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2016.11.30

苦手な人

世の中には同じ顔、
同じ考え方の人は1人もいません。

公園、幼稚園、学校関係、近所のママ友・・・
いろんな考え方、
価値観のママがいますよね。

自分の育児観、人生観と
違う考え方を持つ相手に出会うと
その人に苦手意識を持ってしまったり
「嫌い」って感情が
湧きあがってくることがあります。

自分の価値観と違うということは
自分の価値観をことごとく
否定してくれる相手なので、

「嫌い〜!」って感じても自然なことだと
思うんです。

好きになれないモンはしょうがないです。
だって、それはあなたがあなたであるために
必要な感性なのだから。

実はわたしにも
そういう相手がいました。

嫌いなのに、その人から目が離せないんです。
不思議になぜか気になる・・・
夢にも現れるぐらい。

その人の考え方が
わたしの人生観とは微妙にズレて感じられて
なんだか無性に腹が立ってイライラ・・・

みんな違って当たり前なのにね。

嫌いなのに気になってしまう心理を
ヨガセラピストの友人に聞いてみました。

結局、興味があって目が離せないのは
「好き」となんら変わらないんだよ。

指摘され

絶対ちがう!
好きじゃないー!!
めっちゃ嫌い!

首を横に振りまくったわたしでしたが

冷静に考えてみて
わたしが苦手なその人は
わたしがしたくてもできないことや
わたしが欲しいんだけど手に入らないものを
持っている人なのかもしれないって
気づきました。

さらにセラピストの友人に
こう言われました。

『ひとりの人間にひとつの人格』
という考え方をやめてごらんよ。

みんな多重人格。
シチュエーションの数だけ
人格があるって考えてみます。

それらが、出会う人や場所に応じて、
入れ替わり立ち替わり
出たり入ったりしているんだ、と考えます。

そういうたくさんある人格のうち、
たまたま、自分はその人の嫌な人格に
出会っちゃってるだけなんです。

「ひとりの人間にひとつの人格」
という発想を捨てると、

全部好きでなくちゃ
いけないわけじゃないし、
ずっと好きでいなくちゃいけないわけでもないって
思えてきます。

嫌いな部分はあっていいんです。
嫌いな期間があったっていい。

波長がずれる時期だってあるでしょうしね。

ばぶばぶに通院しているママたちと
話していて

案外多いのが

今のダンナは第一印象はあまりよくなかった

出会ったときはどちらかというと
嫌いなタイプだった

という話。

嫌いな人からわかることって
山のようにありますよね。
「あの人嫌い!」で終らせるのもいいのですが、
苦手な人を通じて
それを実験台に、自分と徹底的に向き合ってみると
自分の中に認めたくないドロドロしたものが出てきたり、
自分が大切にしている価値観が
ハッキリ見えてきたりするのかもしれません。

で、結局は
嫌いだったはずの男性が
気づけば人生のパートナーになっていた・・・と。

なるほどね〜
ヨガセラピストの友人の理論は
まさにコレですね。

自分というのはなかなか
客観的に見れないものです。
嫌いな人を相手に自己分析したら
すごいことがわかりそう。

そんなことに気づいてから
わたしは最近、
自分のことを知るために、
苦手なのに気になる人を相手に
ときどき自己分析をやってます。

これがなかなかおもしろいんです〜。

ちょっと比重の高いレベルで
悲しいことや辛いことが重なり
自分の心がいっぱいいっぱいのときにも

よく考えてみれば
小さくて些細だけど、
いくつもの笑えることや嬉しいことも

悲しいこと辛いことに紛れて
1日のうちには何度も
起きてきているはずなんです。

けど、心にゆとりがないときには
ポジティブな感情は一瞬感じても
どこかに置いてきてしまって
ネガティブな感情ばかりを
ごっくんと飲み込んでしまいます。

そういうとき、

わたしは苦手な人のことを
あえて思い出します。

嫌いな人のことを嫌いになるより
好きな人のことをもっと好きになることのほうが
楽しいし、気分もよくなります。

そうだ、そうだ!
嫌なことばかりに「思考」という
大きなエネルギーを使う必要はないんだよね。

自分の思考は
案外ちょっとしたことでコントロールできるのかも
しれません。

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