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2016.03.15

ジャガイモの生存戦略。

わが家の畑では
春植えジャガイモ種芋の
植え付けが完了しました。

冬の間、真っ白な霜に覆い尽くされていた畑の
畝のすきま、いたるところから
名もなき小さな草の芽が
次々に顔を出し始めています。

春の緑っていうのは、
どうしてこんなにも
生命感が溢れているのかなぁ。

もうすぐ初夏を迎えれば
さらに緑は盛り上がって、わたしたちに
迫ってくるみたいになります。

田舎暮らしの自宅の目の前は広大な農園、
裏は一面のみかん山が
広がっています。

遠くまで見渡せる緑の空間を前にすると、
解放感が得られ、なんとなく気持ちが
ほっとします。

こういう感覚になるのにも
理由があるのかなぁと思います。

太古の昔、わたしたちがまだサルだった頃、
視界が広ければ襲ってくる肉食獣を
見渡せるうえ、獲物も見つけやすかっただろうし、
緑は水源があることを意味するから
水がないと生きていけない人間は
本能的に緑に安心感を持つのかなぁ・・・って。

哺乳動物としての生きるための本能が
高度な知能を持った「人間」に進化した今も
潜在的に“視野の広い緑”に安心感を
もたらすようにプログラミングされている
のだと思います。

春に咲いた花は
次の春にまた同じように花をつけます。
植物は、移りゆく季節をどのように受け止めて
春を認識しているのでしょうね。

植物のタネのどこかに
それを感知するめっちゃ精密なセンサーが
ついているのかなぁ?

したたかに生きるためには、
記憶された地球や宇宙から送られてくる
情報をうまく利用しなければならないけれど、
植物たちはもしかしたら
情報の発信源であるこの大宇宙と
あうんの仲なのかも?!

植え付けた種芋を
じーっと見ていたら
ただのジャガイモのようで実は、
物言わず人間の知能を
ほくそ笑みながら冷淡に観察し、利用する
ハイレベルな生存策略を持つ
生きものだったりする・・・?

ジャガイモはわたしたちが考える以上に
賢い生きもので、
脳回路を通さず “世界を理解” している!?

とすれば、
動物なんか比べものにならないぐらい
高度な存在なのかもーーー!!!!

じゃあひょっとして、
地球の本当の支配者は、ジャガイモ?!

頭の中が
まるで子どもの空想の世界みたいに
なってきましたぁぁ〜〜!!( ̄▽ ̄)

でも。
思うんですよ。

明るさ・暗さ・時間・日付・季節・寒さ・暑さ
満月・新月・地球の回転・気圧・天気・・・

これらすべての大自然の情報を
きちんと把握して管理する能力がなければ
翌年にまた芽を出すことなんかできません。

植物には脳がないのに、
理想的な形でこの地球上で暮らしています。

この優れた能力をどう理解したらいいのでしょうか。
一粒ずつの小さなタネのどこに
そんな力が隠されているのか・・・?

植物は、植わった場所から一歩も動くことなく
その果実を小鳥などに食べさせたり
虫に花粉を運ばせたりすることによって、
繁殖地を広げていきます。

目もなく、耳もない植物は、
鳥のフンにタネを忍ばせて、
運んでもらうという智慧を
どこで身につけたのでしょう。

植物は太陽の当たる方角に茎を曲げたり
雨や熱を感知して反応したりすることができます。
虫をおびき寄せるための甘い蜜やいい香り、
きれいな外見も彼らの賢さの証です。
しかも虫の種類まで植物は厳密に
選択するわけで、
彼らのしていることは
考えれば考えるほど「すごい!!」

動物がこの世に誕生するずっと以前から、
植物はこの地球上に繁栄していました。
その気の遠くなるような長い時間をかけて、
彼らは “頭脳とは異なる部分” で
ものを考えるように進化したのかもしれませんね。

植物は、動物より圧倒的に
“世界” を知る感度が高いです。
植わっている場所から移動しなくても、
彼らは葉を茂らせることによって、
一定の空間に最大の表面積を実現します。

表面積が広ければ、
それだけ “世界”に接している面を
広げることになるから、

植物は動物以上に、
風の匂いの変化を敏感に知ることができるし、
湿った空気、太陽の光を察知することも
動物よりずっとずっと優れた力を発揮するはずです。

遠くから接近してくる動物たちの気配を、
器官で捉えることもなく、
頭脳を通すこともなく知って、

さらにその動物が、
自分たちに危害を与える相手なのか、
うまく利用できる相手なのかを
判断するわけですよね。

人間はどういうわけか
花を美しいと感じるようにできています。

人間も植物も同じ地球上の生きものなので,
「生きもの同士で共感するところがあるから」
という考え方もできるけど、

もともとは受粉のために花は昆虫や鳥に対して
魅力的な色や形になっているはずだと
思うんです。

無駄なく虫を惹きつける機能が
人間にとっても「美しさ」として映る必要が
あるのかなぁ?

実は人間も
植物の生存戦略のために
「利用してやれ」と視野に入れているのでは?!

植物の花は
人間に「快」の感覚をもたらし,
好んで育てられることで
生息範囲を広げているのかもしれません。

育ててもらうとき人間と接触をして、
そこから何らかの遺伝子情報を
こっそり取得しているのだとすれば・・・

花が美しいのは。
ジャガイモがおいしいのは。

もしかすると
植物の生存戦略のひとつかも知れない!

きゃぁぁ〜〜〜〜!
こわいーーーーーー。

これからしばらく、
春植えの苗や種と
接することが増えます。

地球の支配者
ジャガイモさまに敬意を払い、
大切に扱わせていただき

そして感謝をもって
収穫させていただきたいと思います。

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