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2018.01.29

生活リズムを作るための授乳回数コントロール?

粉ミルクを3時間ごとにしなければいけないのは、
消化にかかる時間を考慮しているからです。

飲んで1時間で赤ちゃんがまた欲しがったとしても、
先ほど飲んだミルクがおなかの中でフル回転で消化中。
そこへ新たなミルクが胃に流れ込んできたら
消化管が休まることがない、という視点から
『ミルクは3時間ごと』『1日8回』なのです。

それに対して、母乳の消化時間はなんと1、5時間程度です。
ミルクの半分以下という短時間で
消化してしまいます。

だから、おっぱいの場合には授乳の回数に上限はなく
欲しがったら欲しがるだけ、
いつでもどこでも飲ませて構いません。

だけど、生後3~4ヶ月を超えてもいまだ
授乳回数が10回以上だったりすると

「いつまでもおっぱいだけだから
 生活リズムができないんですよ。
 授乳回数をコントロールしていかないと
 今後の発達に影響しますよ」

という助言をもらうことがあります。

『発達に影響する』というフレーズ・・・
それを言われるとママは弱いです。
ママ友や義母に言われてもへこむけど、
ましてや医療者に言われた日にゃ、
自分のやり方は間違っていると落ち込み、
悩んでしまいます。

でもわたしは、
頻回授乳が発達に影響するという文献は
見たことがないですし、

早期離乳を善とする考え方の人からすれば
人並み外れたとんでもない授乳回数と言われる
頻回授乳の赤ちゃんたちも
みんな本当に元気にスクスクと育っていますよ!

ばぶばぶの子たちはみんな
欲しい時に欲しいだけ飲むスタンスで
おっぱいライフを堪能していますが、
誰一人として、それが影響して発達が遅れたなんてケースに
出会ったことはありません。

ミルクは1回に飲ませる量はだいたい一定。
味も成分も毎回同じ。腹持ちは3時間。

母乳は、毎回飲む量が違います。
味も飲むたびに微妙に変化し、
腹持ちはせいぜい2時間までです。

大量にうんちが出た後や、飲んだおっぱいを吐いたときは
飲んですぐでもまた欲しがることもあるし、
甘えたい時、眠たい時、痛かった時、
心がちょっと不安定になった時は
母乳の子たちは、必ずおっぱいで自分を癒そうとします。

そして、
頻回授乳の時の母乳は、カロリーも抑えめで水分が多く、
がっつり授乳の時の母乳は栄養価が高いということも
わかっています。

赤ちゃんの吸い方、欲しがり方に合わせて
母体はちゃんと、必要に応じて
常に適切で無駄のない栄養を赤ちゃんに提供できるような
仕組みになっているのです。

だから、母乳には飲みすぎるということがなく、
おなかの負担になることもありません。
そうすることで、心も体も
健康に育っていくのですね。

赤ちゃんの要求(リズム)を無視して、
いつも同じ時間に,
いつも決まった量
いつも決まった栄養分の母乳を与える

ということは、物理的に不可能だし、
無理して決行することは不自然です。

わたしたちは機械ではなく、
哺乳類です。

わたしが思う、母乳育児での
「生活リズムを整える」とは、

赤ちゃんの要求に耳を傾け、
欲しそうなら欲しがるだけ飲ませてあげること。
赤ちゃんのその日のリズムの波に
ママが上手に乗ってあげること。
そうして赤ちゃんの心と体、両方を満たしてあげること。

です!

泣いてる赤ちゃんを目の前にして、
時計とにらめっこしながら『生活リズムを整える』ための
授乳間隔コントロールをすることは、
実はわざわざ『生活リズムを崩している』のでは
ないでしょうか?

そんな不自然なことするから、乳腺炎になったり
赤ちゃんの体重増加不良に繋がったり
ママの精神的苦痛だったり、
赤ちゃんのグズリだったり
子育てがうまくいかなくなるんです。

おっぱいは、もっと自然に飲ませてあげましょう。

それこそが、赤ちゃんの
『生活リズム』であることを忘れないでくださいね!

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