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2017.08.15

ななちゃんの宿題

うちの小学3年生、ななちゃん。
学年で最強と言われるほどの
問題児なんです。(^^;;

宿題はいくら言ってもやらない。
忘れ物だらけ。

嫌なことがあると授業中でも教室から逃走し、
トイレに閉じこもって
何時間も出てこない。

いったんストライキが始まると
給食さえも全拒否で手をつけない。

先生たちの手を煩わせ、
頭を抱えた担任から
しょっちゅう電話がかかってきます。

「あ〜もうホント、
毎度毎度、ご迷惑おかけしてばかりで
申し訳ありません」

わたしは頭を下げてばかりです。

うちは子だくさんですが、
しなければならないことを言われなくても
ちゃんとやる子もいれば、

彼女のようにしたくないことは
とことんしない!

という子もいて

それぞれ見事なまでに個性に溢れていて、
親のわたしも面食らうことばかりです。

夏休みも後半戦ですが
ななちゃんの宿題は、周囲の期待を裏切ることなく
それこそ何度言っても一向に進まず・・・。

宿題とはそもそも、
学校から子どもたちへの課題です。
親に課せられたものではありません。

夏休み最終日までに終わらずに新学期を迎え、
先生に怒られたりみんなの前で
恥をかくという経験も子どもにとっては必要!

というスタンスでいますが
残念なことに、彼女は
先生に怒られたところで、
みんなの前で恥をかいたところで、
あまり応えておらず、どうってことないようで・・・。
良くも悪くもツワモノなんです。

ならば、お尻を叩いて
毎日「宿題!宿題!」と言い続ける?

なんかもう、のほほんとしているななちゃんより
わたしのほうが一生懸命になっていて
アホみたいです。

うちの問題児が宿題をしないのは
どうしてでしょう。

たぶん、答えはとてもシンプルで
ななちゃんは、宿題をする必要性を
感じていないからだと思います。

彼女の頭の中にあるのは
「なんでやらなあかんの?」
だけだと思います( ̄▽ ̄)

子どもは自分の欲求に対して
驚くほど素直です。

やりたいことはやるけど、
やりたくないことは絶対やりません。

これは、言い方を変えれば
『ななちゃんは軸をブレさせない!』
な、わけですね〜。

ある意味、カッコイイです。

そういう彼女に向かって
「やりなさい!」
「なんでやらないの!」

と、言ったところで
何の効果もなく、ママのストレスと
無駄なエネルギー消費でしかありません。

夏休みの宿題は、一歩間違えたら
子どものためにあるっていうより
親のためにあるみたいになっちゃいます。

もちろん、
わが子には人並みにがんばってほしいのが母心です。
みんながしている宿題をせずに
出遅れることで今後の人生がしんどくなるような
事態を招くことを避けたいという
子を想う気持ちや、

友達や先生たちの評価など、
『わが子のため』に宿題をして欲しいと
願うわけですが、

わたしの心の中のどこかに
夏休みの宿題を完璧にこなさなければ

親である自分が先生から白い目で見られる
親である自分が恥ずかしい
親である自分がちゃんと子育てできていないと思われる

「親である自分」がどう見られるかという
世間の評価が気になっていることは
間違いありません。

そして、いつの間にやら
宿題は、子どものためのものではなく
親のためのものへと、
その存在意味の軸がズレてしまいます。

そんな状態でいくらママに
「やりなさい!」と言われても

ななちゃんにとって夏休みの宿題は
親のメンツを保つためにあって、
やりたくないけど、
怒られないためにしなければならない
単なる罰ゲームに感じられてしまうでしょう。

頭の中の回路が宿題の本来の目的から
外れてしまっては
子どもはよくも悪くも素直だから
やるわけがないんです。

わたしはつい、
子どもより自分優先になってしまいます。
それじゃいけないって
頭では理解していても、
結局、親がかなり手伝うハメに・・・。

プリント類は、本人が頑張るとしても、
小学生の夏休みの宿題で
難関なのが、自由研究、夏休み新聞、工作、読書感想文
でしょうか・・・。

小学校3年生や4年生に、
自由研究なんかできるわけないんです。
親がテーマを決め、親が道筋を立ててあげなければ
な〜んにも進みません。

いいカッコしたところで!
偉そうに子育て講演したところで!
所詮、これが
小学生親子の現実なんや〜〜〜!!!(笑)

手をかけすぎたらアカンのはわかっているけど、
おだてて、ほめて、
その気にさせて、

昨日ようやくすべての夏休みの宿題が
終わりました。

あーー疲れた・・・。
ななちゃんもがんばったとは思うけど、
一番がんばったのはわたしやで!!!
声を大にして叫ばせてもらうわ!

来年の夏も、宿題がらみのストレスで
苦しむことは目に見えているので、

工作とか自由研究とか、
1年前の今からちょっとずつ
終わらせとこかな・・・

とか。

よからぬ発想が頭の中に浮かんでいる
テキトー母でございます。

いやはや、
難しいですね、子育てって。(^^;;

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