HISAKOブログ

ネット情報VSリアル医療現場の情報

net - ネット情報VSリアル医療現場の情報

ネットの普及のおかげで
多くの情報が簡単に手に入る世の中になりました。

わたしも、よくわからない所見については
ネットで調べることもあるし、
そのような情報を発信している張本人でもあります。

妊婦さん、ママたちもみんな
ネットを見ていますよね。

妊娠出産、その後の子育ては
わからないことだらけで
楽しみも不安もたくさんあります。
そんな未知なる先を知るためにも
インターネットは役立つツールです。

その反面、

「ネットに書いてあるのは怖いことばかりで
余計に不安になる」

という声を聞きます。

よく起こることだけじゃなく、
そんなに起こることではないけど
運悪く起きてしまったときには重大な結果に至るものまで

ほんのわずかでも可能性があること、
ほんのわずかでもその原因になること、

全部が記してあるので
とても不安になりますよね。

妊娠出産にまつわる医学的なこと、
子育てに関しての
心理学的・教育学的な理論や方法論は
ネット情報を鵜呑みにしすぎるのは
よくないんじゃないかと思っています。

どうしても

症状=悪い可能性
検査結果=悪い診断
診断名=悪い結論

「悪い」にしか、ならないからです。

ネットに書いてあるリスクは
そういった危険性も想定範囲内ですよ〜って
ことなんですが、

細かいことまで含めると
さまざまなことが起き得るのが妊娠出産。

人それぞれの背景を無視して
ただネットに書いてある情報だけに乗せられてしまうと
総括的に大きく考えた上での
判断や結論にはならず
不安をあおられるだけになります。

産科医ですら、
その所見をどの角度から見るかによって
診断が変わることがあるのに

ネットの情報だけで判断するのは
現実とかけ離れた間違った結論を導いてしまうことも
多々あるでしょう。

ネットを見てしまう気持ちはよくわかりますが、
あなたの背景すべてを考慮して
アドバイスをくれる相手の前向きな意見に
もっと耳を傾けるべきだと思います。

12人目の出産、帝王切開に際し、

手術の同意書
麻酔の同意書
輸血の同意書

研修中の若い先生がベッドサイドに来て
いくつもの同意書について説明してくださいました。

説明っていうか、承諾書に書いてある内容を
流れるように読むだけ。

ふむふむと聞いていましたが、
正直言って、さっぱりわかりませんでした。

わたしは他の妊婦さんたちより少し知識があるので、
先生が何を言わんとしているのか
だいたいのことは把握できましたが、
一般の妊婦さんなら、
宇宙語に聞こえるだろうな~と思いました。

訴訟やトラブル回避のために
手術の前には何枚にもわたる同意書に
サインをします。

それは病院の決まり事だし、
必要なことだからしょうがないんだけど、
ほんの少しでも考えられるリスクは
全部書いてあって、細かすぎて把握しきれませんでした。

麻酔の後遺症として
顔面麻痺が起こることがある、とか
出血が止まらなかったときは子宮摘出、とか

実際、そういうこともあるっちゃーあるわけだけど
滅多にないことでもあって、
命に関わるようなことをサラッと説明・・・というか
紙に書いてある内容をただ棒読みされて
「サインを」をしろって言われても
説明を受けて安心するどころか恐怖ですよね。

いろいろありすぎて、
一番重要なポイントが何なのかも
わからなくなってしまいそうでした。

で、結局

「よくわからないので先生にすべてお任せします」

みたいな話になって、
自分でネットで調べる、ってことになってしまいます。

ホントは産科スタッフは
患者さん本人が「よくわからない」という状況を
作っちゃダメなんですよ。

ネット検索したい気持ちにさせないように
じっくり説明しなければいけないと思うし、
産科スタッフの説明が、ネット情報同様に
恐怖をあおる画一的なものではいけないと
思うんです。

産科のスタッフはいつも忙しそうだし、
理解できるまで時間を割いてもらって
細かく丁寧に説明してもらうのは
なんとなく気が引けてしまうかもしれません。

だけど、妊娠出産に関しては、
とにかく主治医の意見、
助産師の見解をリアルタイムに
しっかり聞くことが重要だと思います。

妊娠出産は1秒ごとに刻々と変化していくので
どう対処すべきか、何が起こり得るか
産科スタッフはいつも悩みながら判断しています。

「産科医だったらなんでもわかるでしょ?」

というのは違っています。

医師も神様ではないので
判断はとても難しく綱渡りです。
いつも想定通りに事が運ぶなんてことは
ありません。

その上で、

今わかっていることはこうで、
それに対してできることはこれで、
この部分についてはわからないので
こうしてみて、その結果で判断し、
こう動く可能性もある

ということを
その都度、現在進行形で
患者さん本人と共有しながら
進めていくのが本来の形だと思います。

よく、わたしのところに

「現在の治療方針が納得いかない、
なぜこの治療をしているのかよくわからない、
これって本当に必要なの?」

「緊急帝王切開になったんだけど
ほんとに経膣分娩はできない状況だったの?」

という類の相談が持ち込まれます。

理解不足が不信感を呼び、
後になって、納得できる材料を見つけようと
ネットで調べてしまい、
さらに不信感が募るという悪循環・・・

それって、
妊婦が医師に丸投げだったり、
医師が妊婦に丁寧な説明をしていないから
起こることだと思うんです。

医師は患者さんが納得できるまで
丁寧に説明すべきだし

患者側も、医師に対して変な気を遣うことなく
とことん納得できるまで
自分の体に今起きていることを
教えてもらう前向きさが必要です。

そうすれば、どんな結果が待っていようが
その医療行為に対して納得できるだろうし、
不信感を持ち後々まで悶々と思い悩むことは
ないだろうと思います。

妊婦さんと一緒に悩み、
対処法を導き出すことはとても大事。
リアルな医療現場の説明が
その人の背景を無視した
単一的なネット情報レベルにならないように。

そして、あなたの背景を配慮せずに
さまざまな「可能性」を網羅してある
ネット情報を鵜呑みにしないように
出産、子育てしましょうね!

 

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