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2020.04.08

応援したいのはすべてのママだから!

聖教新聞社から
子育てコラム執筆の依頼をいただきました。

聖教新聞は
日本の在家仏教系新宗教団体
創価学会の日刊機関紙です。

わたしは宗教というものに
まったく触れる機会がないまま
無縁の世界で生きてきました。

なので、コラム執筆のお話をいただいたとき
正直いろいろ考えました。

宗教団体は色眼鏡で見られがちです。
創価学会は政治が深く絡んでいたりもするので
わたしが信者ではないにせよ、
コラム執筆、掲載を承諾したというだけでも
『広告塔』としてネットで叩かれるかもしれません。

特定の団体とのお取り組みは
信仰をしていない多くのママたちに
不快感やショックを与えるかもしれません。

聖教新聞に出るのはリスクが大きすぎるのではないか?
慎重になるべきではないか?

お断りすべきか、お受けすべきか
悩みました。

昔・・・
休日の昼間に
聖書を手に訪ねて来られる女性に

『悪い人ではないんだろうけど・・・
 話を聞いたらマインドコントロールされるかも』

選挙の前にだけやたらフレンドリーに
訪ねて来られる近所の人に

『なんて都合のいい人たち・・・
 めんどくさいけど適当に話を合わせておこう』

宗教というものに
ネガティブイメージ、偏見の感情を持っていました。

過去の強気なわたしは、

『信じるのは自分自身。
 宗教なんて不必要。
 そんなものに洗脳される暇があったら
 わたしは自分の力で選択決定し、強く生きていく』

人生の荒波を知らない若さゆえの思想。
いったいどこから来る自信でしょうね・
宗教より、その根拠なき自信の方がずっと
怖いわーと今は思います。笑

世界中を飛び歩いて仕事をしていた
わたしの旦那さん(MARK)いわく

世界では日常にいろんな宗教が浸透していて
なんらかの信仰を持っているのが当たり前。

無宗教であるほうが珍しく、
信仰心のない日本人は

「え?じゃああなたは
何を信じて生きてるの?!」

と驚かれるそうです。

信仰が当たり前の国にいると
宗教に対する差別意識など
沸き起こる隙間もないのだそうです。

世の中に存在するいろんな宗教。
世界五大宗教から新興宗教まで、
たくさんの宗教が存在します。

キリスト教、仏教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンズー教・・・

それぞれに特色があったり
違いがあったりするのだろうけど
わたしはそれらをほとんど知りません。

知らないくせに
「宗教だ、洗脳だ」と否定したり差別するのは
あまりにも短絡的な考え方だなぁと
今は思うんですよね。

宗教自体を認められない昔のわたしも
自分が信じているもの以外を認められない人も
根本的には自分と違うものを
認めたくない気持ちが
前面に出てしまっているだけじゃないのかな。
(一部、ホンマにやばいカルト教団もありますが・・・)

その人の一部である信仰を
その人のすべてだと重大なことのように考え、
「この人はこういう人だ」と
決めつけたらダメですね。

MARKのグローバルな物の考え方とは裏腹に、
わたしは固定観念にとらわれ、
宗教に対して偏狭な意識を持ったまま
大人になりました。

助産師になり
たくさんのお産に立ち会いました。
いのちの終わりにも立ち会いました。

ばぶばぶではさまざまな背景を持ちながらも
まっすぐに生きている
たくさんのママたちに出会い感銘を受けました。

そして、自分自身の11回の出産、
離婚、シングルマザー、再婚、
いばらの道を歩むことで
人はたった1人では生きていけないこと、
感謝することを知りました。

プライベートと仕事の両面から
経験値を積むうちに

宗教というものを、
あれだけ毛嫌いしていたわたしの中に
『自分だけの宗教』
が存在していることに気づいてしまいました!

神社やお寺には、
なんとなく神妙なものを感じます。

人生の重要なできごとの前に
『見えない何か』に祈りを捧げ
日々の幸せを感謝したり、
遠いところにいる大切な人の幸せを願ったり
お守りを買ったり。

このような心があるというのは、
つまり・・・

『自分の力で選択決定し、強く生きていく』

だなんて、偉そうに宣言していたわりに
わたしの中に宗教心があるってことじゃない?

『何か』に祈りを捧げても

思うようになるわけじゃないってわかっていても、
そうすることでなんとなく
不思議と心が落ち着きます。

現在のわたしは
『神はいる』と思ってます!

例えば、
精子と卵子が出会って、子宮に着床し、
ひとつのかけがえのない命が
この世に誕生するっていうことを
学術的な理論上の理解はできても

それとは別の次元で
やっぱり不思議で神秘すぎて、
生命の誕生は『神がかった世界』だと感じます。

医学は発達し、高度な不妊治療が
可能な世の中になったけど

人工的に培養した受精卵を
子宮内に戻す段階まではできても
その胚が子宮内膜に着床するかどうかは
今の医学のレベルでは、
結局『神任せ』なんですよね。

ここでいう『神』というのは、
『自然』のことです。

自然とは
この宇宙を作り、太陽や地球や、
わたしたちの生命を創った
偉大な『何か』だと思います。

宗教って、
見えない『何か』の存在を信じることですよね。
それを人は『神』っていうのかな。

自然はこの世のすべてのものを創り出し、
この世のすべてのものを支配していて
わたしたちが生きるために必要なものを
すべて揃えてくれています。
そして、何か見返りを求めてくることもない
偉大な存在です。

産後、ホルモンの変化に
情緒不安定になって感情のコントロールが
きかなくなるなど、

本能的、無意識から突き動かされる心の動きには
誰も逆らうことはできません。

そう考えると
人の心も、体の仕組みも、
自然に支配されているんですよね。

自然ってすげーや!
やっぱり神でしかないわ!

この思いは、わたしの中にしっかり根付いていて
『自分だけの宗教』とは、
自然崇拝に近い気がします。

何かを叶えてくれるというより、
すべてを見守ってくれているようなイメージで
その偉大な『何か』には、
姿もないし名前もありません。

自然界の生命が多様性で満ち溢れているように
自分と異なる相手がいたとしても、
攻撃したり排除するのではなく、
価値観の多様性を認め合いながら
生きていくべきです。

宗教を信仰する多くの人たちがいて
その宗教を信仰するがゆえに
心穏やかに過ごせるのならそれでいいやん。
周りがとやかく言うことちゃうねん。
今は心からそう思います。

自分と違うものを
認めないで壁を作ったら議論さえもできません。
それって成長できないってことです。

変化を恐れていては
新たな何かは生まれません。

だから、聖教新聞にも
喜んで記事提供すべきだと思いました。

そもそも

生き方の多様性を認めることを
ばぶばぶでママたちと接するときに
もっとも意識しているはずなのに!

価値観の偏見を
もっとも嫌っているはずなのに!

創価学会という団体からのご依頼に
一寸の迷いがあったわたしの
小さな器にガッカリです。
ちっちゃな人間です。

別に入信を強要されたわけでもなければ
公明党を支持しろって言われたわけでもありません。
ばぶばぶに来てくださった聖教新聞の人たち、
めちゃいい人たちでした。

なんにも被害被ってないのに、
色メガネ・・・わたしサイテー。

一生懸命子育てしているのは、
学会員ママたちも同じです。
わたしのコラムで笑顔になれるのなら
喜んで力になればいいやんね!

というわけで、
4月から半年間にわたって、
聖教新聞にわたしの子育てコラムが掲載されます。

一般のママたちの目には
触れることがないと思いますが(^_^;)

大勢いらっしゃるであろう、創価学会員のママたち、
楽しみにしていてくださいね~♡

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