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2020.06.04

子育ての向き、不向き

2歳と10ヶ月の年子、2人の男の子のママ。
不妊治療の末に2人の子どもに恵まれました。

以下、いただいたメッセージです。

  ↓↓↓
子どもたちのことは「かわいい」です。
子どもがいない生活は耐えられないし、
彼らのためならなんだってできると思っています。

・・・でも
たぶん、思っている〝だけ〟なんだと思います。

口ではキレイゴトを言ってても
実際は子どもたちにイライラして暴言を吐いたり
時には上の子を叩いてしまったり
ヒステリックになってしまうことが多々あります。

そのわたしの態度に、主人がイライラしています。

主人がイライラしてキレてくることに
さらにわたしのイライラが大きくなり
心のどこかで主人を当てにしている自分自身にも
イライラします。

なんでもっと
おおらかに楽しくできないんだろう・・・。

主人に依存するな。
期待するな。
全部自分ですることが当たり前だと思え。

って、日々思います。

8月から仕事にも復帰するし、
家にいる生活で毎日イライラするようなら
職場復帰したら私は我慢していけるのか
不安しかないです。

なのに私は、3人目が欲しいという気持ちが
捨てられません。

やっぱり主人が言うように、
私は3人目を諦めたほうがいいですよね?
私は子育てに向いていないですよね?

どうしたら楽しく仕事、家事、育児が
できるようになりますか?
   ↑↑↑

「あ〜〜わかるーーーー!」

っていうたくさんの声が
あちこちから聞こえてきそうです。^ ^

子育てには、向き不向きなんてないよ、って
言ってあげたいのは山々ですが、

ごめん、ぶっちゃけ
「ある」と思うんですよね・・・(T_T)

子どもが好きな人が、必ずしも
子育てに向いているとは限らないし、

子育てに向いている人が
女性として立派な人とも言えません。
そして、子ども目線で生きられることが
幸せをつかむ女性の基準でもないと思っています。

世間一般的に『いいママ』と言われるのは
自分の感情に蓋をして
わが子のために人生を投げ出すことができる人、
なのかもしれません。

出産した途端に、
あなたはママになったのだから
24時間、365日
自分らしさを封印せよ。
ひたすら我慢し、妥協し続けよ。

・・・って(^_^;)

それを苦なくできちゃう人って
世の中にどれだけいるんでしょうか?

わたしは子どもが好きで、
小児科病棟勤務もしたし、助産師にもなりました。
子だくさんを夢見て歩んできました。

だけど、
頑張ればがんばるほど
それなりの成果が出る仕事とは違って、

〝人間を育てていく〟っていう仕事は
想像以上に思い通りにいかないことばかりでした。

なんで・・・?
はぁ?
意味がわからん・・・

わたしがよかれと思って子どものためにしたことも、
彼らにはまったく響かず
伝わりません。

人生歴の短い子どもとの毎日に
結果なんか出ないよ〜
出なくてふつう。
って心から割り切れるようになったのは
つい最近のことです。

その事実を受け入れ
そういうもんだと理解できるようになるには
子育て歴、最低でも15年を超えないと
難しいんじゃないかと思ったりもします。

ママ歴たった数年で
子育てにやりがいを感じられないのは
当たり前のことです。

夢も希望も打ち砕かれてばかりで、
直球で自分の無力さを突きつけられて
心が折れそうにならないわけがない!

短い期間限定なら
世間体を気にして「できたママ」を演技できたとしても

子育ては長いです・・・

自分のやりたいことや想いにブレーキを踏む生活が
延々と続いていくわけですから
ママの心身のどこかに歪みが出てきても
なんの不思議もないですよね。

わたしは、ずっと
がんばっていることを
誰かに認めてもらいたかったです。

うまくできているかどうかは別にして
精一杯がんばっているだけの「成果」と
「承認」がほしかった・・・。

子どもが
ママの期待に沿って『よい子』に育っていくこと、
その成果を期待しては
裏切られてイライラする自分がいました。

そして、承認。

欲しかったのは、
「がんばってくれてありがとう」
っていう、パパの言葉でした。

『できたママ」であることを
がんばればがんばるほど
その歪みを子どもたちや旦那さんにぶつけ、
自分基準で期待しては勝手に傷つくという
悪循環を繰り返していました。

こんなに一生懸命やってるのに、
なぜ子どもは成果を出してくれず、
パパは承認してくれないのか・・・

そんな子どもとの毎日はため息を呼び、
温かい言葉どころか
家庭人としてママの思うレベルの協力も至らず
見てるだけでイラつくパパ・・・

っていうことになるわけで。(^_^;)

いい人を演じ続けられる人、
自分のやりたいことがまったくない人は
『無』になれるから
子育てに向いてるんだろうなぁって思うのですが、

わたしが今まで関わってきたたくさんのママたちで
そこに該当する人はいませんでした。

ってことは!

子育てに向いてるママなんて
この世にはおらへんねん〜!(笑)

だから、子育てに向いていないという理由で
3人目を諦める、っていうのはちょっと違います。

現状でさえ、
こんなにたくさんの葛藤があるのに
もうひとり欲しいっていう気持ちは
どこからくるんだろう。

それは、
理屈でもなんでもなく本能です。

やってもいないのに、
わたしには無理って決めつけるのは違う。

だって今のあなたと
3年後のあなたは、別人ですよ!

人は、子どもも大人も
生きている限り、
さまざまな経験を積めば積むほど成長します。

子どもが増えるからこそ、
子どもとの歴史を重ねるからこそ
実践を積めば積むほど要領もよくなり
ママとして、
あなた自身の生き方として、
本当に大切なコトが見えてくる・・・

そんなこともあるのです。

その域に達するために、
向上心を持って(無意識のね)
3人目を産みたいって思うのかも。

そして、支配下に置くことのできる
子どもという生き物を自分の周りに増やすことで
イライラを緩和させようとする
暗黙の独占欲も隠れているのかもしれません。

・・・それってコワイ、
なんて自分勝手な思考!!

と思うかもしれませんが。

人間なんてさ。
そんなもんでしょ。(笑)

認められたいし、褒められたいし、
がんばっている自分を感じたいんです。

だから、3人目を望む理由は
難しく考えなくていいと思います。

例えばわたしは、
「いいママ」をやっているという優越感を満たそうとあがいて
思うようにいかず、どんどん歪みが大きくなって
パパとの関係までおかしくなって
離婚に追い込まれた大バカ者です。(^◇^;)

そんな経験から学んだのは
子育ては、
うまく息抜きしなければ続かないということ。

「いいママ」を演じたらあかん!
ということ。

逆に意識して
自分の「やりたいこと」にも
注力する努力が必要だということ。

「いいママ」かどうかの評価って、
想像以上に近しい人がしてくるんですよね。
ママ友なんか、その代表例。

みんなやっぱりどこかで「いいママ」になろうと
無理を押してがんばっているから

どこかにゆとりと自由さを感じられるような
輝いくママを見ると

「なんで??」って

無性に腹が立ったり、妬みの気持ちが
噴出してきたりするんですよね。

うん、人間なんてそんなモンよ!(笑)

協力者が少ない家庭のなかで
ずっと「いいママ」をしていると
結局は子どもや旦那にイライラをぶつけることになります。

感情を表面化させず
ぐっと我慢できたとしても
そんなことを繰り返していくうち
ママは心身を壊すことになるでしょう。

子どもたちはそんなママの本当の心を
簡単に見透かしてしまうだろうし、

パパはママから発せられる負のオーラを感じ
夫婦仲にも見えない壁が厚く
膨れ上がっていくでしょう。

それは、めぐりめぐって
子どもたちに悪影響を与えることに
ならないでしょうか。

だからわたしは今、
我慢しすぎて生きることをやめました。

しんどいときは、しんどいねん!っていうし、
いやなときは、いやだ!って主張します。

相手が子どもでも
そんなことは知ったこっちゃない!

おおらかに
自分の感情を表現できる正直なママでありたい。

ママである前に、
ひとりの人間でありたい。

パパと、あうんの呼吸で理解しあえて
なんの不満もない夫婦っていうのも
出会ったことがないです。

みんな多くは語らずとも
いろいろある・・・

『彼になにも期待するな。
依存するな。
全部自分ですることが当たり前だと思え』

本当にな~んもせずに
ただ遊び呆けているパパだったら
願い下げだけど

たぶんよーく考えてみたら

彼は彼なりに家族のために
いろんなことをしてくれていると思うのですが
どうでしょうか?

ただそれは、
ママの思うレベルじゃないかもしれないし、
ママの求める言葉や態度や行動ではないかもしれない。

たとえ旦那でも、わが子でも
ママの物差しで心地よいと感じるままの動きを
してくれる他人など絶対にいません。

まずは、
パパが密かにがんばってくれていることに
意識的に目を向けてみる努力をしてみましょう。

諦めるんじゃなくて
認めるんです。

夫婦関係も、親子関係も
違う価値観、違う思考回路
どんな人間関係においても
その違いを認め合ってこそ、
良好な関係性は保たれるのだと思いますよ。

どこまでが許せる「我慢」なのか、
どこからが行きすぎた「我慢」なのか、

その基準は人によって違うので
比較することはできませんが、

最終的にはあなたにとって
心地よいバランスを見つけるのが一番です。

ただ、
その絶妙なバランスを発見できるまでの
人生の旅はそう簡単ではありませんよ。

わたしは20年近くもかかりました!(長〜っ!)

おおらかな子育てを目指すのではなく
まずは、今の自分に対しておおらかに。

仕事を始めたら24時間子どもと一緒ではなくなるので
時間的には忙しくなるものの
心理的にはリフレッシュできます。

家庭人ではない部分の、
忘れかけていた「自分」をもう一度
見つけるいいチャンスになると思います。

そしたら、家の中でも
家族に対する気持ちに変化が現れるかも
しれません。

両立は、慣れるまではもちろんたいへん。
でも、やっているうちに
必ずあなたなりの導線が見えてくるからね。

2歳と10ヶ月の年子。
そんなん、どう考えても今が一番
たいへんなときやんか!

子育てに向いてないのは
わたしも同じやから大丈夫よ〜。

がんばってるね、ママ。

ありがとうね!

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