HISAKOブログ

第12子だからこそ怖かった

SHI - 第12子だからこそ怖かった

少し間隔をあけて
第3子を産んだママたちから

「3人目のはずなのに
今回ものすごく細かいことが気になって
不安で不安でたまらない・・・」

という不安話を聞くことがよくあります。

3人目なんだからわかるよね。
3人目なんだもん余裕よね!
さすが3人目、慣れてるね〜
3人目は貫禄よね!

子どもの数が増えれば増えるほど
子育てのプロフェッショナルみたいな羨望の眼差しで
周囲から見られてしまいますよね。

ですが第12子産後、
わたしはとめどない不安に襲われました。

助産師なのに。
12人目なのに。ですよ!

過去の産後は、
マタニティーブルーズはあったものの、
子育てそのものに対する不安は
それほど感じなかったんです。

正確には、
ずっと休むことなく走り抜けてきたから
『不安を感じるヒマ』がなかっただけかもしれません。

「不安になれる」ということは
物事についてゆっくりじっくり考える
ゆとりがあるからです。

経験不足で想像力が働かない第1子、
単に、ママが若く無知だということもあるかも
しれませんが、最初の子育てでは
自分や周囲の限界を知らないからこそ
大胆になれるという場合もあると思います。

それに比べ第3子以降のママたちは
新米ママたちが到底気づかないような
細かいことに目配りができてしまいます。

それこそが、
経験が培った『育児力』なのですが、
見えなくていいところまで見えちゃう
気づかなくていいところまで気づいてしまう
っていうのは相当疲れます。

見えなければ、
神経をすり減らす材料が減るんだもんね〜。

思い起こせばわたしも
昔は本当に怖いモノ知らずだったなと思います。
怖いものがなかったというより
怖いモノを知らなかっただけなんですね。

今は何をするにも
昔に比べると慎重に考えるし、
怖いと思うものも多くなっています。

きっと、年齢を重ねて
人間的に豊かになったことや
守るものが多くなったからだと思っています。

経験を積むことはいい意味では用心深く
悪くいうと臆病にしてしまいます。

12人産んでも、
お世辞にも子育ては今も得意ではないですが、

今よりもっと子育ての経験が少なかったときのほうが
大胆でした。

今のわたしは想定外のことがあったとき
経験を積んでいるので対策はきちんと立てることが
できますが

よくも悪くも先の見通しが
ある程度立てられるようになったからこそ
ハプニングが怖くて、心がザワつくというのも
あるかもしれないと感じます。

経験を積めば積むほど怖くなる!
若いころよりもずっと怖いです。

46歳の超高齢妊娠。
12回目にして初めのトラブル。
(低置胎盤、前置血管)

胎児と母体の生命の危機に関わる
大出血のリスクを抱えて
35w〜38wの管理入院。

初めての帝王切開。

過去11人はみんな3500g超で
生まれてきたのに、
12人目だけ、まさかの2695g。

正期産だし、正常出生体重だし、
輸血もせずに済んで、
結果的に何も問題はなかったのですが、

いろいろ覚悟が必要な妊娠出産で
過去の11回とあまりにも違ったために
無駄に不安が押し寄せてきた
12人目の産後でした・・・。

助産師としての立場から客観的に判断すれば
12人目の赤ちゃんは無事に生まれてきてくれて
NICUに入ることもなかったし

とりあえず現時点で
何も心配することはないってわかっているのに、

ママとしてのわたしは、
客観的な判断がまるでできず
理屈なしに細かいこと全部が不安で
「もしかしたらこうかも」
「もしかしたらああかも」
悪い想像ばかりが膨らんで
何度自分に「大丈夫」と言い聞かせても
心理的疲労が半端なかったです。

赤ちゃんが苦しそうに泣けば
小児科に連れていきました。
それも何度も。(笑)

間違いなく新生児コリック。
これは消化吸収排泄の機能が未熟ゆえの
生理的なことだと頭では判断できているのに、
ですよ。

うんちの色がなんとなく白っぽい?
と思ったら、うんちのたびに神経質に色チェック。

赤ちゃんのうんちの色は
こんなもんだよ〜と頭ではわかってるのに、

いや、もしかしたら
先天性胆道閉鎖症かもしれない・・・と
嫌な疾病の名前が頭から消えず、

そこへ嘔吐が加わったりしたもんなら、
ああもう絶対、大病院で手術になる・・・!
と不安になって、
うんちの件でも何度も小児科へ走りました。

もう、何やってるんだろう・・・

自分で自分が嫌になりました。
なんでこんなネガティブな発想しか
できないんだろうって。

子育て経験が未熟だった頃のわたしなら、
きっと新生児コリックの激しい泣きも
こんなもんだろうと必要以上に神経質に
ならずに済んだだろうし、

うんちの色も、明らかな異常色ではなかったので
おそらく気づくこともなかったレベル
だったと思います。

2日間うんちが出なければ
綿棒浣腸してあげればいいだけにことなのに
疾病起因の排便困難かも・・・と
いちいち余計な心配。

うんちの色は、そんなに不安なら、
1週間ほど様子をみて大病院を紹介しますね、と
街の小児科で苦笑され、

1週間も待てないわ!
紹介状なしで大病院駆け込もうかな・・・

とまで、思い詰めました。

MARKに、

落ち着けHISAKO。

とたしなめられ、

あなたに何がわかる!
医学の知識もないくせに!

と、泣いて訴えました。(^◇^;)

経験を積んで選択肢が増えている分だけ
怖いとか、不安だとか、
そういう気持ちも増えてきます。

12人目だからこその、不安・・・
考える材料が増えるほど
マイナス面ばかりが大きく膨らんでしまい
自分の思考を縛ることになりました。

そういうマイナス思考に打ち勝てる理性、
自分自身をコントロールする力も
同時に成長させていかないと
3人目以降のベテランママであっても
経験を活かすのは難しくなってしまいます。

このような経験が、
かえって自分を臆病にしてしまっていて
何も知らないときより、小さな赤ちゃんを目の前に
不安を大きく感じるようになるのだと思います。

若くて経験が足りないときのほうが
未知の世界に飛び込んでいけるというのも
わかるなと、12人目で改めて感じました。

せっかく経験を積んできたのに
それでいっそう子育てが楽しくならなければ
本末転倒ですよね〜。

生後2ヶ月のころには、
目が合わない?
喃語が出て来ない?
あんまり笑わない?

いやいや〜2ヶ月児、
こんなもんでしょ!

知ってるはずなのに。(^◇^;)

12人目産後6ヶ月すぎて、
やっとネガティブ思考はなくなりましたが

子だくさんママたちの抱える特有の「怖さ」は
経験を積んだからこその怖さであって
あなたのスキル不足ではないってことを
お伝えしたいと思います。

今まで乗り切ってきた自分をもっと信じて
子育てを楽しめたらカッコいいな〜。
12人目さえ、できませんでしたケド。( ̄◇ ̄;)

そしたらきっと、
また違う境地に辿り着けるかもしれません♪

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