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2021.02.09

わかっているのは5%

43歳、体外受精で無事に妊娠しましたが、
前回は妊娠9w、
そして今回は妊娠11w
2回連続流産してしまった女性が
相談に来られました。

心拍確認、母子手帳交付。
たぶんこのまま妊娠継続できる・・・!
そう思った矢先の突然の流産は、
どんなに辛い経験だったことでしょうか。

とくに不妊理由になるような
身体的な問題は
夫婦共に見当たらないとのこと。

あと1つ、クリニックに凍結胚が保存されているので
いいタイミングで子宮に戻し
それで妊娠できなかったら
もう治療はやめて、
子どものいない人生を送ることを
受け入れようと思っている、と
そのご夫婦はおっしゃいました。

わたしは40歳、42歳、46歳で
妊娠出産しました。

42歳の妊娠の前には
彼女と同じように
8w、10wでの2連続流産を経験しました。

年齢的に待ったナシだったので
人工授精を2回。
いずれもヒットせず。

もう、妊娠に執着するのはやめよう
そう思った途端の自然妊娠でした。

46歳の妊娠は、
2年間ぐらい妊活したけどダメで、
44歳のとき、顕微受精・胚移植を5回。

不妊治療クリニックの医師からは、
この年齢でいくら高度な不妊治療を試みても
成功する確率は限りなくゼロ、
それでもチャレンジしますか?と。

現在解明されている医学的には。
エビデンスに基づいて冷静に考えれば。

統計的には44歳での妊娠率は
限りなくゼロでしょう。

・・・それは納得です。

でも、
わたしの知り合いの産婦人科医は

「現代医学、科学でも解明できていない、
わからないことは多数存在しているのが明白なのに
医者は自分たちが説明できないこと、
わからないことは、無視するか
切り捨ててしまう傾向にある」

と言ってます。

周産期医療に関していえば
医学でわかってることは5%程度・・・
そんな感覚で日々の仕事をしているのだそうです。

その発言は、

医者なのに、
そんな自信のないこと言っちゃっていいの?

と、とらえることもできますが

既成の事実の上にあぐらをかき、
常識にとらわれた範囲内でしか
物事を考えることしかできない医師より

いつも謙虚な気持ちで
医学的な固定概念にとらわれることなく
変化球で目の前の患者さんに向き合う意識を持った
柔軟性のある思考のできるスペシャルな医師だと
とらえることもできます。

わたしたちは、
医者ならなんでもわかるだろう
と思ってしまいがち。

医療者も、
人の体が現代医学ですべて解明されているように
思いがち。

そこに当てはめて、
「よい」「悪い」
「可能」「不可能」
決めてかかりがち。

でも実は、現代医学ではわからないことのほうが
まだ数多く存在するのです。

科学、医学は着実に進歩していますが
解明されていることより
むしろ解明されていなことのほうが多いと考えたほうが
いいでしょう。

人間のからだには不思議なことがいっぱいあります。

どうして病気になるのか?
どうして妊娠しないのか?

調べても調べても
わからないことだらけなんですよ。

だから、わたしは
不妊治療のクリニックでいくら

やっても無駄だと思うけどね・・・

という空気を
醸し出されても、諦めませんでした。

だって、「無理」「無駄」「不可能」の判断は、
人体の100%のうち、
現在わかっているたった5%の狭い範囲内での
ことでしょう?

残り95%は医学で解明されていない
未知の世界だとすれば、

どんな奇跡が起きたって
不思議はないじゃないですか!!(笑)
というか、もはや奇跡でもないのかもしれません。

44歳の不妊治療では
結局ヒットすることは一度もなく
45歳になったとき治療を終了しました。

そうだよな~
5%の医学で言われている通りの結果。

・・・なんだけど、

それは5%範囲内の話だから
95%の未知の世界に希望を持って
前向きに生きていこう!

と思ったんです。

45歳の1年間は、医学の力は借りず
ゆる~く妊活。

一応、手帳には
月経、排卵予測日、体調などなど
細かくメモしてました。

30代は狙えば妊娠しましたが、
45歳、タイミングを合わせたところで
かすりもしないんですね。^^;

そんなこんなで46歳になりました。
さぁ、もうほんとに切り替えよう!
メモもやめよう!

完全脱力した途端の、自然妊娠でした!!

この年齢での自然妊娠なんか
ありえないって現代医学では言われたはずだけど。

ほら~!
実際、妊娠したやんか!

正直、びっくりしましたが、
未開の95%で考えたら
なんの不思議もないんですよね!

もちろん、超高齢妊娠出産には
わかっている5%の世界でも
さまざまなリスクが伴います。

そういうことをきちんと噛み砕いて理解した上で
わかっていない95%に夢を託す
そんな生き方もアリなんじゃないかと
思うのです。

それは、
無責任な選択でしょうか・・・?

いいえ、夫婦でたくさん話し合って
2人の明るい未来のために
リスクを承知で前進しようと決めたのなら

誰かに非難される筋合いもないし、
堂々と自信を持って進んでいいと思います!

わたしは先月47歳になりました。

まだまだ何が起きるか
わかりませんよ〜!(笑)

冒頭の43歳のご夫婦。
治療は終了しても
自然体で夫婦仲よくあることで
未知の95%のどこかにヒットすることだって
十分ありえることだとお話させていただきました♪

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