HISAKOブログHISAKOブログ
2016.10.21

休むって大事なんだね

わたしは休むことが苦手です。
なにかしら動いていないと落ち着きません。

昔から体力だけは自信がありました。
30代は10年間、熱を出したこともありませんでした。

35歳過ぎたらガクンとくるよ〜
いろんな人に脅され
覚悟していたけれどとくに衰えを感じることもなく

40歳過ぎたら一気に急降下だよ〜
と脅迫(?)されて
さすがにそうかもしれないと気合を入れて
大台の誕生日を迎えたけれど
やっぱり何も変化はなく
風邪のひとつも引かず、
0歳、1歳に夜中起こされまくったあげく
朝4時に起きる生活にも、
「辛い」と感じることもなかったので
すっかり自分のことを過信していました。

そんな余裕ブっこいてると
いつか、しっぺ返しが来るよ!

そんなこと言われましても。
実際元気だしー。

と、思っていたら
40歳のとき、とうとう倒れました!

40度超の高熱が4日間。
原因不明。
「即入院!」って言われて
走り抜けてきた生き方を
ちょっぴり反省した新緑の季節でした。

乳腺炎でばぶばぶに飛び込んでくるママも同様です。
高熱とおっぱいの激痛で

「もう二度と乳腺炎はゴメンですっ!
食べるものも改めます〜。
夜中も眠いけど、授乳をとばさないように起きます!」

と宣言したのに
その後おっぱいが順調だと

「まぁ、いけるかなー?」って
暴飲暴食再び・・・

で、忘れた頃にまた乳腺炎になって
チーン・・・(ー ー;)

人間って、大人でも
案外学習能力がないんです。

ここで改めて「休むこと」の大切さについて
考えました。

1日をフルに有効活用したいとき
1日中忙しいことが効率のよい方法だと思われがちです。
でも実際は1日中忙しくしていると、
やがて疲れから減速します。

わたしのように、体力があって減速しないような人でも、
1日中すごいスピードで駆け抜けていると
必ず途中から息切れを起こしてしまいます。

倒れてからでは遅い!
ママが倒れたら子どもはどうなる?!
仕事はどうなる?!

わたしが身を持って思い知ったことです。

以前のわたしは睡眠時間が3時間ぐらいでした。
どう考えても不健康ですよね。
あの事件があってから今は7時間ぐらいは眠るように
心がけるようになりました。
朝は4時に起きるっていうと、

HISAKOさん、寝てないんじゃ?

とよく言われますが
夜9時ぐらいには小さい子たちと一緒に
寝ちゃいます。

今は、夜中何回か新生児への授乳も挟みますが、
7時間ぐらいベッドでリラックスできれば、
朝は真っ暗な4時でも元気!

スパっと起きて
朝ごはん、お弁当、夕食の準備、
掃除、洗濯・・・

早朝はやるべきことがサクサクこなせます。

ばぶばぶは毎日たくさんの親子さんや
妊婦さんが来院されます。
乳腺炎などのトラブルは突然起こるので
緊急の患者さんからの連絡も突如入ります。

かつて、基本、休診日であっても
HELP!!って言われると放っておけなくて
できる限り時間外でも対応してしまう
自分がいました。

けど、今は
on、offのケジメをつけるように努力しています。
頼られるとつい「なんとかしてあげたい〜!」と
思ってしまうので、それを「ごめんね、今日は休み」と
断るのがわたしにとっては最大のストレスなんですが
それでいいんだ、それが仕事を効率的にするんだ!と
必死で戦っているところです。

「自分がいないと仕事が回らない」
そんな思いからなかなか休むという決断に
至れません。

わたしに救いを求めてきてくださるのなら、
その思いに答えたい。
たくさんのママを診てあげたい。

でもわたしは一人しかいない。
頑張りすぎたら、ケアの質が落ちる。
それってめっちゃ失礼なこと。

だから、無理して働くより
気持ちにゆとりを持って
ときには休診日も作りながら
マイペースでやっていくべきなんですよね。

助産院はばぶばぶだけじゃないんだし、
キャパオーバーしてまで
なんでもかんでも「わたしが診ないと!」は
間違っている、と意識改革中です。

休みを取るのは勇気が必要!!
自分が限界だと感じているときでも、
むしろそういうときほど
「休みます」の一言を言うのに勇気が必要です。

また、せっかく勇気を出して休みを取っても、
その間に「あの乳腺炎のママどうなってるかな・・・」など
いつまでも心配していては
リラックスやリフレッシュができず、
結局、疲れが残ったまま仕事をすることになって
迷惑をかけてしまうこともあると思います。

思いきって悪者になり、後で取り返す!!
診察をお断りすることがあることに
罪悪感を持たないこと。
気持ちを切り替えること。

あ〜〜〜
わかってるんだけど、
これがなかなかできませんー。

ごめんね、ごめんね、ごめんね!

って思ってしまいます。

勇気を出して休みを取ったなら、
自分のためにしっかり楽しまなければいけませんね。

畑。
サーフィン。
子どもたちとの時間。

休む勇気。

がんばりますー!

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