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2019.07.31

宿題、いるんやろかー

小学校では宿題が出ます。

「そんなん当たり前」

子ども5人目あたりまで、
毎日、課せられる宿題に対して
疑問を抱いたことはありませんでした。

子育て歴も長くなり、
子どもにとって本当に必要なものが
だんだんクリアに見えるようになって

『宿題』というものに
なんとなく疑問を抱くようになりました。

宿題って、
なんのためにあるんかなぁ?

『学力の向上のため?』

子どもの勉強に対する集中力が
平均的に落ちない前提ならば
(まぁ無理やけどね)
短時間よりも長時間勉強したほうが
確実に学力は上がるでしょうね。

『嫌なことを継続して
コツコツやり通す精神力を養うため?』

将来、社会に出たときに任された仕事を
計画的にこなす責任感のある
能力を養うためには
子どものうちから出された宿題を毎日こなし
ちゃんと提出する習慣をつけておく
必要がある、ということでしょうか。

ということは、

宿題をしなかった子が
課された仕事を途中で投げ出す
中途半端で無責任な大人になる・・・のかなぁ?

子どものうちから宿題をきちんとして
先生に言われたとおりに提出することのできた子が
責任感のある大人になる!
というのは一概に言えない気がするんですよね。

『嫌なことに今から少しずつ
慣れておく必要?』

うちの子たちを見ていると
「宿題を忘れる」んじゃなく、
あえて積極的に「宿題をしない」で学校に行き、
要領よくごまかしていても

成長につれ、
どうしてもしなければならないことがあるときには
たとえ睡眠を削ってでも
ちゃんとこなす責任感ある人に育っています。

そんな彼らを見ていると
宿題を強要され、宿題に追われる意味って
なんなんやろな〜と思っちゃうわけですよ。

宿題の存在意義はひとつではなく、
上記のようなさまざまな理由から
出されるのでしょうし、

基礎的な知識を身につけさせるため
漢字や計算などを反復させることは
大切だと思います。

でもー

社会人は、就労時間に規定がありますよね。
自宅に持ち帰りの残業も
しないようにという風潮が社会にはあります。

オンとオフは大事です。
家に帰ってまで
まだ仕事を続けなさい!!って言われたら
わたしだったらしんどいなー。

いつリラックスすればいいんでしょうか。

さらに、その持ち帰りの仕事を

「あなたはどうして効率よくこなせないの!?」

と詰め寄られたら、
自信喪失、自分はダメ人間だと思い込んで
壊れてしまうかもしれません。

そう考えると子どもの宿題は

「家に帰っても仕事をしなさい!」
「なんでそれができないの?!」

残業の強要をされているのと
同じのように思えてくるんですよね。

学校では勉強、
家に帰ったら家庭でしかできないこと。
そうやってメリハリをつけてこそ
人は健全でいられると思うんです。

基礎的な知識を定着させるためとはいえ、
家での時間を割いてまで
宿題としてやらせることは逆効果だと
うちの子どもたちを見ていて
つくづく感じます。

家庭は、大人にとっても子どもにとっても
安らぎの場です。

残業の場ではないし、
勉強の場ではありません。

わが家のようにきょうだいが多いと
みんなの話し声で気が散ったり、
刺激や誘惑も多いので
とてもじゃないですが、
学校の授業時間のような集中力を発揮できる環境には
なりません。

めっちゃでっかい豪邸ならいいけど、
庶民の狭い家の中で
いろんなノイズを完全シャットダウン、
緊張感を持って机に向かうなんて神業です!

勉強に向いていないリラックス空間で勉強して
内容がバッチリ頭に入る凄技が
10歳そこそこですでにできちゃうぐらいなら
将来を考えての宿題など、
もはや必要ないかもですね〜(笑)

残念ながら現実の小学生に
そんな力はありません。

夜になればなるほど
集中力がなくなっていくのが普通です。

やらなければいけないから。
義務的に流れ作業的にこなしているだけ。
イヤイヤ頑張る作業に、
なんの意味があるのやら〜。

まぁうちの子たちの
特別にできが悪いだけかもしれませんが。(^_^;)

宿題に追われる小学生の姿を見ていると
勉強嫌いを生み出しているものこそが
宿題なんじゃないかとさえ思えてきます。

つまり、学力向上という点では
うちの子の場合は、
宿題はまったく意味を成していません。

放課後は友達といっぱい遊びたい。
そうするともう宿題をするパワーは残っていなくて
毎晩、宿題をめぐって
親子で言い合いになってしまったり、

宿題をこなすことを優先すると
放課後の習い事もしにくくなるという声も
よく聞きます。

国語にせよ、算数にせよ
保護者による丸つけをするところまでが宿題、
という先生もいます。

働くママにとって
宿題を子どもと一緒にやって
さらに「見ました」のサインして
連絡帳にもサインして・・・
それだけでも本当に重労働なんです。

しかもうちは子だくさんなので
保育園児の連絡帳書き、
持ち物準備に寝かせつけ、
さらには大きい子とのハイレベルの会話の時間も
必須です。

そんな中で
大勢いる小学生の宿題を毎晩一緒にしたり
確認したりする作業は
自分の睡眠時間を削る苦行です。
しかも、彼らの身になっているとは思えない
宿題で時間を割かれるのは正直、きつい。

親なんだから、やって当たり前ですか?

うん、そうかもしれないけど、
だったら、『意味のあること』で
子どものために時間を割きたいのです。

支援学級に在籍している発達障害の娘、
支援の先生、普通学級の担任の先生と
特別に継続している毎日の長文連絡帳を
毎晩書き綴っていますが

これは、障害を持つ娘が笑顔で通学できるように
絶対に必要なことです。

学校と家庭の連携は、
ママとして『意味のあること』であり、
そこに時間を割くことには疑問は感じません。

わたしは、
子どもは遊ぶのが仕事だと思っています。
小学生のうちは勉強も大切だけど
それ以上におもいっきり遊んだ方がいい!!

中学生になれば、勉強以外にも部活だったり、
高校生になればバイトだったり、
勉強以外のことをどんどんすべきです。

一部、高校は
アルバイト禁止だったりしますが、
なんでなんかなぁー。

社会を知るって、生きる力に繋がる
勉強以上の勉強だと思うんですが・・・。

中学、高校では
小学生のときほど毎日の宿題は出なくなります。

子どもたちも要領よく生きていくすべを
身につけるようになってくるので、

出された宿題も
「いらん」と自分で判断したものについては
やらなくなってきます。

こうやって、誰に教わるわけでもなく
子どもたちは先生に敷かれたレールだけを歩むことなく
必要とするものの判断(間違った判断だらけですけど)
ができる自立した大人へと近づいていくわけです。

学校以外でできること、
その貴重な時間を宿題に追われて過ごすなんて
もったいなさすぎます。

子どもが家族と過ごせる時間は大切です。
家族と一緒に家事をしたり、
きょうだいと遊んだり、世話をしたり、
買い物に出かけたり、旅行に行ったり。

学校ではできないことが
家庭にはたくさんあるのになー。

宿題がなければ
(もしくは一瞬で終わるほどわずかなら)
余った時間で家族の会話が増えますよね。

親もイライラしないし、
子どももおおらかでいられるし、
親子関係だって絶対よくなりますよね!

家族で会話する時間が持てるっていうのは
めっちゃ素晴らしいことですよ〜!

会話=人に何かを伝える力

これは、これからの世の中、
絶対的に必要な能力です。

いかにわかりやすく、簡潔に
相手に伝えたいことを伝えるか。

親としても
子どもの状況を共有することができて
一石何鳥にもなると思います。

そういう時間が、帰宅後の子どもたちには
必要なんじゃないのかなぁ。

例えばうちの6年生は、
ママに似て算数が苦手(ごめんなぁ~)。

授業についていけていない部分もあるのに
できる子もできない子も
一斉に大量に課せられる宿題なんて
彼女にとっては自尊心破壊でしかないですよ。

彼女のレベルに合わせて
苦手な分野を克服するための勉強を個人的に
毎日少しずつ行うのなら
家庭学習の意味はあります。

個々の能力はそれぞれです。
わたしみたいに算数が大っ嫌いで
文章を書くことが大好きな子もいます。

必要なことって、人それぞれに違います。

それやのに、なんでみんな一緒に、
同じ宿題をさせられるん?

そして夏休みは

漢字に計算、読書感想文、絵、自由研究、工作、
絵日記などなど・・・
あ〜もう、いーーーっぱい!!!

家での学習の習慣づけが必要だというなら
全員同じ宿題によってその能力獲得を期待するのではなく
それぞれのレベルで、それぞれの学習をそれぞれの量、
みんな違っていいと思うんですよね。

無駄なことに時間や気力を奪われて
集中力も作業効率も落ちて、
そんな学習方法は
生産性が低いとしか思えません。

今年、
9人目の子が小学生になりました。

宿題に追われて、
それに費やす時間が長く慣ればなるほど
頭は悪くなりそうです。

なんでこんな無駄なことに
大人も子どもも寄ってたかって
しんどいしんどいと騒いでいるんでしょうね。

他にやるべきことは
いっぱいいっぱいあるのにね~

高学年の自由研究?
そんな高度な宿題、本人に丸投げしても
そもそも研究テーマさえ
ろくに決められませんよー。(笑)

研究目的を明確にし、
仮説を立てて、実験をし、結果を出し、
写真を貼ったりして考察する・・・

自由研究ってそういうものですが、

どう考えても親掛りでしょ。
親に対する夏休みの宿題よねー?!

と、感じながら
今年の夏も小学生3人の宿題という苦行に
付き合うママなのでした。

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