびに使う塩を、
ちょっとこだわったミネラルたっぷりの自然塩にしてみると
びっくりするほどおいしいので
みなさん、やってみてくださいね。

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