HISAKOブログHISAKOブログ
2017.02.01

『おっぱい星人』のママの気持ち

長野県から
長い長いお手紙が届きました。

便箋にビッシリ並んだ文字のひとつひとつに
書き手の想いが滲み出ていました。

長期授乳中のママたちの
心を象徴するかのような内容に
読んでいて、
ジーンとしました。

一生懸命、子どもと向き合うママの姿が
目に浮かぶようです。

彼女と同じように、苦悩と葛藤の狭間で
揺れ動きながら
がんばっているママたちが
世界にどれだけいることでしょうか。

「あ〜わかる!!」
「そうだよね!」
「わたしも同じだよ!」

という声が
聞こえてきそうです。

素敵な内容のお手紙だったので
シェアさせていただきます!


拝啓HISAKOさま

はじめての育児で心も体も余裕がなく
不安と焦りでいっぱいだった中、
HISAKOさんのブログに出会いました。
HISAKOさんからたくさんの気づきや
見方を教わり
感謝の気持ちを伝えたくて筆をとりました。

わたしは2015年9月に
第1子となる女の子を出産しました。

現在は1歳4ヶ月になり
授乳回数を数えることが困難な
おっぱい大好き!
『おっぱい星人』です。

体重はまだ7.5kgしかなくて小さめですが
彼女なりのペースで成長し、
よく笑い、よく喋り、
元気に歩き回っています。

最近ようやく、
この子との時間が愛おしくて
おっぱいの時間は
大切な触れ合いなんだと思えるようになりましたが
HISAKOさんのブログを読むまでは
おっぱいから離れない、
ごはんは食べない、
とにかく寝ても覚めてもおっぱいばかりの毎日に
心身とも、ギリギリまで
追い詰められていました。

母乳育児推進の産婦人科で

「ミルクは足しても30ccまで」

「とにかくおっぱいを吸わせて
吸わせたあとも搾乳したものを与えて」

なんの知識もないまま、
言われるままに始まった母乳育児に
わけがわからず
入院中はパニックになりました。

退院後の里帰り中の実家でも
娘はおっぱいから離れずグズってばかり。

私はほとんど寝られない、
着替えもできない、
食事さえもできない、

1日中おっぱいに明け暮れ、
「もうおなかに戻してしまいたい!」と
泣いて過ごしました。

自宅に戻ってからもおっぱい騒ぎだらけ・・・
周りはお宮参りに行ったり
外出して気晴らししたり。

なぜそんなに余裕があるんだろう・・・?
私はこんなにいっぱいいっぱいなのに。
この子をちゃんと
育ててあげられるのだろうかと
不安と焦りで毎日ボロボロでした。

その後、始まった離乳食。

市の保健師さんに

「授乳間隔がをあけないと
ごはんが食べられなくなる」

「5~6ヶ月になったら
きちんと始めて食材もどんどん増やしていかないと
あとで大変なことになる」

など、言われたことを鵜呑みにし、
おっぱい星人に対し
世間一般的なやり方で
5ヶ月半で始めてみたものの
案の定、拒否・・・

スプーンを持っていけば背かれ
口に入っても吐き出され
ますますおっぱいから離れなくなり
地獄のような日々でした。

そんなときに出会ったのが
HISAKOさんのブログでした。

まさに目からウロコ!

「私は間違っていなかった!」
と思えた瞬間でした。

専門家からのアドバイスや周囲の声は
むしろ、この子なりのペースでの成長を
自分の都合や育児書にあてはめて
まったく無視していたものだったと
目が覚めました。

おっぱいの間隔があかないことや
離乳食をまったく食べないことは
ぜんぜん問題ではなかったんだ!

心底から
救われた気持ちになりました。

おっぱいから離れず、
ごはんを食べないことで
周りはもちろん、自分の親や親戚にも

「子どもが食べないのは母親が
興味を持たせないから悪い」

「まだそんなにおっぱいを飲ませているから
食べないんだ、すべて母親のせい」

「おっぱいをやめればちゃんと食べるし
イヤイヤ期に乳離れしていないと
たいへんなことになる」

とにかく私が最低な母親のような、
心がへし折られてしまうような
気持ちが揺らぐようなことを
散々言われてきました。

それは本当に、
ブログに書いてあったとおりの
『周りのガヤ』でした。

繰り返される心ない言葉の暴力に
心が折れそうになるたび、
ブログを読んで勇気をもらいました。

結局、少量だけど
彼女が食べるようになったのは生後11ヶ月すぎ。
ベビーフードや、とにかく食べてくれるならと、
お菓子をあげてみたら?と
薦める方々もいましたが、

私はやっぱり
自分が作ったごはんを娘に食べてほしくて
食べなきゃ私が食べるからいいや、
という気持ちで

ブログに励まされながら
いつか私の作ったごはんを
食べてくれる日がくると信じ、
食べてくれないと分かっていても
離乳食にチャレンジすることだけは怠らず、
ひたすらおっぱいを与え続けました。

本当に、
HISAKOさんのブログのおかげで
心が軽くなり、肩の力が抜け
この時期を乗り越えられたのだと思っています。

周りの同じぐらいの子どもたちは
もうほぼ卒乳、断乳して
うちの子みたいにおっぱいにくっついている子は
いません。

娘は今もかなりの頻回授乳です。
寝起きのおっぱいから始まり、
食前、箸休め、食後、おやつ、お昼寝、お風呂上がり、
寝かせつけ、そして夜中・・・

私の母乳もよくこんなに出るものだと
笑えてきます。

遊びに夢中でも、疲れるぐらい体を動かしても
どんなときも
『おっぱい>ごはん』です。

たまにイライラすることもあります。
「いいかげん離れてよ!」と
怒鳴ってしまうこともあります。

私のおっぱいも、順調だったわけではなく、
何回もしこりができたり、
白斑に悶絶し、痛みに泣いてきました。

それでも、娘にとって、このおっぱいが
心の栄養であり、精神安定剤なのであれば
親の都合ではなく、
子どもに寄り添い、お互いにとって
最善の時期に卒乳できたらと思っています。

ばぶばぶには、
興味のあるセミナーもたくさんあり
行きたいなぁと思うのですが
遠方なのでなかなか簡単には行けないのが
残念です。

感動の断乳・卒乳セミナーのような
母乳育児ができたら
本当に素敵ですね!
読んでいて泣いてしまいました。

私の夢は、喋れるおっぱい星人に
おっぱいの味を聞くこと。
そして親子そろって笑顔で卒乳を迎え、
ともに成長していくことです。

そうなれるように、
これからもおっぱいの時間や
親子で触れ合う時間を大切に
していこうと思います!

ーーーーーーーーーーーーーーー

どうでしょうか?
なんて素敵なお手紙でしょうか!

おっぱいは、
体を成長させる栄養としてだけではなく、
子どもにとって、ママにとって
何にも変えがたい魔法のツールです。

周囲の根拠なきガヤに負けず、
迷走した辛い辛い日々を乗り越え、

親子にとって一番大切なことに気づき、
決して見失わず、前を見据えて強くたくましく
子どもに向き合う彼女の姿勢・・・。

同じように悩んでおられる長期授乳組のママたちを
勇気づけ、励ましてくれる内容だと思いました。

悩んでいる『今』は必死でも、
過ぎ去ってしまえば
「そんなこともあったなぁ・・・」って
笑える日が来ます。

『子育ては親育て』っていうけど、
ほんとその通りですね。

ママが人間として、もっともっと豊かになれるために
子どもが力を貸してくれているのです。

悩んだり、葛藤したり
辛いこともたくさんあるけど
すべてに感謝できる
おおらかな人間を目指して!
いつかやってくる感動の卒乳を目指して!

みんなを元気にしてくれるお手紙だったと
思います。

長野県は大阪よりずっと寒いでしょうね。
だけど、
寒さを耐えたあとには必ず暖かな春が来る!

本当は今すぐ長野まで飛んでいって
お礼を言いたい気持ちです。
無事に卒乳したときには是非、教えてください。

ばぶばぶオリジナル、
『卒乳証書』贈らせていただきます!

だから、その日が来るまで
どうか自信をもって
おっぱい星人とともに笑顔で過ごしてくださいね。

ありがとうございました!!!(^ ^)

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