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2021.11.30

『弱っているときほど 子孫を残そうとする本能が働く』ってホント?

産後3ヶ月。
生理再開しました。

完全母乳で、母乳外来でも
出過ぎなくらい出ている!と言われました。

なのにこんなに早く生理が再開するって
どういうことなんでしょう?

病院では、

「産後の回復が早い人は
完全母乳でもそうなることもある」

と言われましたが、
まだぜんぜん、体は戻ってる感じはなく
元通りにはほど遠い状態です。

妊娠できる状態に回復したと言われても
どこがやねん?って思うし、
意味がわかりません。

もしかして私は
産後の回復が早いから
生理再開が早いんじゃなくて

体調が芳しくないからこそ
早く生理再開したのではないですか?

動物は弱っているときほど
子孫を残そうとする本能があると聞くので
病院で言われたことは
むしろ逆じゃないでしょうか・・・

だとすると、わたしの体はかなり
無理がかかっているのでしょうか?

↑↑

『ヒトが生命の危機に瀕したとき
DNAに刷り込まれた子孫を残そうとする
生存本能が働く』

これって本当なのでしょうか。

この説の出どころは
男性が極度に疲れたとき、
性欲を感じていないのになぜか
勃起することがある

という事実に由来しているんじゃないかと
思っています。

女性は、男性にそんなことがあるなんて
知らない人がほとんどじゃ
ないかと思いますが。(^◇^;)

心が疲れ果ててしまったとき、
体が体力の限界を感じ
もう動けねぇ・・・ってなったとき

「最後の力をふり絞れ!」

アドレナリン、ノルアドレナリン、
ドーパミンなどの
〝ストレスに負けないぞホルモン〟が
大量に分泌されることで
心臓や血管を収縮して血圧を上昇させます。

すると、性的な刺激がなくても
ペニスにも血液が流れ込んで
勃起が起こるんです。

つまり、医学的には
フラフラのときに子孫を残そうという本能で
勃起したのではなく
単なるストレス防御のための生理現象で
勃起が起きただけです。

そんな身体の仕組みを知らない女性が
もしもその現場を目にしたなら

「心身ともに弱っているときに
勃起するなんて、
子孫を残す本能が働いているんだ!」

と勘違いしてしまうかもしれませんね。

男性張本人は
疲れ果てて性欲のカケラも感じておらず
早く帰って爆睡したいはず。(^◇^;)

ということで、
弱っているときこそ子孫を残したい本能説は
それらしく聞こえますが迷信です!

人間を含め、動物は
まず自分自身の生命を保持することに
エネルギーを最優先して使っています。

そこに余裕ができてはじめて繁殖ですから
自分の生命を保つのに手一杯のときには
優先順位が低いと思われることに
エネルギーを使いません。

なので、女性なら
過激なダイエットをすると月経が止まり
省エネモードに入ります。
生殖能力維持より優先なのは生命維持だからです。

産後はどんなにしんどくても
赤ちゃんの世話を休むわけにはいきません。
必死で子育てしている時期に
もしも次の妊娠が降りかかってきたら
過酷すぎますよね。

だからこそ授乳期には
母乳を生成すると同時に排卵を抑制する方向に
働く、プロラクチンというホルモンが分泌され

『本能』という視点から考えれば
通常、産後は子孫は残しにくい方向に動きます。

ただし夜間の授乳をしていなかったり
母乳そのものを与えていなかったりすると
本能が「次の妊娠行っちゃってもいいですね?」
と勘違いして排卵、生理を再開させます。

赤ちゃんのお世話に追われて
食事もまともにできなかったり
睡眠不足感やら乳房トラブルやら抜け毛やら

ボロボロや〜ん!´д` ;

な、自覚があったとしても
授乳&排卵抑制ホルモンの分泌量が減れば
よっぽど生命の危機に面するような
飢餓状態にでも陥らないかぎり、

排卵再開!
生理再開!

の方向へと身体は切り替えられます。

産後の生理再開時期に影響する要素は、
授乳の有無ですが、

ときどき、浴びるように授乳をしているママでも
産後3週間でまさかの生理再開だったり
産後の生理を見ることなく
次の妊娠をしてしまう人がいて
びっくりすることがあります。

めっちゃ食べるのに太らない体質の人、
あんまり食べないのに痩せない人が
いるように、

なんでやろな〜
不思議やなぁ〜
本能さえ押し退けちゃう
少数派の体質かぁ〜^^;

人間はパーフェクトではないので
このようなイレギュラーパターンが
しばしば起こります。

ということで、

産後の回復が早く元気だったから
生理の再開が早かったわけでもないし、

産後の体調がいまひとつだったから
本能が子孫を残そうとして
生理の再開が早かったわけでもなく

体質!!!

これに尽きますね。

そして、産後の今
ご本人が感じている疲労感や体調不良感は
生殖機能にブレーキをかけなければならないほど
生命の危機を物語るレベルではない

ということですね〜(⌒-⌒; )

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