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2020.05.06

【妊娠報告】12人目の赤ちゃんがおなかにいます!(2)

昨年、長女が出産し、
わたしには孫もできました。

男性は60歳になっても生殖能力がありますが
女性はそういうわけにはいきません。
タイムリミットは多く見積もっても45歳が限界でしょう。

それはなぜなのか。

いのちは、いつの時代にも循環しています。
次の世代が成長し、
出産適齢期を迎えたとき、
若い世代の妊娠出産子育てを側で支えていく
役回りの女性が必要です。

いつまでも受胎能力が継続されていたら
娘の出産を手伝うことができません。
孫の子育てにも力を貸すことができません。

だから神様は、
女性の妊娠可能年数に区切りをつけたのでは
ないかと。

なるほど。
うまくできているのですね。

赤ちゃんええなぁ〜
うらやましいなぁ〜

若い新米ママを横目に
ブツブツつぶやきながら46歳になりました。

たぶん自分の人生で
再び妊婦になることはもうないだろうことを
受け入れた途端の
「まさか」の自然妊娠でした。

1年半前の不妊治療では
自らの卵巣で育んだ卵子たち、
顕微鏡で人工的に受精させた受精卵、
分割し始めた初期胚、
着床寸前まで細かく分割した胚盤胞、

この目でしっかりその姿を
見届けてきました。

「妊娠」って簡単に言うけど、

精子と卵子が出会うことも奇跡だし、
受精卵になったとしても
左右対称にキレイな細胞分裂をしながら進んでいくことも、
ベストタイミングで子宮内膜に着床する神秘的な過程も

自然界の織りなす生命誕生のすべての工程が
神業以外のなにものでもないことを
改めて実感してきました。

医療の手を借りても
叶うことがなかった段階に
自然の力だけで到達できたことが信じられません。

嬉しかったです・・・が、
46歳の流産率は70%にも及びます。
10人中7人は流産に終わる計算です。

ダメで当然。

もしも順調に育ったなら、ミラクル!

3月半ば(妊娠5w)
つわりが始まりました。

11人に授乳してショボショボのおっぱいが(笑)
パーンと張りを取り戻し(久しぶりに見た〜)
痛い・・・

46歳の体内で、
「まさか」が起き始めている、
いくつもの〝しるし〟。

体調の変化とともに、
3月半ばから大阪のばぶばぶは
閉院に向けて満員御礼、
診察予約が取れない状況になっていきました。

診察外でも、たくさんのママたちが
お別れに来てくださいます。

休憩まったくナシ。
トイレに行く暇もナシ。

コロナの爆発的感染が蔓延する直前だったので
たくさんのママがコロナを気にしつつも
ばぶばぶは連日大にぎわいでした。

3月25日の診察最終日まで
果たして体がもつかどうか・・・
それだけが不安でした。

「11人も産んでるHISAKOさんは
つわりがないんでしょ?」

よく質問されますが、

つわりは毎回、適度にあります。
何度も吐くということはないですが
常に船酔い状態で気分が優れません。

できれば寝ていたい・・・です。

ですが、閉院間近の助産院ばぶばぶ、
そんなこと言ってる場合じゃありません。

『妊娠悪阻』という
病的なレベルじゃなければ
つわりは病気じゃないと自分を奮い立たせ、

気合いで、最後の最後まで
笑顔を絶やさずテンション落とすことなく
全力でママたちに向かい合う!

絶対、誰にも変調を気づかれることなく
気を遣わせることなくやり遂げる!

そう誓いました。

体育会系です。
自分には強いんです。

『最大の敵は自分』

スポーツの世界で、
いつも自分という敵と戦って生きてきました。

妊娠7w、つわりとともに
引っ越し荷造り。

しかも移住密着テレビ取材開始で
もれなく元気な笑顔プリーズです。(^◇^;)

妊娠8w、つわりとともに
沖縄引っ越し。

しかもテレビロケ継続中につき
ありたけのパワフルHISAKOさんカモーンです。(^◇^;)

正直、かなりしんどくて
作り笑いもギリギリでしたが、
よくがんばった、わたし。

子宮外妊娠ということもあるかもしれないし、
なるべく早く受診すべきなのは重々わかっていましたが
産院デビューは沖縄になりました。

妊娠9wでようやく初受診。

流産に終わるときの妊娠初期の感覚
順調に育つときの妊娠初期の感覚

というのがあって、
だいたい体調でわかります。

力強い心拍。

わたしの中に、小さないのちが
一生懸命に生きていました・・・!

「新聞に載ってた助産師さんだよね」
「ブログ読んでます!」

沖縄の産院でも
面割れでした。

「まさか」沖縄で
母子手帳をもらうことになるなんて
思ってもみませんでしたが

「え、うそ?ばぶばぶのHISAKOさん?」

保健師さんも
わたしのことをご存知でした。

沖縄といえども日本です。
母子関係業界は狭いですね。(^_^;)

現在、妊娠13w。
つわりなのか、妊娠中特有の疲れやすさなのか
なんかもうようわかりませんが、
1日中ダルイです・・・。

普段、あまり「しんどい」と感じることがないので
しんどい状態に免疫がないというかなんというか。

毎回のことながら、
妊娠中のしんどさは、ほんまにしんどい。(そのまんまやん)

妊娠はめでたいことです。
でも、お祭り騒ぎしてちゃいけません。

この先も、最大の課題は
わたしの年齢です。

流産の危険性をクリアしても
次に立ちはだかるのは
先天性染色体異常のリスク。

発症率は
20代、30代と比較すると
目をつぶりたくなるような驚く数字・・・

妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、
切迫早産など
妊娠中の合併症発症リスクもハンパありません。

「まさか」はネガティブな方向にも
起こり得るって、よく知ってます・・・

大きな覚悟を持って、何が起きても淡々と
受け入れ、冷静に判断し、
一歩ずつ進んでいこうと思います。

助産師として、さまざまな背景のもと
さまざまな状態で生まれてきた
赤ちゃんたちとその家族をたくさん見てきました。

笑顔も涙も見てきました。

彼らが教えてくれた大切なコト、
そしてきれいごとではない現実・・・

いろいろ考えた上で
出生前診断は受けないことにしました。

順調に経過すれば
今年11月はじめ頃

12人目の赤ちゃんが誕生します・・・♡

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