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2016.11.09

母乳育児はがんばりすぎたら負けやねんで

あなたのもとに生まれてきてくれた大切な子ども。

その愛おしい存在のためならば、
自己犠牲もいとわない、
とさえママたちは意気込みます。

でも・・・
本音は疲れてしまうことだってありますよね。

母乳育児はマラソンのようなもの。
長く続く道です。
ママの都合で断乳することがなければ、
たいていの子は1歳半以上まで飲み続けます。

その長く続くレースを、
途中で棄権してしまってはもったいないし、
苦しい思いだけに苛まれながら
ゴールを目指すのも本末転倒です。
母乳育児は楽しくなくっちゃね!

出産を終えたママたちを
待ち構えているのは授乳生活です。

母乳、ミルク、混合・・・
赤ちゃんにとっての命づな、
「どんなふうに進めていくべきなのか?」
「ほんとにこれでいいのか?」

赤ちゃんとママの個性によって、
十人十色の栄養法があり
決してみんな同じではないのですが、
おっぱいのこと、ミルクのことは
ママにとって最大の関心事ですよね。

赤ちゃんは
3時間ごとに母乳を飲ませたら、
あとは1日のほとんどを眠って過ごしている・・・
と思っている新米ママは多いです。

ところがドッコイ!
実際の母乳育児のスタートは、
そう穏やかな航海ではありません。

なんで寝ないの?
全然飲めていないんだけど?
赤ちゃん体重増えてない!
乳頭から出血!!

「こんなはずでは」の連続ですね。

母乳にもミルクにも、
それぞれのよさがあります。
母乳育児は目くじら立てて
がんばる必要はありません。
マイペースにゆるゆると。

ポイントさえ押さえておけば、
赤ちゃんはよく飲み、
よく寝てスクスク成長してくれます。

乳腺炎などの乳房トラブルも最小限に
ムリなく子育てと日々の生活を両立できますように

完全母乳じゃなきゃママ失格だとか、
ミルク育児をしていると
肩身がせまいとか、

そんなこと、
ほんとはどうだっていいのに!

って思います。

だって、
赤ちゃんがママに求めているのは、
完全母乳であることが
最優先ではないから。

彼らがママに、
一番求めていること。

それは、
どんな栄養法で育てていようとも
ママが笑顔であること。
赤ちゃんといることが
幸せって感じられること。

それに尽きます。

ちなみに、
先月生まれたわたしの11人目ちゃんは眠り姫でした。
おっぱいくわえたら即、白目むいて寝!!
ぜんぜんやる気なし。

飲まずに寝てばかりのおかげでズンズン減っていった体重は、
生後2週間目の健診で、
ようやく出生体重に戻るというスローペースぶり。

一般的に、1ヶ月健診では、
小児科では出生時より1kg増えてほしいと言います。
(1kgっていう数字はなんの根拠もないし、
出どころ不明だけどね〜)

あと2週間で1kg増やすなんて、至難の技!
ってゆーか
無理やんかいさ!!

のんびりやっていけば、彼女なりのペースで
体重は増えていくことはわかっていたけれど、
ちょっと助けてあげましょか〜ってことで、
ミルクもちょこちょこ足しながら、
昨日、1ヶ月健診。
楽々飲めちゃう哺乳瓶のおかげで
まぁまぁ許せる範囲の体重増加。
よかったよかった。

このように。
母乳育児支援のプロである助産師の子育ては、
肩ひじを張りません。
極端なこだわりも持ちません。
ゆるく、力を抜いて
必要なときにはミルク補足もアリなんです^ ^

「助産師さんでもうまくいかないことあるんだ〜!」

と、ばぶばぶに来られるママたちは
妙な安心感に包まれるようです。

赤信号、みんなで渡ればこわくない。

ですかね?(笑)

そうですよ〜。
11人目だって、
「こんなパターンは初やんか!」
ということがあるわけで。

毎回違う赤ちゃんの個性。
毎回違うママの気持ち、体調。
毎回違う環境。

知らんことだらけ、初だらけだからこそ
子育ておもろいねん!

というわけで。
今日も、極端に母乳育児にこだわるママが
来院されましたが、

母乳、ミルク、どちらを選択しても
ママが自信を持って胸を張って
堂々と子育てができるように・・・。

子育てでもっとも重要なこと。
見失ってはいけないこと。
本当にこだわるべきこと。

その軸がズレてしまわないように。
世間の風潮に流されないように。

平等な視点で、自分の子育てに
今いちど、向き合ってくださいね!

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