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2014.09.08

かかりつけ助産師

かかりつけ助産師
助産院ばぶばぶに通院されているママたちにとって
「かかりつけの助産師」は
助産師HISAKO
だと思いますが、

女性が生涯
生きていく過程で、病院のかかりつけ医を持つとの同じく
かかりつけ助産師を持っておくと
なにかと心強いです。

出産でお世話になった助産婦さんに、
名前を名のってもらいましたか?

分娩場所が
自宅から施設に移ったことにより、
失われてしまった古きよいもののひとつに、
妊娠、出産、産褥を通じての
情緒的支援(エモーショナル・サポート)があります。

昔は、産婦さんの家の事情まで知り尽くしたような産婆さんが、
妊婦健診、お産の介助、赤ちゃんのこと、おっぱいのケア、
さらには、今で言うマタニティー・ブルーなどの
精神的ケアに至るまでのすべての面倒を
請け負ってきました。

たとえ、それが個人的な経験に基づくケアで、
現在の助産師のように国家資格に基づいた専門的、
科学的知識、技術でなくても、
産婦さんは、そんな経験豊かな産婆さんに
全幅の信頼を寄せていたことでしょう。

多少おせっかいの気があったとしても、
そこは「あ、うんの呼吸」で
何かあったら傍らに来てくれる、
いつもそばについて励ましてくれる、
そんな安心感を与えてくれた
絶対的な存在が昔はあったのだと思います。

ところが。
病院、産院が主体となった現在の施設分娩では、
仕事が分担されてしまったがために、
産婦さんと助産師との人間的なつながりが
明らかに希薄になってしまいました。

お産で入院しても、産婦さんにとって
出会うスタッフは皆、初めての顔ばかりということも
珍しくありません。

誰かにすがりたい、
恐怖と不安でいっぱいの産婦さんは、
助産師を目で追い求めながらも、
誰に声をかけていいのかも分からないまま
ベッドの上で孤独と苦痛に耐えている・・。

それは、そこに人がいないのではなくて、
心を開ける相手がいないからなんですよね。

わたしは昔、病棟に勤務していましたが
外来妊婦さんと接触するのは母親学級のときぐらいでした。
(病棟助産婦が母親学級をしていたので)

そのときに個人的に話しかけてきてくれた
妊婦さんのことは印象に残っています。

出産で入院して来られると
その妊婦さんを覚えていることも多くて、
助産師も人間だから、すでに顔見知りになっている
産婦さんとそうでない産婦さんとでは、
同じように接しているつもりでも
声のかけ方ひとつも
違ってきちゃうかもしれません。
いえいえ、決してそんなことがあっては
いけないんですが・・・( ̄∀ ̄*)

最近では、ドゥーラ効果といって、
お産を通してのエモーショナル・サポートが、
帝王切開や吸引分娩、分娩誘発・促進剤などの
薬剤の使用頻度を低下させるということが
実証されています。

いかに助産師と仲良くなって、心を開けるか、が
分娩形式にも関係してくるなんて
ビックリしちゃいますよね。

そんなこともあって、助産院人気が復活の兆しを
見せているのかもしれません。

実際、妊娠中のケアから出産、産褥期までを
ひとりの助産師が関わる助産院では、
異常分娩や薬などに頼らなければならないお産の発生率は、
人間関係の希薄な病院に比べて断然低いという統計があります。

お産はリラックスした気持ちが大事、
心を開ける助産師と一緒に
乗り切って行けたら最高ですよね。

分業が進むと、どうしても産婦さんと深く
関わることは難しくなってしまいます。
だからこそ、わたしたち助産師は、
まずは初対面の産婦さんには必ず自分の名前を名のって、

「一個人としてあなたをケアします!」

という意志を誠心誠意、
伝えなきゃいけないんじゃないかなぁ
って思うんです。

そして現在妊婦のみなさまは、
機会があったらどんどん
助産師と接触を持って仲良くなってみてください。

母親学級が済んでから、
個人的にその助産師と話をしに行ってもいいし、
思う存分自分をアピールしちゃおう!!

一生に数回しかない貴重なお産。
助産師といい人間関係を築いて、
満足いく体験にしましょうね☆

「かかりつけ助産師」
ぜひ見つけておいてください。

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