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2020.07.09

妊婦健診、一刀両断されちゃいました!

今日は妊娠22w4d健診でした。

沖縄の産婦人科事情を
まったく知らないまま
4月の初め
とりあえず飛び込んだ
1軒目の産院は
助産観が合わなくて断念。

2軒目。
るで助産院のような
ナチュラル志向の産婦人科クリニック。

木の香り
畳のスペース
病院の雰囲気を感じさせない空間でした。

一般的に産科医は
周産期医療の1分1秒の判断を迫られるような
緊迫した状況を多数経験しているので

必要時に必要な医療介入のもと
安全無事に出産を終えることを
最大目的とする考えを持って
業務に当たられている
医師が多いように思います。

順調に進めばお産は幸せなことだし、
赤ちゃんには『生まれる力』があり、
産婦さんには『産む力』があります。

それは紛れもない事実です。

ですがそれは、
〝たまたま〟さまざまな好条件が重なって
うまくいっただけのこと。

産む力、生まれる力はあれど、
いつの時代にもお産は命がけです。

いつなんどき何が起こるかわからない、
それが妊娠出産なのです。

「産む力」「生まれる力」
精神論だけがクローズアップされ、
スマートまとめられるのは
理想論のきれいごとです。

適切な医療介入があるからこそ
日本の周産期死亡率は
世界トップレベルで
低いという事実があります。

お産の恐ろしさを知っているからこそ
医療介入を避け自然に任せるお産を
極端に
推奨する考え方には
どちらかというと否定的な方向の
産科医が多い印象です。

そんな多くの産科医の価値観のもと、

わたしは46歳。(高齢ハイリスク)
12人目の出産。(多産婦ハイリスク)

自然派クリニックの助産方針としては
代替医療なども取り入れながら、
なるべく医療介入せずに分娩を終えることを
目指しておられるに違いないだろうから

わざわざこんなハイリスク妊婦
受け入れたくないよな~(^_^;)
ぜったい迷惑やろなぁ・・・

妊婦の立場というより
助産師の立場で
ハイリスク妊婦を受け入れる
スタッフの気持ちを考えると
後ろめたさいっぱいの初受診でした。

でも、わたしの遠慮をよそに

「お産は家族みんなで迎えるもの。
その上で、安全第一、
的確な医療的診断のもと、
あなたにとってすばらしいお産にしましょうね!」

3ヶ月前、産科医の力強い言葉で
ここで産むことを決めたのでした。

仮に妊娠経過が順調だったとしても
何度も伸び縮みを繰り返している
多産婦の子宮筋は
確実に疲労しています。

お産そのものがスムーズだったとしても
産後2時間(分娩第4期)に
子宮復古不全が起こり
大出血するリスクがあるんです。

妊娠中に貧血があると
さらに出血量が増えることも
よく知っているから
血液検査の値に関係なく
妊娠初期から継続的に自主的に
ヘム鉄サプリで
貧血予防対策をし、

高齢ゆえに起こりやすい
妊娠中の合併症リスクを回避するため、
日々の生活では自己健康管理を徹底し、

極力、産院に迷惑をおかけしないように
妊娠6ヶ月の今日までがんばってきました。

・・・ところがドッコイですよ!

今日の健診で

「あのね、HISAKOさん・・・
うちの病院では
大出血したときに
輸血対応ができないから
やっぱり大きな病院で産んだほうがいいと思う」

と言われてしまいました。(T . T)

事実上の受け入れ拒否^^;

そうよね、うん。
そんなこと最初からわかってたから大丈夫。

幸いにも22w現在、
赤ちゃんはとても順調。
母体に問題もない。
妊娠経過になにひとつ
困ったことは起きていません。

それが今のすべて!!

どこで産もうと、
どんなお産になろうと12人目は最高の思い出です。

だから、気持ちを切り替えて
こんなわたしを受け入れてくれる
大きな病院に転院します!

次回の健診、
沖縄3軒目です。(笑)

『経験こそが学びなり』

前向きに考えると
再びの新規開拓が楽しみです。

さぁどんな出会い、
どんな発見が待ち受けているのでしょうか?!

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