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2017.05.17

赤ちゃんはアートマン

昨年、産まれた11人目の赤ちゃんは現在7ヶ月。
この世のものとは思えないぐらい愛しい!

「かわいい」という表現は、しっくりこなくて
『天使が地上に舞い降りた』 とでもいいましょうか・・・。

いわゆる親バカ、 どこのママもみんな、
子どもに対して こんな気持ちでいるのかと思うと、

人生ってええなぁ〜。
人間ってええなぁ〜。

しみじみ思います。

それでもわたし、 実は1人目のときは
「かわいい」よりも「たいへん」の比重が 高かったんです。

「かわいいです、でもね・・・」
「かわいい」の言葉のあとに 否定語が続く感じ。
ただ、目先の子育てにあたふたするばかりでした。

もともと子どもは好きでした。
だから小児科病棟の勤務も希望し 経験しました。
けど、他人の子を見ているのと
自分の子は違っていてカルチャーショック。

これまで仕事の対象だった赤ちゃんや子どもが
プライベートで、四六時中 自分のそばにいるという
現実が違和感で

子どもが好きと思っていたはずなのに
なんだ?この気持ちは。。。?
戸惑ったのと同時に 落ち込んだのを覚えています。

3人目でちょっとゆとりが生まれ、
「かわいい」のあとの「でも・・・」が 出なくなり、

4人目、5人目で 無理せず子どもたちに
向き合えるようになり、
子どものための自己犠牲の感覚が ゼロとなり

6人目で改めて赤ちゃんの持つ 力の偉大さに目覚め、

7人目、8人目、9人目で
さらに自分の中の「なにか」が吹っ切れ、
流れに逆らうことがなくなり、

10人目は自分自身の生き方を
見つめ直す気づきを与えてくれ、

そして・・・
11人目は 産んでみたら天使でした。

11回の出産、子育てを経て
今、赤ちゃんから 素敵な教えをいただく毎日です。

赤ちゃんって本当にすごい。
人の心にこんなにも劇的な変化をもたらすなんて
「いのち」はすごいとしか言えません。

上の子たち10人も 同じように
大切でかわいいんだけど

これだけ産んでなお、
次のステージがあったのか!

わたしの中に、 まだ別人格があったのか!

驚きの連続。

11人目! なんじゃぁ〜〜これは!!!

って、 本気で思います。

小さくてぷにぷにで柔らかくて
いい匂いがして無垢な瞳で
単純にかわいいのは当たり前なんだけど、

彼女を見ていると
わたしがここに生きている意味を
教えてくれる無限の愛に満ち溢れた
次元の違う世界からいらっしゃった
偉大な悟り神のようなイメージが浮かんできます。

自分でも何言ってるんだか
笑ってしまいますが

わたしが産んだ自分の子なのに
「わが子」な気がしません・・・

わたしは
ヨガのインストラクター資格を持っています。

ヨガ哲学を学んでいると必ず出てくる言葉 それは

「ブラフマン」
「アートマン」

「ブラフマン」とは、宇宙を支配する原理。
「アートマン」とは、個人を支配する原理。

両者は繋がっていて同一の存在であり、
それを知ることで永遠の至福に到達するという 考え方で、
古代インドでは 究極の悟りとされています。

難しいですね・・・。
簡単にいうと、
すべての生命、宇宙は同じところから始まっていて
形を変えただけで、
どれもみな、同じエネルギーです。

う〜ん、まだ難しいですね。
この世に存在するもの・・・
つまり万物は、 すべて自分と繋がっている。
だから、 人に対しても、物に対しても
太陽の光や風や土や水、目に見えない空気、
どんなものに対しても 「ありがとう」の心で
接しなければなりません。

自分が生きている上で
お世話になっているすべてに感謝できるようになると
怒り、悲しみ、苦しみから解放され
本当の幸せを得ることができるというのが
ヨガ哲学の悟りです。

彼女の笑顔、彼女の泣き顔、彼女の寝顔に
菩薩のような悟りを見てしまいます。
かといって、 全宇宙を統括するブラフマンではなくて
どっちかというと、個人を支配するアートアン。

彼女は、いつだって「自分が中心」です。
周りに対して良い・悪いの判断もしません。
「今この瞬間」のあるがままを経験して 成長しています。

昨日のことを悩んだり、
明日のことを心配したりもしません。

だから、彼女は 「自分」という「個人」を
支配する 原理の中で生きているアートマンなんです。
(なんとなくわかります?)

わたしは、 泣いたり怒ったり
さまざまな「自分」との葛藤の中に生きています。
心地よい体験に執着もしてしまうし、
嫌悪感や怒り、悲しみ、 さまざまな感情、
偏った考え方に執着してしまいます。

人間として、 「わたし」はまだまだ未熟。
彼女のように、もっとありのままの自分を認め、
今おかれた環境の中の ささやかな幸せを
拾っていかなくちゃなぁ・・・

ヨーギ(ヨガをする人)にとって
この葛藤はとても大きなものだと
日々感じています。

ヨガをすると、調和のとれた
平安で満たされた自分を発見することがありますが、
11人目の赤ちゃんの存在は
わたしの心をヒートバランスを 最上の状態へ安定させるために
この世に舞い降りてくれたわたしの分身、
アートマンのように感じられてなりません。

わたしは、この笑顔のために
生きていると言っても過言ではなくて

この笑顔を見て、
守るために この世に存在しています。

ちょっとへこむことがあっても、
彼女ににっこり笑いかけられたら、
もうすべて浄化される気がします。

ヨガの教えのように
『自分も周りの世界も元はひとつの同じエネルギー』
であったなら、
自分が変われば周りの世界すべてが変わります。

言い換えれば 世界は自分次第で決まり、
自分自身を周りの世界に見ているのです。

わたしが幸せなら、
世界にも幸せが広がっていく・・・ そんな仕組みですね。

外に幸せを求めても、
自分が恐怖や不安で満たされているかぎり
どこにも見つかりません。

探し求める幸せは、
自分の外側にあるのではなく
自分の心の中にある。
幸せも不幸せも自分次第!

周りの世界は、
まるで内面を映し出す合わせ鏡のようです。
意識的であろうと、無意識であろうと、
自分に限界の壁を作ると そ
の限界の中の世界だけが周りに展開してきます。
この限界の大きさが その人の「器」なのかな。

その器が大きければ大きいほど
その人の周りに展開する世界は 大きく可能性も広がります。

そして器をどんどん大きくしていくと
とうとう原型をとどめず
もともとなんだったかも わからないぐらい大きくなり、
とうとう思考が停止します。

思考することとは、
限界を設定すること。

限界の設定をやめてしまえば そのうち、
宇宙に溶け込み、 すべてひとつになってしまいます。

すると「わたし」という限界も消失して
「無私(無我)」の境地に至り、
この「宇宙すべて」に溶け込んでしまいます。
これこそがブラフマンの原理。

生後7ヶ月の彼女は 自分をしっかり見据え、
自分に自信を持って 大自然、宇宙とのつながりに身をゆだね、
「正しい」「間違い」 「よい」「わるい」の
両極の概念を手放せば
不安も恐怖も乗り越えられるんだよ と、
わたしに教えてくれます。

彼女は、常識にとらわれることもなく
自分の人生を楽しんでいます。
世界を救うのは 赤ちゃんです!!

うーん ヨガだぁぁ〜〜〜〜〜!!!

赤ちゃんはアートマンだ〜〜〜〜〜!

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