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2019.11.26

強みにもなる発達障害(2)MARKはADHD

昨日の続きです。

わたしはASDの傾向がある人だとお話しました。

さて、わたしの旦那さんMARKはどうでしょう。

彼と関わったことのある方は
よくご存知だと思いますが、
わりと(かなり)個性的ですよね〜。(^◇^;)

彼はADHDの傾向・・・・
いやズバリ、ADHDだと思います。

そして一部、ASD、
ななと同じく知的障害を伴わない
アスペルガーの傾向を
重複して持っていると思います。

多くの人は、
「他者は自分をどう見ているのか」を意識し、
「他者を通して自分を知る」ことができますが

他者目線に鈍感で、
自分が他者にどう見えるかが
まったく気にならない・・・

それがMARKのアスペルガー傾向の
本質だと思います。

ADHDは
○不注意(集中力がない)
○多動性(じっとしていられない)
○衝動性(考えずに行動してしまう)
の3つの症状が見られる発達障害です。

ADHDの大人が
どれぐらいいるのか統計は出ていませんが、
ADHDだという自覚がなく普通に社会に出て、
働いている人も少なくないと言われています。

MARKは相手の言動や態度、
表情から心情を読み取ることが苦手です。(T . T)

ASDのななにも同じような特性がありますが
2人は、コミュニケーションの取り方そのものに
違いがあります。

ななは、相手の言動をネガティブにとらえ
否定されたと感じてしまうため
自分を守るために
攻撃的な態度をとってしまいます。

MARKは逆に
家族以外の他人には場違いなハイテンションで
ズンズン話しかけていったり、
おチャラけて笑わせようとしてみたりします。

状況次第では彼の行動によって
場が盛り上がるし、明るくて元気な人だと
好印象を持たれますが

状況によっては
空気にそぐわない残念な行動でしかなく
そばに見ているわたしはハラハラします。

妻であるわたしに対しては
自分の考えていることをうまく伝えられない(語彙力がない)
ので、たびたび黙り込んでしまいます。

理論・正論で攻め立てるわたしに
どんなにまくしたてられても
反論するでもなく、認めるわけでもなく、
怒るでもなく、落ち込むでもなく、
驚くほどの無反応の彼・・・

スルーの仕方が華麗すぎて、
ハテナがわたしの頭を飛び交います。

ちょっと聞いてます?
なんか反応してもらっていいですか?( ̄^ ̄)

都合の悪いことは
自動的に脳内シャットダウン機能が働くのですね。

MARKの持つ特性を理解してなかったら
その行動には怒りと疑問しか浮かびませんが、

論点がズレて会話が成り立たないのも、
突然、耳に蓋されるのも、
彼の持つASD(アスペルガー気質)の特性だから
どうしようもないんです。(でも腹立つー)

財布をなくしたり、スマホをどこに置いたか
わからなくなったり、
人の名前を極端に憶えられなかったり。

自宅の食器は
何枚割ったことか~!(信楽焼・・・)

洗濯物は基本的にたたむことができません。
規則的なじっくり丁寧な仕事は異常に苦手で
何度言ってもぐちゃぐちゃのまま
引き出しに片付けます。
本人いわく、どうしてもできないそうです。

車の運転はかなり荒いです。
あおったりはしませんが、
助手席に乗ってるとそわそわします。

落ち着いて行動しようよ。
深呼吸しようよ。
考えてから動こうよ。

ということが
日常生活にあまりにも多く

「頭の中どないなっとるんか、
このヤロウ!」

と思っていましたが(笑)
まさしくADHDの特性からくる問題行動の数々だと
判明したからには、
本人の努力でどうにかなるものではなく、
イラっとさせられるけど、
どうしようもないかと・・・。(^_^;)

このように、
ADHDの不注意、衝動性、多動性という3つの特徴は
ネガティブ・否定的にとらえられることが多いですが
これらの特徴をポジティブにとらえると
「積極性がある」「柔軟性がある」と
言い換えることができます。

MARKはまさしくADHDの特性を
ポジティブに変換して大きな成果を出せる人。

興味のあることに対し情熱を持ち
集中することができます。

アイデアが豊富で、
固定概念にとらわれずに自由に考えることができ
物事をじっくり考えて怖くなったりしません。
失敗を恐れず直感で挑戦する
ダントツの行動力があります。

独特の感性を持ち考えることができるので
ときに突拍子もないひらめきに恵まれます。

良い意味で、
「MARKさんみたいな人ははじめてです」
これまでたくさんの人に言われてきました。

本人に聞いてみると
小さい頃からなんとなく友達と違うなと感じていて
場を盛り上げようと振舞い
ムードメーカーを演じようとするのだけど
自分の中ではなんだかいつも違和感があり
孤独だったそうです。

ADHD、子どものころには
こんな特性が目立ちます。

1)不注意

・忘れ物や物をなくすことが多い
・何かを始めても気が散りやすくすぐ飽きてしまう
・自分がやりたいことに没頭すると切り替えができない
・片付けが苦手
・好きなこと以外に集中が続かない
・他人から見て、話を聞いていないように見える

2)多動性

・落ち着いてじっと座っていられない
・そわそわと体が動いてしまう
・過度なおしゃべり
・公共の場など静かにすべき場所でできない

3)衝動性

・順番が待てない
・気にいらないことがあると乱暴になる
・会話の流れを気にせず思いついたら発言する
・他人のしていることをさえぎってしまう

上記のような特徴が傾向として
性別や年齢によって
さまざまに組み合わさって表出され

同じADHDでも
人によって目立つ特性は異なり
得意なこと、苦手なこともそれぞれ違います。

なので、
個性の範囲なのか、社会適応が難しい範囲なのか
境界線もはっきりしないからこそ、
発達障害は診断名をつけても無意味だと
いう意見もありますが、

MARKの場合、子どもの頃の記憶をたどると
上記の特徴のなんと9割近くが
当てはまっているそうです・・・!

病院で診断されたわけじゃないけど
ここまでドンピシャだと
もう認めるしかないやん〜〜〜・・^^;

子どものころ、
物は、すぐなくしてしまい怒られてばかり。
じっとしていられず動き回る子。(笑)
勉強は大嫌いでした。
だけど英語だけは興味があって
それだけは別人のごとく
ズバ抜けて成績がよかったらしいです。
(不注意)

高校時代、
良い波が来てる情報をゲットすると
いてもたってもいられず
学校を抜け出してサーフィンに出かけていました。
(多動性)

そしてケンカに明け暮れ、
流血騒動は常。
ご両親は数え切れないぐらい
学校呼び出され謝ってばかりだったそうです。
(衝動性)

そんなやんちゃ坊主が
いきなり仕事に目覚め、
23歳でいきなりアパレルメーカー独立、

会社を世界中に作り
人種も言語も宗教も文化も異なる
未知なる国々に自ら飛び込んでいくなんて
そんな恐れ多いこと、
ADHDの不注意・多動性・衝動性を持ち合わせていなければ
普通、恐ろしくてできませんよ。

自分でデザインした洋服を
吉本興業にアポなしで売り込みに行く度胸も、
芸能人たちと野球チーム結成することも、

かの有名な木村拓哉さんに商品提供し
ご本人と電話のやりとりをするなんて大それたことも、

ADHDじゃなければできません〜!

「会いたいと思った人には絶対に会えるよ。
どんな相手でも合わせてあげるよ。
HISAKO、誰に会いたいの?」

って、軽〜く言いますけど。
どこからくる自信やねん、ほんま。

でもほんとにそれをやってのける能力が
MARKにはあります。

発達障害って。
普通って。

いったいなんなのでしょうね。

どこまでが普通で
どこからが障害なんでしょうか。

子どもの発達の特性が気になり
将来を悲観されているママがたくさんばぶばぶに
来られています。

でも、個性的な子たちも
うまく社会適応できれば
MARKみたいにすごい力を発揮する可能性は
十分にあります。

他人から子どもの特性を指摘されて
「普通になってほしい」と思ってしまったり、
落ち込んだり、自信喪失してしまう気持ちは
よくわかります。

だって、子どもを愛しているから。
子どものママだから・・・!

でもどうか、
せっかく持ち合わせている
その素晴らしい特性を潰してしまうことなく
認め、理解し、よい方向に伸ばしてあげましょう。

彼らの個性を客観的に知れば
関わり方のちょっとしたコツが見えてきます。

子どもの「できない」ばかりに着目せず、
「できる」ことを褒めてあげてくださいね。

時間はかかりますが、
大きな器で包んであげられるママに
なっていけるといいなぁと思います。

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