HISAKOブログ

こんな身近にLGBT

LGBT 1 - こんな身近にLGBT

今日は中学校で3年生「いのちの授業」に
行ってきました。

参加していただいた0歳児の親子さん、
臨月の妊婦さん、
ご協力本当にありがとうございました!

小学生→中学生→高校生と
「いのちの授業」の中身はどんどん高度に濃く
なっていきます。

最近立て続けに
高校3年生、中学3年生への授業の中で、
LGBTの子に遭遇しました。

LGBT。
ご存知でしょうか。

LGBTとは、
女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、
心の性別と体の性別が一致しない、など
性的少数者の総称です。

LGBTは少数派ではあるけれど、
ある統計によると左利きの人の割合よりも
多いと言われていて、気づいていないだけで
あなたのそばにも必ずいるはずです。

ある高校で、18歳の女の子が
個人的な相談があると
授業のあと、駆け寄ってきました。

どこからどう見ても
かわいらしい普通の18歳です。

彼女は悩んでいました。
一回りも年上の女性とつきあって
半年なのだそうです。

身体は『女性』
心も『女性』
でも、好きになるのは男性ではなく女性なのです。

18歳の少女は、
そのことを誰にも打ち明けることができず
ひとりで悩んでいました。

自分は普通じゃない。
知られたらきっとドン引きされる。
このままでいいのだろうか・・・

そんな『理性』と裏腹に、
パートナーの女性と
これからもずっと一緒に過ごしていきたいという
気持ちに嘘をつくことができません。

女性が女性を好きになるなんて異常だろうか?
こんな自分は堂々としていてはいけないだろうか?
ただ、好きな人と一緒にいたいだけなのに、
許されないんだろうか?

多様な性は、ちょっと次元の違う世界にあるのではなく
実はあなたのすぐそば、この現実の社会に
案外たくさん転がっているんです。

男性は女性を、女性は男性を
好きになり、性的な対象としてとらえることを
「正しいセクシャリティ」として
高い価値が置かれる一方で、

同性愛は不道徳。
子どものいない夫婦や、婚外子、片親家庭、連れ子再婚家庭、
実子と別居し親権を持たず養育してない家庭なども
不完全な家族形態だということで、
まだまだ差別の対象になっている現状があります。

でも、世の中の「普通」とされていることは、
作られた「普通」であって、
人の本能によるものではないと思います。

ばぶばぶには、シングルママがたくさん来ますが、
「子育てには父親が必要だ!」
という偏見に満ちた言葉を浴びせられて
落ち込むという話をしょっちゅう聞きます。

また、ある夫婦には子どもが1人います。
あるとき、結婚生活の途中で
子どものパパだった男性は、女性へと変わりました。

男性と女性、というありきたりな夫婦だった2人は、
パパが女性になった今もとても仲がよく、
女同士の最強パートナーとして、
新たな形態で幸せな家庭を築いておられます。

同性であっても異性であっても、
相手の幸せを本気で願う気持ちを持てることは
素敵なことです。

そういう規格外カップルが、
これからは普通の風景になっていくんじゃないかと
思います。

これからの世の中、
男女間の婚姻関係を解消するカップルは
さらに増えていくでしょう。

男性同士、女性同士の事実婚関係を持つ家庭も
増えて行くと思います。

18歳の女の子は、
本能にしたがっているだけ。
それが彼女の「普通」なんですよね。

誰もが例外なく、自由を求め、
自分らしく生きたいと願っているのに、
LGBTを偏見の眼差しで見るのっておかしい
と思います。

先日の中学校では15歳の男子生徒が
こんな悩みを打ち明けてくれました。

「自分はある男の子のことが好きです。
しかし基本的な性愛対象は女性です。
そして自身の性認識は、男ではしっくりこないし、
かと言って女性に近いというわけでもないです。
自分が何者なのかわかりません」

彼は、医学的性別としては『男性』ですが、
男性も女性も好きになる
バイセクシャル(両性愛者)であり、
性別違和を持つトランスジェンダーです。

それは異常でもなければ、
誇ることでもなく、卑下することでもないのに

彼は、同性を好きになる自分や、
男性である自分に違和感を覚えることに戸惑いを隠せません。
なぜなら、それが健常者ではないと思う傾向が
この社会に蔓延しているからです。

わたしは今、44歳ですが、
歳を重ねると「男女」の枠なんて
大して意味などなくなるんじゃないかと感じています。

そもそも、好きになるってどういうことか?

相手と一緒にいて楽しいことが「好き」なのか。
そこに肉体関係はあれば「好き」なのか。
いつでも一緒にいたいと思わなければ好きではないのか。

若い時は、

恋愛をして、ともに過ごし、
その延長上にセックスがあり、やがて結婚
という常識に何も疑問を抱きませんでした。

でも、40代になって見えて来たのは、
「愛」「生活をともにする」ための
人生のパートナーが
必ずしも男女の間でのみ成立される必要はないんじゃ
ないかと思うようになりました。

だって、誰の中にも
男性性と女性性、両方が潜んでいると思うんです。

「家族」の概念も変わりました。
家族=幸せ みたいな図式は必ずしも成り立ちません。
家族=血の繋がり それだって怪しい。
だってそもそも夫婦は他人だもんね〜。

いろんな生い立ち。
壮絶な経験。
一見何の問題もない幸せな家庭で生まれても
悩んでいる人もいて、本当に多様。

それをさらっと包み込める自分でありたいし、
「いのちの授業」では、
そんな懐の深い価値観を子どもたちに
伝えていきたいなぁと思います。

彼女はまだ18歳です。
これから社会に出て、さまざまな年齢、さまざまな価値観、
自分とは違うたくさんの人たちと
関わっていくことでしょう。

そうした中で、今、お付き合いしている
女性が、自分にとってかけがえのない
特別な人なのか、そうではないのか、

ものを見る目も養われていくでしょう。

パートナーが同性か異性か・・・というような
狭い視点ではなく
もっと広く大きなスケールで考え、判断できる大人の女性へと
成長してほしいと思いました。

今、パートナーのことが好きなんだったら
自分の気持ちに蓋をせず
一緒にいたらいいんじゃないかな。

型破りでもいい。
ありのままの自分で気持ちに正直に
自信を持って、

春、高校を卒業して大学生になったら
たくさんの経験を積みながら

『人』を愛せる
心豊かな奥深い人になってね、

と、送り出したのでした。

 

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