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2016.02.12

シンクロする「月」と「女性」

田舎に引っ越してから
大自然の四季折々の姿に
心を奪われるようになりました。

いたるところからひょっこり顔を覗かせる
さまざまな虫たちとの共存。

夏には太陽に向かってグングン伸びていく
生命力あふれる草たちの姿に
触れました。

冬には霜や雪。
凛と澄んだ空気に身が引き締まり、
北風に大きく揺れる大木の美しさと
力強さを感じます。

効率的な生活や人工的なものに
囲まれた都会生活の反動のように、
あの頃には感じることのなかった
五感の中の細やかな部分を
チョンチョンと刺激される毎日です。

昨年末、
夕方5時を過ぎると外はもう真っ暗で
ばぶばぶからの帰り道はすっかり夜道でしたが
最近は、春に向かって
だんだん日が長くなってきました。

帰途の車中
季節によって、またその日の大気の状態によって
同じ景色はひとつもない
オンリーワンの夕焼けを楽しんでいるうち、
ふと気づけば辺りは薄暗くなってきます。

田舎に近づくごとに、人工的なネオンが消え
街灯の数が減り
空の色が漆黒に変わっていきます。
そして浮かび上がるように
無数の星がキラキラと輝きます。

漆黒にひときわ目立つのが月の灯り。

満月だったり
新月だったり
三日月だったり。

満ちていく月も
欠けていく月も

どちらもとても神秘的です。

2月8日の新月から
9日、10日・・・と、
満月に向かって少しずつ満ちていく様子を
車の中から眺めていました。

10日の月は、細い細い三日月で
今にもポキっと折れてしまいそうだったけど
2週間後の23日には
まんまるの満月になるんですよね。

で、そのまた2週間後の3月9日には
再び新月を迎え・・・

月は休むことなく
地球の周りを回っています。

田舎暮らしを始めてから
自然を取り入れ
自然と共生する暮らしの素晴らしさに
気づきました。
そのような流れで、ナンチャッテ農業から、
いつの間にか本格的な無肥料無農薬の自然農法での
野菜作りを始めました。

「自然との共存」・・・とか、
かっこいいこと言ってるけど

月を見上げて思ったんです。

身近にある「自然」ーーー。
わたしたち女性の身体自体、
自然のひとつなんですよね。

月は古くから、
女性の象徴であるといわれてきました。
月の満ち欠けのサイクルと
女性の身体のサイクルには
共通することがたくさんあります。

月は

「新月」
「上弦の月」(満ちていく月)
「満月」
「下弦の月」(欠けていく月)

4つのサイクルを繰り返しています。

このサイクルは、
女性の生理周期のサイクルとそっくりです。

「月経」
「卵胞期」(排卵までの準備をする期間)
「排卵日」
「黄体期」(次の月経までの準備をする期間)

統計上では

新月から上弦の月の時期に
生理になって、満月前後で排卵する

もしくは

新月から下弦の月の時期に
生理になって、満月前後で排卵する

という女性が多いそうです。

このように女性の身体のサイクルに、
新月と満月はかなりの確率で
シンクロするということがわかっています。

みなさんご周知のとおり
女性の生理周期は平均28日〜30周期です。
そして月の満ち欠けの周期は29日半。
ほとんど同じ周期で
折り返していることになりますね。

なぜこうも重なるのでしょうか。
月の満ち欠けと女性の身体の関係は
実はまだ、科学的には解明されていないんです。
なので、「どうしてシンクロするのか?」
答えは出ません。

海の水は、満月や新月には引力によって
水面が引き上げられます。
これを「大潮」を言います。
月と海は常に連動しながら動いています。

わたしたちの身体のおよそ2/3 は「水」=「海」。
体液と海水は成分がとても似通っていることからも
海同様に、月の引力によって、身体の中で
潮の満ち引きが起きても不思議はないと思います。

「満月」と「新月」は
ヨガでは
スペシャルデーと言われています。

この特別な2日間は
サイクルがガラっと変わる節目の日。

同じく、女性も
「排卵日」「月経開始日」
この特別な2日間で
身体のサイクルがガラっと変化します。

月と女性、そっくりですね〜。

なんとなく体調がイマイチだったり
気分が乗らなくてイライラしたり
逆にいつもよりハイテンションだったり。

「いつもとなんだか違う自分」
を感じたら

「わたしの中の海が
月に引っぱられて騒いでる」

こんなふうに月の満ち欠けを
意識して、いつもと違う自分を
ありのままに受け入れてしまいましょう!

大自然、
月に支配されているわたしたち女性は、
自分の意思でどうにもコントロールできないことが
あるんです!

自分に都合よく
正当化しちゃいましょう!

女性である自分と、月を
シンクロさせて意識してみると
今まで気がつかなかった身体や心の声に
耳を澄ませるようになってきます。
人も大きな自然の一部だということを
身体で感じることができるかもしれません。

ヨガでは
「新月」は、
意識が自分の内なる世界へ集中する日と
言われています。
心静か自分を見つめ直し、
新たな夢に向かってリセット、
仕切り直しをするチャンスです。

そして「満月」は
どんなことも前向きに吸収できる
サクセスデーと言われています。

それぞれに合った
ポーズをとって
心と身体を整えていくことで
子宮が活性化されていく、
「月ヨガ」というのもあります。

また、満月に出産が多いという話を
聞いたことがあるでしょうか。
実際、産科の現場では、
満月の夜は「お産が来るぞー!」
助産師は身構えます。

巨大な海の水さえも引き上げるほどの
エネルギーのある月が
身体の75%が「水」でできている
ちっちゃな赤ちゃんに
影響しないはずがないですね。

また、自然農法でお世話になっている
師匠からはこんな話を聞きました。

究極の自然農法の考え方では

太陽(火の要素)
地球(土の要素)

そして
月(水の要素)

この3つの大自然のエネルギーこそが
万物の生命力の根源。
無限の『肥料』だという
考え方があるのだそうです。

なるほどなー・・・。

野菜だけじゃなく
動物や、もちろん人間にも
地球に生きているすべての「いのち」にとって
太陽と地球と月の持つエネルギーは
必要な「栄養」そのものだと思いました。

人間は、「身体」「心」の2つが存在して
成り立っています。
「身体」の持つ偉大な能力は、目で見えたり
物理的、生理的、科学的に説明できることが
多くあります。

対する「心」の持つポジティブなエネルギーは、
目では見えず漠然としています。
物理的にも生理的にも
科学的に説明ができない、とてもデリケートで
複雑な部分だけど、
人間には絶対になくてはならないモノですよね。

それは言葉で表現するならば
「感謝の心」だったり「愛」だったり
するのかな。

生態系を育んでいる太陽と水、土壌にも
現在の科学でとらえることのできる
目に見える「身体」と、
現在の科学でとらえることのできない
目には見えない「心」があるのではないか?


師匠が熱く語ってくださいました。

なかなかおもしろい考え方だと
思います!

太陽の体は、熱、光、酸素。
心は未発見。

水の体は、水素。
心は未発見。

土の体は、窒素。
心は未発見。

すべての生き物は、
太陽と水と土壌によって生成化育され、
悠久の歳月をかけて今日の豊かな生態系を
築き上げてきました。

その根本の力は、
科学的に説明できる「身体」と
目に見えない「心」の要素が
融合調和して初めて生まれるのかもしれません。

今の科学ではそれを立証することはできないけれど
その3つの自然力を最大限に引き出すのが
真の自然農法。
そうすることで
山林や原野を、それぞれの作物を育てるのに
最も適した圃場へと育てていくことが
できるのだそうです。

自然は一瞬の停滞もなく
自立的に進歩発展していますが、

唯一自然に能動的に関わることのできる人間が、
自然に正しく関わることによって
自然はさらなる進歩発展を続けていくのかなぁって
思います。

自然の力を無視しては
根本的な本質を見失う・・・

野菜作りも
人間として豊かな人生を送ることも
結局は同じことなんですね。

野菜作りは

太陽を愛し
月に感謝し
土を尊ぶことで

難しく考えなくても
種をまけば芽を出し、
茎、葉、花、実というように漸次発育して、
めでたく稔りの秋を
迎えることになるのでしょう。

同じくわたしたち女性も
日々、感謝の心と愛を持って、
月と一致する自然の一部である
自分を意識するだけで
無限の肥料である大自然のエネルギーを得て
健康に、幸せに、
なれるのではないでしょうか。

世の中、まだまだ科学で
解明できないことだらけです。
理性、感情などの意志想念は
動物のみに限られると思うのが世間の常識でしょうが、
無機物にも「心」があるかもしれないって
思います。

土を尊び土を愛し、科学肥料や農薬などで
土を汚すことをせず。

そうすれば土は喜びの感情が湧き
活発となるのはいうまでもないと思います!

月と女性と水の関係。

太陽と月と地球の関係。

見えざる、つかめざるものは、
すべて『無』と片づけているところに、
科学の一大欠陥があると思ったりします。

解明されていないけど

不思議。
神秘。

今夜の月はどんなかな〜^ ^

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