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2016.10.11

本気モード!赤富士

出産直前
10月6日のブログで宣言しましたが、
子宝のジンクス、
『陣痛中の妊婦が描く赤富士』
描きました!

今回は本楽的なお産が始まるまでに
1日だけ入院期間がありました。

たいした子宮収縮でもなく
夜もぐっすり眠れる程度だったので
時間もゆとりもたっぷりありました。

そのおかげでゆっくりじっくり、
赤富士に向かい合うことができました!

この絵が
たくさんの女性の力となりますように・・
子宝に導いてくださいますように・・・

祈りながら、願いながら
心を込めて丁寧に描き進めていきました。

一般的に伝えられているジンクスとしては、
陣痛中の妊婦が描く赤富士は
たとえペンで殴り描きでも、一筆描きでも
メモ用紙をちぎって描いた即席モノでさえ
ご利益があるらしいです。

そうは言われても、
助産師HISAKO的には
納得いかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!(≧∇≦)

仕事柄、不妊で悩む女性たちには
毎日のように関わります。

こんなに欲しいと願っているのに
なかなか授からないのは、
自分の行いが悪いから?

自分は女性として価値のない人間なのでは?

妊娠しないのは誰のせい?

知り合いからの妊娠報告、出産報告に
敗者の涙を流してしまう自分って
最悪だ・・・

など

精神的にも肉体的にも追い詰められ
「人の価値」を見失ってしまうのが
不妊が抱える大きな闇のひとつです。

その人の人生をも左右する本当に重大な問題・・・
神様は不公平だ!って
身にしみて思うし、
落ち込み涙ぐむ彼女たちを見ていると
どうにかしてあげられないのかと
やきもきします。

そして、新しいいのちの芽生え、
誕生がどんなに素敵なことなのかも
わたしはよく知っています。

だからこそ!

片手間にパパっとカップラーメンみたいに
描いちゃうような赤富士からは
なんのパワーも、なんの光も感じません。

描くからには本気。
持っている創造力のすべてを
使い果たして描かないと!

この赤富士をプレゼントする
相手の心に寄り添って、
ありったけの想いを込めて描けば
その赤富士は輝きを放ち、
びっくりするような力を発揮して
たくさんの子宝を連れてきてくれるはずだと
信じています。

「凝りすぎだって〜!」と言われようと、
色鉛筆を持ち替えるたびに
赤富士依頼者であるTさんの
可愛らしい笑顔を思い浮かべ、

赤ちゃんを望むすべての女性たちのおなかに
光が差し込むことをイメージしながら
黙々と色紙に向かいました。

子宮収縮の波。
わたしの身体と心に共鳴してくる「命の力」
分娩監視装置から聞こえる赤ちゃんの心音、
胎動・・・
窓の外の青空、風に揺れる緑、
秋の木漏れ日、流れていくウロコ雲・・・

見たもの、聴いたもの、嗅いだもの、
触った感覚、心が感じるもの・・・

わたしの五感を刺激する
すべての情報を絡み合わせていくと
そこから無限の創造力、豊かな比喩が
ウワ〜〜っと浮かんできます。
複数の感覚が互いに重なり合って
色となり、それがそのまま絵に表現されていく感じ。

本来分かれているはずの、
ある感覚と別の感覚とが
連動して感じられる能力を「共感覚」というそうです。
どうやらわたしは、
その能力を持っているらしい・・・。

絵を描くこと
文章を書くことは
子どもの頃から大好きでした。

ごはんを食べることも忘れるぐらい、
描き(書き)始めると没頭してしまいます。

「才能があっていいね〜」
と、言われるけど、

生まれつきの遺伝的な能力?

いえいえ、単に
『好きこそモノの上手なれ』の要素も
大きいと思います。

「環境によって誰でも成功できる」
という考え方のほうが
多くの人に夢を与えてくれて
ポジティブだしね!

「先天的な才能」で片付けられてしまえば
それってなんか、
まるで成功が約束されているのは
一部の選ばれた人だけ、というニュアンスがあって
とてもネガティブ〜(ー ー;)

確かに、芸術家やアーティストの創造性は
間違いなく一部、
先天的な要素が関わっているのは
悔しいけれど否定できません。
かといって、才能だけでもダメだし、
そこに努力も必要ですよね。

「努力すればなんでも実現できるんだよ!」
は、非現実的な夢物語、

そして
「人生は才能一辺倒ではないんだゾ!」
とも思います。

絵は、本質的に言えば
順位づけしたり、
優劣を競い合ったりするものではないですよね。

描いた赤富士が
他の人から高く評価されるかどうか、
高い技術を持っているかどうか、
なんてことは
どうでもいいんです。

大事なのは、赤富士を
必要とされている女性の心に共感し、
力になりたいと思うこと!

そうすれば、メモをちぎって・・・
なんて適当なことには絶対ならないし、
心を込めて本気で赤富士に向かい合えば
絵に魂が宿ります。

ただ「頼まれたから」って
義務でチャチャっと手を動かして
描く赤富士なんか
なんのご利益もない気がします。
そこにはなんの気持ちも
吹き込まれていないから。

わたしたちはみんな、
一人ひとりに美しい才能を持ち合わせています。
共感覚がなくとも、
相手のためを想って描く絵なら、
それぞれの才能が表れた
すばらしい絵になります。

ある人の才能は、
万人に好まれる人当たりのいい絵を生み出し、
別の人の才能は、
少数の人に大きな感動を与える
個性的な絵を生み出します。

わたしたちはだれでも
自分の才能を活かして絵を楽しむことができるし、
自由奔放に世界を広げることができます。

だから、
ベビ待ちの女性から
「赤富士描いてほしい」とお願いされた妊婦さんは

出産までの間に

さまざまな風景を楽しみ、
五感を磨き、
おなかの赤ちゃんからの声やサインに
感覚を委ね、

そしてなによりも
赤ちゃんを授かった奇跡に
心から感謝をし、
それが当たり前のことだとは思わず

感受性豊かな妊娠中だからこそ
自分以外の周りの人たちの
デリケートな心を思い遣る人間性を
磨く絶好のチャンス。

そんなことから始めてみましょう。

赤富士
描くかぎりは贈る相手に想いをこめて。

絵を描くことを楽しむ道
妊娠出産を経験することの可能性は
すべての人に開かれているから・・・(^ ^)

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