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2021.08.31

過去2回とも超スピード出産。3人目出産時の注意点は?

もうすぐ第3子を出産予定です。

第1子は予定日3日前、高位破水で入院。
丸1日、陣痛がこず、
次の日の朝から促進剤を点滴しました。

夕方になっても陣痛を感じず、
この日も生まれないと思っていました。

突然なんとなく痛いかな・・・?
と思ったら、
おなかの中で赤ちゃんがギュルンと大きく回転して、
一気に下がってくるような感覚がありました。

それと同時に破水もしたようで
訳もわからず助産師さんを呼びました。

そのときには激しい痛みがあり、
陣痛だとわかりました。

内診してもらうと
すでに頭が出てきているとのことで
急いで車椅子で分娩室に運んでもらい
2回ほどいきむと生まれました。

ナースコールを押してから
10分ぐらいしか経っておらず
あっという間でした。

第2子は、予定日5日前に出産。

1人目のときのこともあったので
「違和感があったら来てね」と言われており、
なんとなく張るかな・・・ぐらいで
病院に行きました。

まだ陣痛らしい陣痛は来ていませんでしたが
念のため入院し、翌日から促進剤を使うことに
なりました。

ですが、1人目のとき同様に
なんの進展もなく
夕食をとりシャワーを済ませ、
部屋に戻って歯磨きしていると

ん?なんとなく痛いかも?

そう思った瞬間に
また一気に下りてくる感覚と激痛が!

車椅子で分娩室へ。
いきむこともなくスルッと生まれてきてくれました。
このときも15分ぐらい。

どちらの出産も短時間の陣痛で会陰切開もなく
体力気力もあり
よいお産だったと思っています。

でもその反面、
陣痛がわからず超スピード出産だと
第3子は家や車中で出産してしまうのでは
ないかとドキドキしています。

こんなに痛みを感じにくく
スピード出産の人はいますか?

難産で大変だった話もよく聞きますが
スピード分娩だからこそ
注意したほうがいいことなどがあれば
教えてください。

↑↑

スムーズにサクサク進行するお産は
一般的に「安産」と呼ばれますが、

あまりにも早すぎて産院まで間に合わず
自宅や車中で産んでしまうほどの
超スピード分娩は「安産」にはカウントされず
『墜落産』と呼ばれます。

子宮頸管が分娩開始前から柔らかくなっていると
陣痛や破水が引き金になって急速に分娩が進行する
ことがあります。

分娩所要時間の平均
初産だと15時間、経産婦だと7~8時間ぐらいであることを
想定すると

産院から示される入院の目安は

・10分間隔以内の定期的な陣痛が来た時
・破水したとき

となりますが、

あくまで分娩所要時間の目安は
平均値であって
3日かかって産む人もいれば
たった1時間のスピード出産の人もいます。

多産婦さん(分娩回数5回以上)で
頸管の進展に年季が入っている場合。

切迫早産や子宮頸管無力症で
妊娠中から頸管が熟化傾向にある場合。

羊水が多めで陣痛や破水が起きた時に
子宮内圧が高まりやすい場合。

このようなケースでは
分娩所要時間が異常に短い
墜落産のリスクが上がると言われています。

分娩所要時間が短いと
ママも赤ちゃんも楽だけど、
短かすぎるのは決して
母子にとって安全なお産とは言えません。

なので事前にリスクがある妊婦は
38wになったら計画分娩を選択し、
墜落産を予防する対処が行われます。

わたしも11人目
超多産につき墜落産のリスクがありました。

臨月に入った途端、健診のたびに

「ちょっとでも違和感あったらすぐ来てよ?」

「外出は産院の近所だけね。
産院まで15分以上かかる場所には絶対行かんといてよ?
わかってるよな?」

「HISAKOさんのお産
スタッフみんな緊張感ハンパないです」

しつこいぐらいに言われてました。(^◇^;)
そんな、いじめないでよ
って感じですが・・・(⌒-⌒; )

助産師なので、
スタッフの気持ちはよくわかります。
墜落産のリスク、弛緩出血のリスク、
超多産の分娩介助を好んでしたい産科スタッフは
いないはずー。

内診所見(子宮頸管の熟化具合)と
NSTの所見を照らし合わせ
知識と想像力を駆使して分娩開始予測・・・

墜落産、危険極まりない院外分娩を避けるため
どこまで待機できるか?

39w0dで陣痛がない状態で
待機入院させられ、翌日から誘発開始。
母子の安全を第一に計画分娩となりました。

さすが11人目、誘発開始からまもなく
いい感じに張ってきて(でも痛みはまだない)

主治医が

「今から帝王切開に入るからしばらく産むなよ!
空気読めよ!」

と出て行った途端、
・・・パツンッ!と破水。
タイミング悪っ!
産むなって言われたのになんで今やねん。

子宮内圧一気に変わって
先生戻ってくる前に産んでしまいそうな強い子宮収縮が
押し寄せてきましたが

時計見て、
先生あと15分でオペ室から帰ってくるはず・・・と
心の中で計算。

がまんだ、がまんだ・・・
スタッフを焦らせてはいけない。

破水したことをひた隠して
ひたすら絶えました。(言えよって~(^◇^;))

帝王切開を終えて戻ってきた先生に

「実は15分前に破水した!
たぶん今もう全開してる。
今から産むよ!」

とカミングアウトし、

1回だけ20秒間長くいきんで
11人目ちゃんは生まれました。

破水&本格的な陣痛開始から
20分後の出来事でした。

計画分娩にしていなかったら。
自宅で分娩開始を待っていたら。
おそらく産院まで間に合わず
どこかそのへんで産み落としてたでしょうね。

冒頭のママさんも、
おそらく、分娩開始前から(陣痛がないときから)
じわじわと子宮頸管が熟化して
スタンバイオーケーになっていたのでしょう。

そこへ誘発をかけたもんだから
自覚される強い陣痛はないまま
密かに頸管はお薬の力を借りて
ギリッギリのところまで熟化していたのだと
思います。

なので、第1子、第2子ともに
破水した途端、子宮内圧が激変し、
一気に赤ちゃんが下がってくると同時に
本格陣痛開始~!
ということだったのだと思います。

決して、
陣痛に気づかなかったわけではありません。
実際に本格陣痛が発来したのは
破水したところからだったのです。

きっと、骨盤周りの靭帯や筋肉も
柔軟性があって軟産道(子宮頸管、膣、会陰)の
進展もよすぎるほどよい、
そんな体質なんだろうと思います。
よいのか、悪いのか・・・(^◇^;)

できれば、3人目は
わたしの11人目のように
計画分娩にしたほうが安全なのではないかと
思います。

子宮内から子宮外へ。
大きな環境の変化は、
新生児にとっては一世一代の命懸けの作業です。

循環、呼吸、体温・・・安定するまでは
赤ちゃんには医療関係者に丁寧に見守られる権利が
あります。

お産の進み具合によっては、
ときに予測できないハプニングが起こることも
多々あります。

母子の2つの命がかかったお産を
甘く考えることなく
安全なお産を目指してくださいね。

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