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2019.11.25

強みにもなる発達障害(1)・実はHISAKOはASD傾向

わが家の7番目の子、小学5年生ななが
発達障害(自閉スペクトラム症)だという話を
ブログでたびたび取り上げています。

そのせいか最近ばぶばぶでは
発達障害に関する相談がめっちゃ増えています。

いかに子どもの発達に関して
悩んでおられるママが多いか思い知らされます。

発達障害には3つの種類があり、

ADHD(多動性・注意欠陥障害)
ASD(自閉スペクトラム症)
LD(学習障害)

この3つが単発で出ることもあれば
3つが複雑に絡み合っていたり
さらに知的障害が加わる場合もあります。

ななは、知的障害のないASDです。

3年生のとき児童精神科で
心理発達検査を受けました。

大事なのは診断をつけることより
ななの特性や認知のパターンを理解し
本人の自己肯定感を上げてあげられるような関わり方を
周囲の者たちがしてあげることが最優先であり、
また、発達障害は人それぞれ表出される特性が
異なるため、確定診断がしにくい

という理由で
発達の特性は明確になったものの
そのときは具体的な診断名は
告知してもらえませんでした。

当時、発達障害について
あまり知識がなかったわたしは、
ななにはASDに加え、
ADHD、LDもあると勝手に思っていました。

今から思えば
ASDの特徴である
「興味のないことは意地でもしない」
が、わたしの判断を誤らせたのだと思います。

「集中力がない」のはADHDの特徴ですが、

彼女は集中力がないのではなくて
「したくないことはしない」
「妥協で周囲に合わせない」
というASDの『特定のこだわり』のために
授業に集中することができず、
学習にも遅れが出たのだということが
後々わかってきました。

ななはASD・・・もっと具体的にいうと
ASDのなかの『アスペルガー症候群』
の傾向が強いと確信していきました。

彼女には、コミュ二ケーション力や社会性、
想像力に障害があり、
対人関係がうまく築きにくいという特徴があります。

会話は表面上、まったく問題なくできますが
行間を読むのが苦手。
アイコンタクトや顔の表情を読みとれません。

場の空気がわからなくて
曖昧なことは理解できないので
明確な指示がないと臨機応変に動けません。

基本的に冗談は通じにくいです。
相手の気持ちの理解や
それに寄り添った言動が苦手です。

そのため社会的なルールや
その場の雰囲気を平気で無視したような
行動をとってしまいがちです。
つまり、学校ではフラっと教室から出て行ったり、
授業中に床に寝転んで読書をしたりします。

遠回しな発言や社交辞令、お世辞、
建前と本音の使い分けが難しいので
ストレートすぎる発言になってしまい、
ときに人を傷つけてしまいます。

また、相手が発した言葉を
そのままの意味で鵜呑みしてしまう傾向があるため
否定されたように感じ、傷つきやすいです。
自分を守るために、相手に対して
攻撃的、暴力的、破壊的な行動をとってしまいます。

想像力が弱いので
指示されたこと以外に考えが向かなかったり
相手や環境の変化に気づかないことがあります。

自分の興味のないことにはかたくなに
手を出そうとしません。
そのかわり好きなことは延々やり続け
ものすごい集中力を見せます。

知的障害はまったくないので、
友達からはただ
「変わった子」「付き合いにくい子」「すぐキレる子」

地域の人からは
家庭に問題アリ、育て方に問題アリと、
勘違いされてしまいがちです。

わたしは助産師なので
発達障害の確定診断の力はないけれど、
ばぶばぶで、
悩めるママにお話を聞かせてもらうなか

どう考えても特性が当てはまる・・・
間違いなくそうだろうな・・・

という子もいれば、

う〜ん、現時点その傾向はあるけど
気にしなくてもいいんじゃないかと思う子もいます。
(いわゆるグレーゾーンってやつですね)

定型発達の子でも
この服しか着ない!とか、
買い物の帰りは消防車を見ないと動かない!とか、
なんらかのこだわりを持っていたりします。

例えばわたしは
どんなに疲れていても寝る前に
必ずお風呂に入らないと無理というこだわりを
持っています。

朝は何があってもパンしか食べません。
どうしてもパンじゃないとダメです。

文章を書くこと、絵を描くことが好きすぎて、
集中スイッチが入ると食事を忘れ、
トイレに行くことも忘れ、
1日何時間でも集中してしまいます。
(もらす寸前まで動かない〜^^;)

ブログはサボることができません。
毎日アップすると決めたら
どんなことがあっても自分の中で絶対項目、
変えられません。
その結果、もう18年間書き続けています。

子ども11人産んだのも、
沖縄移住も、
一般的な視点からだと「そんな選択する?」ですよね。

わたしのこだわりの強さ、
関心のあることに対する過集中というのは
ASDの特性のひとつとされています。

ななの発達障害を機に
わたしはかなり勉強しました。
その結果、わたしもどちらかというと
ASDの『傾向』を持った人だということが
発覚しました。

ばぶばぶでは「ママの気持ちに寄り添う」を
自分の仕事の軸としているぐらいなので、
対人関係は築けます。

ですが、プライベートでは
友達が一切いない、まったく必要性を感じない
という変人ぶりです。

ななみたいに、社会適応が難しい
というレベルではないから
『個性』で片付けられるのだと思いますが、

あれもこれも、ASD傾向だよなあ〜と
学べば学ぶほど認めざるを得ないです・・・笑

どんな人もみんな、
持って生まれた性格があります。
ましてや子ども時代は
脳の仕組みそのものが未熟なので

発達障害の特徴のうち、
いくつかが当てはまる・・・どうしよう〜!

というケースは
どんな子どもでも、決して珍しくないと思います。

そして大人も。
あなたも、あなたも。みんなが
なんらかの「傾向」を持って、
その傾向とうまく付き合いながら生きている・・・

と思います!

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