HISAKOブログ

成功体験の積み重ね(発達障害・なな)

hattatu - 成功体験の積み重ね(発達障害・なな)

発達障害(自閉症スペクトラム症)のある娘、なな。

上の6人の子どもたちと比べて
「なんか変だぞ?」と思ったのは
彼女が1年生のときでした。

3年生で診断を受け、現在5年生。
普通学級と支援学級を行ったり来たりしながら、
毎日マイペースでがんばっています。

ななには、
社会的なコミュニケーションがスムーズにとれないという
特性があります。

とはいえ、見た目はごく普通の子どもですよ。
会話をしても、ごく普通の子ども。
お勉強だって普通にできます。

でも、長時間関わっていくと、
相手の微妙な表情を読んだり、
あえて言葉にしないジェスチャーや仕草、態度から
場の空気を察知する能力が
なんか微妙に不足している・・・?

なんともいえないコミュニケーション上の違和感を
実感できると思います。

ん〜〜なんかちょっと変わった子

そんな感じでしょうか。

定型発達の人なら
無意識で自動的にできてしまう
状況の認知がうまくできないんですよね。

自分の置かれた環境への理解が難しく
想像力にも欠けるので、
見通しが立てることが大の苦手。
近い未来に起こることの予想が立ちにくいのは
本当に疲れることだと思います。

例えば、
わたしは11人産み、育ててきました。

0歳から20歳までの子どもの成長発達の予測が
だいたいつくわけです。

親の関わりが子どもにどんな影響を及ぼすのか。
どんなしつけが最も重要なのか。

先の予測ができるというのは
なんと楽なことでしょうか。

肩の力が抜けた子育ては
イヤイヤ期も、学童ギャング期も
なんのストレスにもなりません。

幼稚園、小学校、中学校、受験・・・

どれをとっても脱力です。
緊張感はまるでナシ。^^;

「子だくさんすごい。私は2人でもいっぱいいっぱい」
などとよく言われますが、

違うよ〜。
先の予測ができない第1子、第2子を育てていらっしゃる
ママのほうがよっぽどスゴイですよ。

予測がつかない。
いちいち不安になる。
どう動いていいかわからない。
自分に自信が持てない。
周囲に影響される。
ストレスが大きくなる。
イライラして子育てがしんどくなる。

きっと、新米ママは
発達障害のななと同じだな、って思います。
同じイヤイヤ期でも
わたしのストレスが1ならば、
新米ママの感じるストレスは100に相当するかも
しれません。

話は逸れましたが、

運動会、遠足、音楽会など
いつもの授業とは違うイレギュラーな学校行事は
定型発達の子にとっては「楽しみ〜!」であることが
多いと思います。

でも、ななは
因果関係の理解困難がじゃまをして
学校行事はいつものペースを乱され、
頭の中がこんがらがってしまうのだと思います。

状況の理解と適応が難しいために
常に精神的緊張状態に置かれる結果、
彼女は些細なきっかけでキレてしまいます。
イライラ感はパニックを引き起こします。

他のみんなみたいに、
適切なタイミングで
相手の心を汲んで話したり、
簡単な言葉で自分の意思を説明することも苦手。

コミュニケーションがうまくとれない状況は
「どうせわたしは・・・」と被害感を生じやすいです。

傷つかないために自分を守らなくちゃいけない!!
その結果、乱暴な行動、攻撃行動、多動性、
衝動性や不注意が見られるようになります。

この攻撃行動が内へ向かえば
自傷行為となります。

今、彼女の体には無数の傷があります。
無意識に爪でカリカリして、
傷つけてしまうんですね。

イライラが内に向いた結果の
典型的な自傷行為。

血が出て、かさぶたになって、ひっかいて・・・
を繰り返すので、痕が残りそう。
女の子なのにね。

でもまあいっかー。
死ぬわけじゃなし。(笑)

また前髪をひっこ抜いて
10本ぐらい束にして結んだものが
部屋の隅に無数に落ちていることもありました。

おかげで、ななの前髪生え際、部分的に
ハゲができています。

でもまあいっかー。
また生えてくるんだし。(笑)

児童精神科の主治医に言われたのは、

「もともと声の高い子は
難なくソプラノで歌えるでしょ。
でも声の低い子がソプラノで歌えと言われたら、
できないことはないかもしれないけど
かなり疲れるよね」

ななちゃんが
学校生活を送るっていうのは、
そういうことだと。

学校における子どもたちの課題っていうのは、
9割の子がそんなに苦労しなくても
こなせるレベルに設定されています。

子どもたちは少しの努力で
成功体験を味わえるようになっています。
何度も成功体験を繰り返すことで
自己肯定感を育み、
チャレンジ精神を養っていくのです。

ですが、1割の
なんらかの特性を持つ子たちにとっては
学校の課題は大きな大きな壁となります。

学校は、

できないことを実感し、
できないことを粗探しし、
できないことを克服する場所ではない。

主治医はそうおっしゃいました。

だから、ななのような発達障害の子に
定型発達の子と同じことを
できるようになってほしいと願うことが
そもそも間違っているのです。

その子、その子のレベルに合わせ、
目標設定を低くして
成功体験を繰り返し味わうこと。

それこそが、将来の生きていく力につながる
大切な考え方だと
アドバイスしてもらいました。

なんか目からウロコ。
これって、発達障害うんぬん
関係ないやんと思いました。

すべての子どもに当てはまる、
すべての大人に当てはまる、
子育ての基本的姿勢ですね。

2学期になってから
朝「学校に行きたくない」と
グズグズする日がチラホラ出てきました。

部屋に閉じこもり、頭から布団をかぶって泣いていたり、
なんとか説得して学校まで連れていっても
校門の前で動かなくなってしまったり、

いきなりキレて校外に裸足のまま
飛び出してしまったり、

声をかけてくれた先生や友達に
殴りかかっていくなど
危険を伴う問題行動が見られるようになりました。

こだわり行動があっても、
生活に支障のないものは
放置してかまわないと思います。

ふらっと授業中に教室を出ていき
階段のところで読書をしてクールダウン
→OK!

授業中に床に寝転んで全く違うことをしている
→OK!

ですが、こだわりのために
学校や家で生活の流れに支障を
きたす場合には治療の対象となります。

こういうの、社会適応障害
っていうんですよね。

攻撃性、多動性、衝動性、興奮などは
環境の理解に困難をきたして
混乱した状態で起きやすく
ときには周りを巻き込んで
人に危害を加えるなど
さまざまなトラブルを引き起こします。

こうなるともう、
心理、教育的な導入さえも困難な状態になり
ママの声も、先生の声も、
なにひとつ耳に入らなくなります。
自分以外の外部からのアプローチには
完全シャットダウン!

基本的に、発達障害の子どもへの対応は
環境整理が一番です。

ですが、それにもかかわらず家庭や学校で
著しい適応障害が見られる、
自己や他者に身体的危険が及ぶ危険性が高いときなどには
お薬を使う選択も出てきます。

今まではななも、
なんとか環境整理という視点から関わってきましたが、

いよいよお薬の力を借りなければ
ならない時期が来た・・・と思いました。

11歳。
思春期に入ろうとする多感な時期です。

ただでさえ、第二次性徴が始まり
ホルモン状態が活発に動き出して
感情のコントロールが難しくなる年齢だから

発達障害を持つななが
その特性をさらに顕著に表し始めるのは
なんの不思議もないのです。

状態が悪化しているのではなく
ある意味、それが彼女の
成長発達なんだなぁ〜。

お薬を飲み始めて2ヶ月。
明らかに不安の軽減が表情に表れ、
突発的で爆発的な行動上の問題を
少なくしてくれています。

ネガティブな体験ではなく
ポジティブな体験を積み重ねることにより
被害的な感情と自己防衛反応から
攻撃的になることが阻止され
自信とともに気持ちの余裕ができ、
人の意見を受け入れやすくなっているかな。

ななを育てていて
確信すること。

それは
彼女の下にいる4人の子どもたちに
成功体験をいっぱいいっぱい
させてあげなければいけないということ。

勉強より大切なこと。

ななはわたしに
当たり前のことなのに盲目になりがちな
子育ての真髄を教えてくれます♡

 

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