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2015.07.21

干からびたのではありません

1歳半の超おっぱい星人のママから
以下のようなご相談を受けました。

まだ産後の生理が再開しません。
さすがに子どもはもう1歳半だし
大丈夫かなぁ・・と思っていたところ

子宮がん検診で受診した産婦人科で

産後1年経っても生理がないのはおかしい。
あなたの卵巣や子宮は干からびた状態で
萎縮していて機能を失っている。
まず断乳して
薬を使って生理を起こさせる
治療をしたほうがいい。

と、医師に指摘されました。

このまま放っておくと2人目が産めない身体に
なりますか?

断乳しないといけませんか?

このようなご相談、
ばぶばぶではしょちゅうです!

おっぱい星人のママの産後最初の生理が
始まる時期は個人差が大きいです。

教科書的には母乳育児をしていると
おっぱいホルモンが分泌されて
それが排卵を抑制する作用を持つため
天然の避妊となり
授乳中は妊娠しにくいとされています。

「まだおっぱいをあげなければならない
小さな赤ちゃんがいるから
次の妊娠は無理ですよ〜」

と、身体は働くのです。
すごいですよね。

そうはいっても
授乳中=排卵しない
授乳中=妊娠しない

ではありません。
あくまでも「しにくい」だけの話。

体質によっては産後2ヶ月にならないうちから
生理が再来するママもおられます。
かと思えば、
1年経っても2年経っても
授乳を続けているかぎり生理が来ないママもおられます。

おっぱいをあげていて
生理が来ないのは決して異常ではありません。
母乳を作ったり出したりするホルモンと
生理を起こさせるホルモンは真逆の作用をするので
卵巣が冬眠状態になっているだけのことなんです。

一般的に頻回直母をしていると
生理は来にくい傾向にあります。
頻回直母であっても例えば仕事復帰などで
1日のうち授乳間隔が空くようになれば
生理は始まりやすいようです。

一旦は産後の生理が始まったものの
おっぱい生活が軌道に乗って
ふたたび夜間授乳が頻回になると
冬眠から覚めそうになっていた卵巣がまたまた眠りについて
生理不順や無月経に逆戻りしてしまうこともあります。

要するに
わたしたちの身体は機械ではないので
多様性があるということですね。

そんなわけで母乳育児をしていると
生理再開は遅れることが多いのは
なんの不思議もない
カラダの神秘なんです。
だから、生理のない状態が産後1年であっても、
それ以降続こうとも異常ではありません!

どんなに生理再来が遅くても、
授乳中である限り
子宮や卵巣が干からびたりすることは絶対に
ありません!

エコーで見ると、
授乳中の子宮や卵巣は
確かに小さく縮んで見えます。
でもそれは病的ではないし
むしろ、女性の身体の生理的変化として
とても効率のいい正常な状態と言えると思いますよ♪

女性の身体は、妊娠が成立しなければ
毎月排卵を繰り返します。

卵子が飛び出す瞬間、卵巣の壁を
突き破って排卵し、
そのたびに傷ついた卵巣の細胞は修復を
繰り返し行わなければいけないのです。
その結果、毎月卵巣が酷使され
排卵のたび、細胞修復がうまくできなくなることが
卵巣ガンの発症のリスクにつながっていくと
わかっています。

妊娠出産し、長期間授乳を続けることは
卵巣、子宮が一時休止状態になるので
その期間は干物になるどころか
冬眠により元気を蓄え充電中!
ガン発症のリスクも減ることは周知の事実です。

もしも産婦人科で

授乳中にもかかわらず
「あなたの子宮や卵巣は干モノ状態ですよ!」
なんて言われたら

「そんなわけないでしょ!」
って反論していただいていいですよ。

断乳卒乳して3ヶ月以上たっても
生理再開しないときは人工的に生理を起こさせなければ
いけないケースなので受診しましょうね。

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