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2018.05.24

NHK密着取材が始まります

読売テレビの撮影が終わり一段落した途端ですが
今日から、助産院ばぶばぶは
NHKの密着撮影が開始されます。

2013年にNHKで放送された特番、
『いのちの話をしよう〜助産師からのメッセージ〜』
は、再放送されるほど大きな反響がありました。

番組を観て、

「いつか自分が妊娠したら
ばぶばぶに行ってみたいと思っていました。
やっと念願かなって来れました!」

というママや

「HISAKOさんを観て衝撃を受け、
自分も助産師になりたいと思ろうと決めたんです」

という助産師さん。

いまだに『いのちの話をしよう』が話題にのぼることがあり、
それだけ多くの人たちに影響を及ぼした
素晴らしい番組だったんだなぁと嬉しく思っています。

『いのちの話をしよう』のあと、わたしは

10人目の出産。
ばぶばぶの移転。
離婚。
人間不信、自己否定。
新しいパートナーとの生活の始まり。
11人目の誕生。
壮絶な思春期育児。
発達障害の子どもとの関わり。

人生のどん底、もう何もかも
投げ出してしまおうと思った苦しい時期を
懸命に生きてきました。

家族の大切さを再確認したり、
自分自身の人生に真剣に向き合ったり
紆余曲折しながらも
ばぶばぶに来てくれるたくさんのママたちの温かさに触れ、
やっとここまで這い上がることができました。

笑顔を絶やさないこと
どんなささやかなことにも感謝の気持ちを
持って接することの素晴らしさ
多様な生き方に対する柔軟な受容と共感力

幸せとは何か。
愛情とは何か。
生きるとはどういうことか。

深くさまざまなことを考え抜いた数年でした。

わたしという人間が規格外だからでしょうか。
ばぶばぶは、
いつしか単なる母乳育児支援の助産院という枠を超えて、
ママたちの憩いの場だったり、
人生相談の場として
一風変わった助産院に成長していきました。

弱いところも、醜いところも、
全部さらけ出してくれるママたち。
号泣してハグを求めてくるママたち。

自身が辛い経験をしたことで、
わたしは確実に『いのちの話をしよう』が放送された5年前より
器の大きな助産師に、懐の深い人間に
成長したと自負しています。

あの時、テレビの前で語っていた『いのち』。
当時わたしには9人の子どもたちがいました。

「今ここに生きていることがどんなに素晴らしいことか」

いのちの授業や、日々の仕事、
子だくさんのプライベート、
そんな中で、自分なりの「いのち」を感じてはいました。

例えば流産など、悲しいできごとや些細なストレスや悩み、
人並みに抱えることはあるものの、

当時のわたしは
「消えてなくなってしまいたい衝動」
「自我が崩壊してしまうかもしれない恐怖」

そういう壮絶なレベルの辛さを
経験したことがないまま、
お花畑のようにフワフワと30代を生きてきました。

生死に関わるほどの苦悩を知らないからこそ
堂々と胸を張って前だけを向くことができたのです。
本当の苦労を知らない、薄っぺらくておめでたい
当時のわたしでした。

「死にたい」と漏らす中高生の気持ちや
過酷な環境で風前の灯のような
子育てしているママの気持ちの本質など、
理解できるはずもなかったと今は思います・・・。

理解しよう、としていました。
でも実際には「知ったつもり」になっているにすぎず、
きれいごとだったと思います。

辛いこと、苦しいことは経験しないに越したことは
ないのかもしれないけど、

経験したからこそ、学べることや、
豊かになれることというのは確実にあって、

わたしはこの5年で、失敗も、間違いも、
すべてをなかったことにするのではなく、
しっかり受け止めて、
これからの人生の糧にしていきたいと考えています。

絶対幸せになろう!
ならなくちゃいけない!

と思っています!!

たくさんのママたちに。
子どもたちに。

わたしが体当たりで学んだことを伝えていきたいです。

それが自分の使命だと、
本当の意味で今、わたしは地に足をつけて
しっかりと前を見据えて歩き出しています。

渦中にいた時期にも、メディアからのオファーは
しょっちゅうありましたが、
繊細な部分を異なったニュアンスで
伝えられてしまうのが恐ろしくて
メディア露出に対して気持ちがついていかず、
片っ端からお断りさせてもらっていました。

NHKが、驚くほど誠実に取材をしてくださることは
過去の経験から知っています。
番組制作に際して、心に土足で踏み込むようなことは決してなく、
丁寧に丁寧に、寄り添いつつ撮影してくださることを
知っています。

このタイミングで
5年ぶりにNHKからオファーがあったのは
何か意味があるのかもしれないと感じています。

深く深く掘り下げて撮影されるだけに、
取材期間も長くなります。
自然体で数ヶ月の密着・・・と言っても、
取材される側としては、必然的に、どう頑張っても、
想像以上に疲れる毎日が待っていることも
経験上、予測できています。

でもきっと、じっくり取材期間を持つからこそ、
わたしの伝えたいことを
しっかり掴んでくださると信じています。

目には見えない、姿のない
実態のない「いのち」や「人の温かさ」、
子育ての「影」を、いかにして「光」に変えていくのか。
また、その光に気づくための方法。

番組を通じて、視覚、聴覚、そして心で
少しでも身近に感じ、与えられて生かされているありがたさを
考えるためのきっかけとなれば
嬉しいなぁと思います。

まだ番組枠も未定ですが、
8月下旬から9月上旬のオンエアを目指して、

今日からしばらく、助産院ばぶばぶには
NHKのカメラが入ります。

来院されるママたちには、
インタビューに協力していただくことも
あるかもしれません。

もちろん、強制ではありませんので
カメラNGの方は遠慮なくお申し出くださいね。

NHK again!

みなさま、よろしくお願いいたします!

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